おすすめ本「ひとりでも、君は生きていける。」

こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のＥＸＣＥＬ、ＡＣＣＥＳＳマクロ＆ＶＢＡの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、日常のつぶやき－脇村、今の時代を生き抜くために－脇村、電話占い師の現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。

今回、紹介したい本はひとりでも、君は生きていける。金川顕教(著)です。

これから独立を目指す人、お金や自由を手に入れたい人、自分らしく生きたい人に必ず役立つ、とても貴重な情報が提示されています。ｐ213ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップさせてください。

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ｐ10「一人戦略」は、会社員には必要ないのか？
本書では、僕が、お金や自由、目標達成をどうやって手に入れてきたか、そのベースにあった「一人戦略」を中心に語りつくして行こうと思います。僕の言う「一人」とは、一言で言えば、「自立した個人」であること。主体的に人生を切り開いていけるマインドセットのことです。僕は独立して起業したけれど、「一人戦略」は、会社勤めをしている人にも、お勧めしたいです。会社員を経験して痛感したことですが、企業の中でも、「一人」で自立した生き方は必要不可欠です。会社には「なぜ、こんな無駄なことに自分の時間を割く必要があるのか？」「自分に割り当てられたこの仕事は、本当に企業の利益に貢献できているのか？」そう疑問に思わざるを得ない仕事が多数存在します。それらの仕事には、実は隠された深い意味があったり、またその反対に、思った通り全然意味がなかったりするものも多くあります。一人一人が、しっかりと個人として自立して仕事に取り組まなければ、そうしたことに何の疑問も持たず、せっせと自分の時間を会社に捧げ、気がつけば人生も終わりでしょう。もう、同僚や上司との馴れ合いは終わりにしよう。自分の人生の貴重な時間を無駄に使うのではなく、本当にやりたいことに使おう。みんなと同じものじゃなく、本当に自分が欲しいものを手に入れよう。だって、君の人生じゃないか。「一人戦略」は、お金や自由を手に入れたい人、自分らしく生きたい人に必ず役立ちます。本書でそのヒントをつかみ、多くの人が、思い通りの自分の人生を生きることを願っています。

ｐ22「周りと同じこと」に意味はない
「周りと同じこと」に意味はないんじゃないか？これはその後に仮設から確信へと変わり、僕は「群れること」から自立しました。家庭環境で無理矢理「自立」を強いられた感は否めないし、辛い時期ももちろんありました。でも、結果的にはこの環境が僕にはすごく良かった。中学時代に「精神的自立」や「群れからの自立」を経験し、「将来は経済的自立が必至」と思えたことは、僕の人生に「一人でも平気」という、最強の軸を作ってくれたからです。以来、僕の人生は人に左右される事はなくなりました。「一人でも平気」という軸があると、人に人生を左右されない。

ｐ26仲間のいる場所から消えると結果が出る
今いる場所から消えてみること、つまり、付き合っている仲間の前から消えて、「一人きり」になることです。すると、運命が大きく変わり出します。自分を取り巻く環境からできるかぎり「消えてしまう」ことです。ずっと同じ人たちと付き合い、同じ環境に安住していたら、今の境遇を超えて行くことはできない。高い目標に突き進むのだから、付き合う人や環境全部変えよう、結果を出したいなら付き合う仲間を変えてみよう。

ｐ34凡人と一緒にいたら、凡人にしかなれない
「自分の周りの親しい3人の年収を3で割った金額が、自分の適正な年収」とはよく言われることです。会社で仲の良い同僚が3人いたとしたら、あなたの年収は、恐らくその3人の年収を3で割った金額と近いはずです。お金のない人は、お金のない人と交わり、お金持ちはお金持ちと交わる。「類は友を呼ぶ」といいますが、同じような価値観の人、金銭感覚の人が、仲間になりやすい。いつも凡人と一緒にいたら、凡人になってしまうのです。もちろん、凡人が悪いわけではありません。平凡な暮らしの中に幸せを見出す人もたくさんいますから、それはそれで「あり」なのです。その人が良いと思えば、それが圧倒的な正解です。だけど、僕自身は、「平凡な人生は自分の目指すものと違う」と思っていました。今までにない「人と違うこと」をやって、いつか成功して、お金持ちになりたいと考えていました。だから、あえて平凡な雰囲気の人の群れ、もっと言えば、世の中のスタンダードと言われる価値観には近づかないようにしていました。スタンダードは、圧倒的な感じで近づいてきます。「みんなと一緒だと安心でしょう？」「みんなと一緒だから正しいでしょう？」と数の論理で攻めてくるのです。うかうかすると、負けて引き込まれてしまいます。誰かと仲間になる時、あるいは、その場所が自分にとって楽しい場所かどうかを決めるときは、違和感がないか、価値観のギャップを感じないか、直感レベルで自分に問いかけることが大切だと思います。選択に迷ったら、自分の心に「違和感があるかどうか」を問いかける。

ｐ46一人でいると、自分の価値観に正直に生きられる
一人でいると、自分の価値観に正直に生きることができます。逆に、群れて、集合体の中で生きていると、人の価値観に左右されて、軸がぶれてしまうことがあります。一人でいるからこそ、自由でいられ、目標も自分で作ることができます。自分で作った目標だからこそ、自分で達成しようという強い意欲を持てるのです。群れの中にいると、群れの常識に染まってしまい、うっかりすると、自分が非常識であるかのように思えてきます。気を許すと、群れに引き込まれます。でも、群れから離れていると、周りに合わせる人がいない。一人だから、自分の考えを”常識”にできるのです。周りのルールではなく完全に自分のルール、自分の常識で動くことができるので、気持ちも楽です。別に人と同じ価値観を持たなくてもいい。周囲と会わなくても、一人でいれば、自分の価値観の中で生きられる。その方が、人生はかなり楽しめます。自分の価値観で生きた方が人生は楽しめる。

ｐ68「見ざる」「聞かざる」「言わざる」が成功のもと
一人で目標達成に向かう時の、人付き合いのポイントは次の三つです。「見ざる」「聞かざる」「言わざる」まず「見ざる」。大学や組織などの群れの中にいて、一人やりたいことがあるのなら、周りがやっていることを気にしている時間はありません。周りが飲みに行こうと、楽しそうにしていようと、関係ありません。周囲をきょろきょろせずに、目の前にある目標達成に集中しましょう。次の「聞かざる」は、一人やると決めた目標があるのなら、周りの意見に耳を貸さないことです。周りはこちらを心配する気持ちからでしょうが、いろいろなことを言ってきます。一つ一つ耳を貸していたら、心が揺らぐ可能性もあります。決意したら、周りが何と言おうと、行動に移す。耳を傾けていいのは、自分の心の声だけです。そして最後の「言わざる」は、三つの中で特に大切です。僕の信条は「不言実行」。基本的には常に、周りに言わずに行動に移してきました。なぜなら、言えば言うほど反対意見が出てくるからです。原則として、その人が今所属するグループには、基本的にその人と同じレベルの人が所属しています。今、付き合っている友人は全て、その人と同じレベルです。そこから抜け出して、一人だけ「次のレベルに行く」と公言してしまえば、その人を引き留めようと、グループの人が必ず反対してくるものなのです。不言実行なら人から、反対されることがない。

ｐ72人脈作りは、時間の無駄
無理に友達や仲間を作ったり、人脈作りに奔走するのは、時間の無駄です。人脈は作るものではなくて、できていくものです。つまり、自分が成長していけば、自然と人は集まってくるのです。やりたいことが決まっている人の場合、行く意味はないと思います。そこに時間を使うのなら、自分の勉強や仕事に時間を使ったり、自分自身と向き合っていた方がいい。自分の経験からも実感していますが、わざわざ人脈を作りに行かなくても、自分が小さな結果を積み重ねていく間に、自然と、人は集まってくるものです。仮に、人脈を作りに行ったとして、レベルは3パターンあると思います。①自分と同じレベルの人②自分より優秀ではないレベルの人③自分より優秀なレベルの人。だいたい、仲良くなりたいと思うのは③自分より優秀なレベルの人、ということになる。でも、自分のレベルが追いついていないと、相手は仲良くなりたいと思わない気がします。初対面で、魅力的だと思う人と仲良くなりたいなら、自分も魅力ある人になっていないことには、相手にとってメリットがありません。人脈を作って、相手に引き上げてもらおうという甘い考えはやめて、自分のレベルが上がってから会いに行く方がいい。自分が努力もせずに、優秀な人に会いに行って仲良くなろうというのは、結構厳しいと思います。人脈を作ることに時間をかけるよりも、「一人」で頑張って、まずは自分の能力を上げることに時間をかけた方がいいのです。結果的に、自分の能力が上がってくると、人が集まってきます。仕事ができる人、面白い人には人が集まってくるものなのです。人脈作りの場には、情報を集めたり、知らないこと聞きに行こうという人がたくさんいます。でも基本的に、人から聞いた事って、すぐ忘れてしまうんです。もし、行くとしても、自分で本を読んだりして調べた上で行く。つまり、教えてもらいに行くのではなく、分からないことがあれば聞きにいくスタンスです。何かを手にしたいのなら、ある程度は自分できっちり調べたり、考えた上で行く。目的もなく、ただぼーっと人脈を作りに行くことは、全く意味がありません。人脈は作るものでなく、自然にできていくもの。

ｐ104成功したければ、一人で東京を目指せ
自分がやりたい事を成し遂げるのにふさわしい地というのは、絶対にあると思います。自分が気になる場所があれば、まず実際に行ってみて、その場の雰囲気を感じてみることをおすすめします。環境は人を変えます。どこでやるかを、よくよく考え、自分にぴったりの場所を見つけられたら、成功へのスピードは、間違いなく加速するでしょう。ピン！ときた、一目惚れの場所に住んでみよう。

ｐ108タワーマンションに住むと「一流」との差を日々実感できる
僕は社会人になってから、衣食住のうち、「住」に1番お金をかけていました。当時、自分の周りの人で無理して高い所に住んでいる人はいなかった。僕くらいでした。でも、周囲の空気を読んで、給料に見合ったところに住む、という選択は僕にはありませんでした。トーマツにいた頃、残業が多い時は、毎月手取りで35万くらい。少ない時で、25万から26万円でした。その頃に、僕は都会のど真ん中で、家賃が月11枚のタワーマンションに住んでいました。一般的に住居費は、給料の1/3が妥当と言いますから、当時の僕はそれなりに無理していたことになります。ただ。東京なら普通に住んでも、家賃7万から9万円くらいはかかる。2万から4万円の違いなら、無理してタワーマンションに住もうと思いました。理由は、タワーマンションは、上階に行くほど家賃が高く、低層階ほど安くなり、結構、家賃に差があるのです。お金がなくても、お金持ちがいるところに住める。やる気が奮い立ち、意識も変わるだろうと思ったからです。僕は家賃11万円で無理をしていましたが、お金持ちと会えるだけでなく、セルフイメージも自然と上がるなど、元は取れている気がしました。豪華に見えるマンションだったため、朝、出て行くと、通りかかったサラリーマンがちらっと僕を見る。「若者が、こんな豪華なタワーマンションに住んでいるのか」という感じです。ちょっと誇らしい反面、「頑張らなきゃな」とも思ったものです。タワーマンションに住んだことで、かなりセルフイメージも上がったと思います。景色も良かったので、気持ちよく仕事が出来たのも収穫です。お金持ちになりたかったら、お金持ちの住んでいるところに無理矢理にでも入り込んでいくことをお勧めします。

ｐ118酒場やレストランは「時間泥棒」と心得よ
仲間や同僚、先輩との付き合いで、一番時間を取られるのが、酒場とレストランではないでしょうか。それらは圧倒的に多くの時間を奪っていきます。いわば、時間泥棒です。夜7時に居酒屋に入って終電まで飲む、という経験をした人は結構いるでしょう。フレンチやイタリアン、あるいは和食のレストランなどでは、コースを頼んだりすると、あっという間に2時間くらいが過ぎていきます。ある程度成功した後や、大切な友人との時間を大切にしたいのなら、ゆったり飲みに行ったり、食事をするのも良いでしょう。けれど、あなたが本気で何かを成し遂げたい場合、こうした「なれ合いの時間」は何よりも避けるべきものです。ただし、起業すると決めて、既に成功している人に話を聞きに行くときは、当然ですが、この限りではありません。成功している人と仲良くなった方が、成功の方法を教えてもらえますから、進んで飲みに行ったりもしました。こうした時間は、逆に有意義と言えます。つまり、自分のいるステージよりも、高いステージにいる人、自分が目指している境遇の人を選んで、その人とできるだけ長い時間を過ごすようにするのです。人間は「長く時間を過ごしている人」の影響を受けやすい生き物だと言われているからです。居酒屋もレストランも、一緒に過ごす人によって、価値が変わってくるといえます。同僚や先輩と行くなら、短時間で済むラーメン店に行こう。

ｐ122飲みに行かず、遊びに行かず、お金は勉強に回す
「本当に学びたいこと」を学ぶのは、非常に楽しい。もしも独立を考えるなら、学びに少しでも多くのお金を注ぐと良いと思います。僕が起業を考えた時に行ったあるセミナーは、2日で10万円もしました。でも、躊躇はありませんでした。講義の内容が「お金儲け」だったからです。お金儲けのプロからその方法を直接学べるなら、決して高くない投資だと考えました。そのセミナーで僕は学んだのは、とてもシンプルな教えでした。「一人で、パソコンだけで稼げ」「5万円稼げることが分かったら、最初はみんなにただで教えろ」「いずれはそれを売れ」それだけです。でも、この「3行の教え」が僕の独立を大きく後押ししました。早速、この３行の教えを行動に移すことにしたのです。当時、僕は16800円のある情報商材を買って、アフィリエイトで月20万円の副業収入を得ていました。「情報商材」とはインターネットなどを使って売買される「情報」のことです。その商材の購入者限定のイベントがありました。僕はそこへ行き、僕の商品、つまり、「月20万円を稼ぐ方法」を無料で教えることにしました。その場の参加者はその商材であまり利益を上げていなかったので、同じ商材で20万円も稼ぎ出している僕の話を誰もが聞きたがりました。もちろん、最初はタダで教えて、3回目まで無料、4回目以降は有料というルールで、稼ぎ方を教えました。その後、Facebook やメールマガジンなどを使って、ビジネス情報の発信をし、どんどん集客をして、アポイントを増やしました。本気で学びたいことに投資すれば、元はすぐに取れる。

ｐ136「一人」を成功させたいなら収入のある程度を投資に回す
今、僕の会社の売上は、右肩上がりでぐんぐん伸びています。会社の利益の大部分は、事業の成長のための投資に使っています。これが、年商が上がっている大きな要因の一つです。元はと言えば、ある不動産会社の経営者からアドバイスを受けたからです。4，5年で年収を10倍にしている凄腕の起業家を訪ね、僕は年商1億円から10億円にしたいと相談したのです。彼はこう言いました。「儲けの半分は絶対に授業投資に使いなさい」以来、儲けは自分のために使うのではなく、ひたすら事業投資に回しています。人よりも上に行きたいと思ったら、自分が成長するために、ある程度のお金を投資に回す必要があります。何を楽しむかより、どう成長するかに関心を向ける毎日を過ごすのです。明日の自分、明日の会社の成長のため、儲けは投資で回そう。

ｐ140一人を支える最強の武器は「営業力」と「集客力」
「営業力」と「集客力」は、起業したり、転職して他に移ったりしても、必ず役立つスキル。「ひとり」ビジネスの強い武器となります。営業で大切なのは、セールストークとコミュニケーション能力なのです。僕は、教育事業のビジネスをしています。コミュニケーションの授業の参加者は、人に教えるうちに自然とトークが上手くなり、コミュニケーション能力も向上します。また、何かを得るには「集客力」も大切です。多くのお客様を集められれば、商品も売りやすくなります。今、一人で何かビジネスを始める場合、集客しやすい時代です。僕の場合、インターネット広告や SNS を使っています。そこで、リストを集めて、商品を紹介しているのです。LINE で集客した人には、無料でビジネス関連の情報提供をしています。それに加えて動画をアップし、集客につなげています。何十年も前は、リアルな人間関係を使ったり、チラシを作ったりして人集めをするのが一般的でした。人数を集めるのにはとても時間と手間がかかりました。でも、時代は変わりました。 Web は SNS が、これだけ発達しているのです。一瞬で世界と繋がれるツールがあって、そこに広告を出せば、多くの人の目に触れます。無料で使えるすべてのツールを使い、自分が実際に目の届く範囲を超えたところで情報配信ができる。それによって、お客様が集まってくるのです。 Web や SNS で「一人」ビジネスを始めよう。

ｐ144「お金」の先の目的を見つけると「一人戦略」はうまくいく
「会社を辞めて独立して成功したい」、あるいは「新しいビジネスで起業して成功したい」場合、お金ありきで目標を考えない方が、成功の確率は高くなります。もちろん、お金が理由の一つであったとしてもいいでしょう。ビジネスでは、数字を求めることが絶対に必要です。目標設定でも「数字」が分かりやすい。世の中、数字を意識しなければ、上を目指せません。ただ、お金はただの紙にすぎませんから、成功のイメージが作りにくい。1億円の紙を思い浮かべるより、1億円で手に入るもの、例えば、家とか暮らしを想像した方が、イメージしやすい。具体的にイメージした方が、目標も達成しやすくなるのです。そういう意味では、お金を目標にするのではなく、お金持ちになって「どうなりたいか」「どう生きていきたいか」「どんな生活を送りたいのか」をはっきりさせると、成功しやすいのです。要は、「お金の使い方をどうしたらいいか」を明確にして、目標を達成しやすくするということです。「自分はどうなりたいか」という、はっきりとしたイメージを持つ。

ｐ148成功の鍵を握るのは「情熱」「忍耐」「謙虚さ」
僕が運営する教育事業では、優秀なスクール生の中から、僕たちと一緒にビジネスをやっていきたいという人のために面接を行っています。面接を通れば、ビジネスパートナーになってもらうのです。その時に見るのは、「情熱」「忍耐」「謙虚さ」の種を持っているかどうか、です。種という言葉が分かりづらければ、可能性と言っても良い。最初は、持っていなくてもいいんです。あくまでも、「情熱」「忍耐」「謙虚さ」を持ちそうだなという雰囲気を見ています。僕自身の経験から、この三つがあれば、人は変われるし、結果を出せると分析しています。独立を目指す人にも、必要な力です。スキルよりも断然大切です。以上の三つがあると、能力は向上し、伸ばし続けられると思います。でも現実的に、この三つを始めから持っている人は少数です。僕のパートナーたちでも、情熱は、最初は微熱程度でしかない場合が多い。それでも、全く問題ありません。一緒にビジネスをスタートして、小さな成功体験を積み重ねるうちに、微熱だったものが急に高熱に変わり、大きな情熱を注ぐようになることがあります。忍耐も謙虚さも同じ。後で、いくらでも強くできます。やりたいことに取り組んで、小さな成功体験を重ねるだけでいいのです。

ｐ158社会で「一人」を実現するため、あえて社内で出世を目指す
副業が上手く行きだすと、独立を目指し、本業の会社を辞める人が結構います。僕がそのパターンです。副業開始5ヶ月で1か月の副業収入が400万円を超え、晴れて会社を辞めました。ただ、これとは全く逆のパターンもあるのです。副業がうまくいっているから、もう少し会社員を続けようというケースです。思いつきで会社を辞めることが「一人戦略」では決してないのです。好例が、知人で不動産投資をしている薬剤師の女性です。非常に優秀で、不動産を5頭ほど持っていて、資産も５億円くらいはあります。不動産投資がうまくいっているので、会社を辞めても、経済的には全く問題がありません。でも、あえて辞めずに、会社でもさらに上を目指しています。何故か。薬剤師は社会的な信用度が高く、金融機関から借り入れをしやすいからです。さらに不動産を買い進めるために、今の会社で上のポジションを目指し、給料や年収を上げようとしているのです。給料や年収が上がるほど、さらに融資を受けやすくなるというわけです。不動産で融資を受けたいが為に、会社でバリバリ働いています。会社を辞めるのは大変大きな決断です。一度辞めたら、すぐに戻ることはできません。副業がうまくいっているからといって、やみくもに止めるのではなく、会社員でいることのメリット、デメリットを十分に考えた上で、決断するようにしましょう。何がしたいか、何が欲しいかによって、やり方は違ってくると思います。会社に勤めている大きなメリットは、社会的な信用があることです。融資を受けてビジネスをする場合は、これを利用しない手はないでしょう。僕の場合は、社会的な信用というよりも、新しいビジネスをどんどん進めていくための自由な時間が欲しかったから、会社を辞めたのです。ちなみに会社を辞める前、僕は東京都港区の高級タワーマンションに引っ越しました。高級マンションは入居の審査が厳しいのですが、会社員だと書類審査も通りやすい。会社員であることの最後の恩恵を受け、僕は独立を果たしました。独立する時は会社員であることのメリット、デメリットを考える。

ｐ168独立を志したら、成功者に会いに行くのが成功への最短距離
独立を志したら、「独立を成功させた人の話を聞く」のが成功への近道です。資格取得を目指すときも同様です。何か達成したい目標ができたら。その道の成功者に「成功の仕方」を聞くのが一番早いのです。独立を成功させた人は、成功させたノウハウ、つまり成功させる答えを持っているからです。その通りにやれば、成功できる可能性が高いのです。今は YouTube で、自分の成功の体験談を公開している人もいます。本を書いている人も少なくありません。ですので、まずはインターネットや本で体験談を見たり、読んだりしてみるといいでしょう。ただ、僕自身の体験から言えば、出来るだけ直接会った方が良い。講演やセミナーがあるのなら参加してみる。出版のイベントがあったら行ってみることをおすすめします。中でも効果が高いのは、少人数の勉強会で話を聞く。理想は「一対一」で会ってこちらの話を聞いてもらうことです。まとめると、成功への最短距離を目指すなら、効果が高いのは次の順番です。①一対一で会う②少人数で会う③講演やセミナーに参加する④インターネットや本で学ぶ「一対一」、あるいは「少人数」で会うと、かなり深い話までできます。気をつけたいのは、その時に出来る限り”具体的”に質問をぶつけないと、相手は何も話してくれないのです。ですから、ある程度自分のやりたい方向性を決めて、問題意識をはっきりさせて、質問内容を具体的にまとめてから会いに行くようにします。「どういう思いで起業したいのか」、あるいは「なぜ脱サラしたいのか」をしっかり伝えることで、どんな稼ぎ方があるのかを教えてくれるものです。僕は、起業すると決めてから、3人くらいに話を聞きに行きました。そして、その人たちに教えてもらった通りにやると、上手くいきました。会いに行ってから独立するまでは本当に早くて、半年くらい。ただ、どのくらいの期間で独立できるかは、本人次第です。何かにビビっていたり、守るものがあると、なかなか最初の一歩が踏み出せません。「ビビり」や「守り」をなくすためには、独立したい理由を明確にしておくことです。極端なことを言えば、勤めている会社を辞めて「開業届」を出しさえすれば、すぐに独立はできます。3日とかかりません。簡単です。やる気を出して、一歩を踏み出しさえすればいいのですから。ただひたすら、実践さえすればできる。問題はちゃんと実践するかどうかだけです。言ってしまえば、成功できるかどうかは、「あなた次第」ということです。自分の方向性を決めてから成功者に会いに行こう。

ｐ182一人で売上3000万円を超えたら、仲間を作れ
会社を辞めてから、基本的には「一人」でビジネスをやってきましたが、2年目になって壁を感じました。それは「売上3000万円の壁」です。ちゃんとやれば、3000万円までは「一人」でクリアできると思います。このことは他の経営者からもよく聞くので、多分3000万円は、誰でも到達可能なステージなのでしょう。ところが、そこまで行くと伸び悩む。自分で、どうしてだろうと考えたとき、「これ以上、仕事を面白いと思えない」ことに気づきました。ある経営者の方に相談したところ、「もっと成功したかったら、自分が成功するためにやるんじゃなく、周りの人を成功させたいと思ってやりなさい。そうすれば、1億円は超えるだろう」と。この時が、僕の「一人戦略」の転換期だったと思います。僕は、2年目から仲間を作り出して、色々な人に関わってもらうようにしました。仲間といっても、つるんで遊びに行く友達ではなく、一緒に仕事をする「ビジネスパートナー」です。彼らに結果を出してもらいたい、彼らの収入を上げたい、やりがいを感じてもらいたい、と意識して取り組むようにしたら、不思議なもので、すぐに売り上げは１億円を超えるようになりました。人を成長させる喜びは大きく、仕事が面白くもなってきました。

ｐ198会社員こそ「一人戦略」で AI に負けない力をつけろ！
コンビニに入って、商品をポケットに入れ、そのまま外に出るだけで自動的に支払いが済む。アメリカで Amazon がレジなしの無人のコンビニエンスストアを作り、話題になりました。 AI 機能搭載のカメラやセンサーが、利用者が何を買ったか認識する仕組みです。最近、こうした AI 活用のニュースをよく耳にします。日々、驚きます。10年から20年後に、日本で働く人の約50%に、AI が取って代わることが可能といわれます（2015年の推計）。社会の仕組みが大きく変わって、働く場がなくなってきているんですね。大企業の不祥事も相次ぎ、これから会社という組織がどう変わるかも分かりません。会社員の方は、将来独立したいしたくないに関わらず、いつでも独立できる能力やスキル、考え方を持っておくべきでしょう。繰り返しになりますが、攻めからしか守りは生まれません。自分を守るために、「一人」でもやっていける力を培っておく。 AI に負けない自己防衛の力を養っておく必要があるのです。これは、今の時代を生き抜くためのパワフルな戦略と言えます。一人でやっていける能力を培っておけば、いざという時に、慌てずに速やかに行動に移せます。独立したいと思った時にも、すぐに独立ができるでしょう。僕自身は、絶対に独立したほうがいいという考えです。ただそれを、誰に対してもお勧めするつもりはありません。会社の中でやりたいことがあって、日々成長を感じられたり、充実した人生を送れているのなら、無理に辞めなくていいのです。では、どんな人に、会社を去って独立を目指すことを勧めるか。例えば、次のような思いを持った人です。「今の仕事自体が嫌だ」「将来こうなりたいと思う上司がいない」「居心地のいい職場環境ではない」「身につけたい能力が身につかない」「達成したい目標が見つけられない」つまり、そこに居続ける「メリット」や、そこで「得たいもの」がないと感じたのであれば、無理して居続ける意味がないということ。やりたいことを達成するための忍耐力は必要だと思いますが、情熱がない分野に関して忍耐力を使う必要はありません。

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いかがだったでしょうか？前述したように、独立を目指す人にとっては、とても良質な情報がたくさんあると思います。非常に参考になります。

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赤いフォントにしたところが、本書で特に読めてよかったなと思うところでした。

まとめると、もう、同僚や上司との馴れ合いは終わりにしよう。自分の人生の貴重な時間を無駄に使うのではなく、本当にやりたいことに使おう。みんなと同じものじゃなく、本当に自分が欲しいものを手に入れよう。だって、君の人生じゃないか。「一人戦略」は、お金や自由を手に入れたい人、自分らしく生きたい人に必ず役立ちます。「周りと同じこと」に意味はないんじゃないか？「一人でも平気」という軸があると、人に人生を左右されない。ずっと同じ人たちと付き合い、同じ環境に安住していたら、今の境遇を超えて行くことはできない。高い目標に突き進むのだから、付き合う人や環境全部変えよう、結果を出したいなら付き合う仲間を変えてみよう。あえて平凡な雰囲気の人の群れ、もっと言えば、世の中のスタンダードと言われる価値観には近づかない。一人だから、自分の考えを”常識”にできるのです。周りのルールではなく完全に自分のルール、自分の常識で動くことができるので、気持ちも楽です。別に人と同じ価値観を持たなくてもいい。周囲と会わなくても、一人でいれば、自分の価値観の中で生きられる。その方が、人生はかなり楽しめます。自分の価値観で生きた方が人生は楽しめる。という風にしました。

以上、ひとりでも、君は生きていける。金川顕教(著)について取り上げてみました。

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ちなみに名著と言えば
・嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え　岸見一郎 (著), 古賀史健 (著)
・完訳 7つの習慣人格主義の回復(新書サイズ) 新書　スティーブン・R・コヴィー、フランクリン・コヴィー・ジャパン
・人を動かす文庫版　Ｄ・カーネギー (著), 山口博 (翻訳)

自己啓発書は時間がないなら、この３つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記３冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか？

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というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。

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