こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、日常のつぶやき-脇村、今の時代を生き抜くために-脇村、電話占い師の現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。
今回、紹介したい本は、ツイてる! 斎藤一人(著)です。
斎藤一人さんの本で、これまで読んできた自己啓発本の知識をポイントを押さえて、取り上げることが出来たと思います。p190ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップさせてください。
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p13「真面目」は疲れる
私のように立派じゃない人間が、偉そうなこと言うと、偉い人間にならなくてはいけないか、偉い人間ではない事がばれるかの、どちらかなんです。どっちをとっても、苦しいんですよ。だから、どんな時でも、普通にしているのが一番いいですね。自分らしくいるのが、一番楽です。
p19「売れるか、売れないか」より、「笑えるか、笑えないか」が大事
人間っていうのは、その人が何を思い、何を行動するかによって、自分の人生をバイオレンスものにもできる。すごい喜劇にもできるし、ものすごくハッピーな物語にもできる。私たちは、どんな物語でも作ることができるんです。要するに、自分は、この世に遊びに来ているんだ、という観念でいるんです。だから、私にとっては、仕事も遊びです。人生、全てが遊びなんです。遊びなんだから、面白くて、楽しくなくてはいけないんだ、と。じゃあ、どうしたら、面白くて楽しくなれるのか。そういう事を、いつも考えていたんです。やっぱり、いろんな抵抗があって、思った通りにいかないことがあるからこそ、ゲームが面白いんです。
p25「笑人道」を極めれば、成功
上司と仲が悪かったのですが、毎朝、上司に会った時に、「おはようございます!感謝してます」というようにしたら、上司がご飯をご馳走してくれたり、とにかく色々お世話をしてくれるようになったというんです。
p38実力は人間の力、ツキは天の力
「自分がツイてる人間だ」と思っているんだ、ということです。ツキって、強いんです。実力よりも、ツキの方が上です。なぜかと言うと、実力は人間の力だけど、ツキは天が与えるものだから。「あの人より私の方が実力では上なのに、どうして私が負けるんだ?」と、人は言うけれど、私に言わせると、負けて当然なのです。”あの人”と、あなたの勝負ではないんです。あなたと天が勝負している。それで、大概の人は、天には勝てないものなんです。
p40「ツイてる」と言った人が、ツイてる人間
私の「ツイてる」という口癖も、それと同じことです。それで、無意識のうちに「ツイてる」という言葉を口にしてきたら、ツキがどんどん舞い込んで、今に至るわけです。だから、「ツイてる人間になる」って、その程度のことでいいんです。「ツイてる、ツイてる」と、言えばいいんです。ツイてない人間って、自分のことを「ツイてない人間だ」と思っているだけなんですよ。ツイてる人間と、ついてない人間の違いとは、たったそれだけのことなんです。
p41現在悩んでいることは1年後には消えてしまう
悩みとは、自分ではどうにもできないこと。ただし、人はそのことで一生悩んだままなのか、と言うと、そうじゃない。試しに、皆さんに質問しますが、1年前に自分が何に悩んでいたか、覚えていますか?2年前に悩んでいたことを思い出せますか?この前、あるところで1000人の人にこの質問をしたら、覚えている人は一人もいませんでした。ということは、あなたが今悩んでいることも、1年後にはなくなってしまうんです。なぜ、そうなるかと言うと、理由は一つあるんです。悩みが、勝手になくなったんです。自分が何かをして、あれを解決し、これを解決して悩みが解消した、というものではない。自然と消えたんです。それは、時間が解決してくれているんです。時計の針が、1秒、1秒、時を刻むごとに、徐々に、徐々に消えてなくなる。時間が、あなたの味方を知ってくれているんです。しかも、人間には、思ったことを引き寄せる力があるんだそうです。心配すると、悪いことが起こることもあるんです。
p45世の中は驚くほどシンプルにできている
世の中には、利用していいものが、他にもたくさんあるんです。その一つが、「ツイてる」という言葉です。この言葉を言えば、ツイてる人間になるんです。だから、皆さんも、ご自分のことを、普通の人間だと思うなら、「ツイてる、ツイてる」と、言えばいいんです。この言葉を言えば、大概はツイてることを考えます。「ツイてる、ツイてる」と言いながら、ツイてないことを考えることはできません。
p48「苦労は買ってでもしろ」というのなら、安く売ってるはずなのに・・・
成功していない人の話を聞いていると、大概は間違ったことをして苦労していたんです。見栄をはらないでいい時に見栄を張ってしまったとか、収入以上のお金を使ってお金に困ったとか、自分が得意ではないことを仕事にしているとか。一方、成功している人の話を聞くと、成功者は自分が得意なことをして成功していた。自分が得意なことは、その人にとっては簡単なこと。だから、苦労はしていないんです。だから、成功するために、苦労なんて要らないんです。何かうまくいかないことがあった時は、自分のやり方に何か間違いがあるんだと思えばいいんです。そして、その間違いを正せば、苦労がなくなります。
p51「〇×試験」に何もかけないことが人生の大失敗
「ツイてる」と思えない人が、悪いんじゃない。「ツイてる」と思えない人は、頭が良すぎるんです。世間では、「よく考えてから行動しろ」と言いますが、散々考えた程度で成功する知恵なんて出てきません。よほどの天才でもない限り、無理です。自分がやったことが失敗なのか、成功なのかは、自分が一歩前に踏み出したときに初めて分かるんです。私から見ると、何もやらない人生、挑戦しない人生は、楽しくないし、つまらないんです。それで、そういう人生こそが、大失敗なんです。もちろん、人が何かをすれば、失敗することもあります。でも、何かをやって、うまくいかなかったということは、「このやり方ではダメだ」ということが分かった、ということなんです。だから、「ひとつ勉強になった。頭が良くなったな」「早いうちに失敗しといて良かった。ツイてる」とか、言えばいいんです。そんなことを言っていると、頭にあるアイディアが浮かぶ。それをやる。そのことが、成功に導くんです。だから、「ツイてる」という言葉の力で、一歩、足を前に出す。これしかありません。そうすると、その先に進むためのアイデアが出てくる。それが成功のアイデア。ツキが回り出します。「ツキがツキを呼ぶ」というのは、こういうことです。
p57恐れをなくすと壁をぶち破れる
一番厄介なのは、人間の心が勝手に作る”限界”です。心が作る”限界”、私はそれを、「”恐れ”だ」と言うんです。大概は、新しいこと、自分がやったことがないことに遭遇すると、知らないうちに恐れを生んでいることがある。その”限界”を超えるには、自分が一番嫌なことをやらなくてはいけないんです。嫌なことだから、”限界”を作っている。それで、私は今まで、小さな幸せを見つけては喜び、本当にささやかに生きてきた人間ですから、この”ささやかさ”を大事にしていたいんです。だから、どうしても逃げられない時は、参ったしてやるしかないんです。それで、嫌なことでも、一歩足を踏み出すと、限界というのは超えられる。奇跡は起こるんです。
p75クラシックカーに乗って F 1に勝つには
自分で考え、行い、失敗して、改良する。これを、絶え間なくやるしかないんです。
p77速いものには需要がある
「速いものには需要がある」ということは、人間にも当てはまります。仕事が速い人は会社で需要があるんです。需要があれば、出世する。出世すれば、給料も上がります。給料が上がった分、貯金をすればお金が貯まります。速いものには需要がある。だから、勢いをつければいいんです。勢いをつけると言っても、難しいことではありません。職場で誰かから頼まれごとをした時、今まではブスブス言いながら、ダラダラ仕事をしていたのだとしたら、「ハイ!」と返事をして、即座に取り掛かる。それだけでも、あなたの授業は全然違ってくるはずです。
p79考えていないから「じっくりやる」
私が会社を立ち上げたときは、学歴社会でした。でも、今は、以前ほど学歴が問われる時代ではありません。実力重視の時代です。そして、その実力は速さであると、私は思っています。成功には速さがつきもの。人の倍は働く心構えで、スピードを上げてください。ただし、このとき、もうひとつだけ、心づもりをしていただかなくてはならないことがあります。人の倍働くと、必ず周囲から、「あなたばかりが、そんなに働いてはいけない」と抵抗が出てくるんです。この抵抗が出てきた時は、向かい風です。でも、この時、スピードを落としてはいけません。逆に、もっとやるのです。そうすると、もう一つ上に上がる。飛行機が離陸する時と同じようなものです。飛行機は、空気抵抗を受けて離陸します。向かい風を受けた時、エンジンを噴射させる。この時、上昇気流というものが起きて、その気流が飛行機を上に上げてくれるんです。人の倍働いて、周囲から抵抗を受けた時にスピードを落としてしまったら、上昇気流は起こりません。抵抗が出てきたら、もっとやる。それで、笑顔で、「私は働くのが好きですから」と言っていればいいのです。これを何回か繰り返してれば、もう頂上です。
p83サラリーマンも「損して得を取る」
人と同じ給料で、人の倍働くんです。そういう人は、経営者の目には光り輝いてうつります。そして、経営者にとってありがたい人です。かわいがってあげたい。出世させてあげたいんです。出世したら、どうなるか。お分かりですね。課長になり、部長になる。当然、給料が上がります。それが、やがて社長になる。そうなった時、とんでもない額のお金を手にすることになるんです。だから、目先の欲にとらわれていないで、お金、お金と言っていないで、一生懸命働けばいいのです。運勢を良くすればいい。そうすれば、周囲の人から、「この人は、損得抜きで一生懸命やる人だ」と思われます。そう思われると、頼まれごとが増えてきます。職場でも、「○○さん、すみません、ちょっとお願いします」と言われる回数が増えてくる。自分の名前が呼ばれる回数が、そこで一番多くなった時、間違いなく、あなたの運勢は良くなっています。そして、頼まれ事をした時は、ニコッと笑って、元気よく「はい!」と返事。一生懸命それをやり、「私は食べていくお金があればいいですから」とか言って、淡々と勢いをつけていけば、出世は間違いなしです。そういう人が独立すれば、周囲の人は、「あの人に頼めば快く引き受けてくれるから、あの人に頼んでみよう」となる。独立後も、仕事がつつがなく行くんです。
p85与えたものが帰ってくる
自分は、一生懸命自分に投資し、他の人の倍働き、そして出世した、と。給料も増えた、貯金も増えてきた、と。これだけでもハッピーなんですが、それに輪をかけてハッピーになる方法があります。それは何かというと、あなたが今までやってきたことで、「この方法で成功したよ」というものを、自分の部下や後輩に伝授するんです。「そんなことをしたら、下の人間に追い抜かれてしまう」などと心配する必要はありません。人間社会に、「ただ働き」というものはないんですから。与えたら、その与えたものが、後で返ってきます。不思議な話のように思われるかもしれませんが、これが社会の摂理というものなんです。「これは自分が考えたやり方だから、人には教えられない」と言っている人間と、一生懸命教える人間とでは、後者の方がはるかに豊かになる。
p88若いうちは貯蓄より投資
「お金は貯めた方がいいよ」と言うんです。だけど、その一方で、私は、「若いうちは、お金を貯めることばかり考えてはいけないよ」とも言います。一か月に1万ずつ貯めているとしたら、毎月の貯金額を5000円ぐらいにして、残りの5000円で、「自分に投資した方がいいよ」と言うんです。なぜなら、自分に投資するということは、会社で出世する上で、必要不可欠なことだからです。「自分に投資する」ということは、「自分のために投資をする」ということではないんです。お金を儲けるコツは、お客さんを喜ばせること。そのお客さんを喜ばせるために、自分に投資をするんです。ところで、「お客さん」とは、どういう人かご存知ですか?自分にお金をくれる人、それがお客さんです。あなたにお金をくれる人は喜ぶために、自分に投資するんです。サラリーマンは、サラリーマンに給料という形でお金をくれる社長さんがお客さんだから、社長に喜ばれるようなことに投資するんです。社長に喜ばれることは何でしょう。答えは、言うまでもありません。会社の業績が伸びること、それ以外になるわけがないんです。そのために、今、自分は何が必要なのかを考え、自分に投資してください。そうすれば、やがてあなたは、会社にとって欠かせない人間になるはずです。
p92 10年先を思い描いて歩き出した人がお金持ちになる
若い人の中には、「今すぐなりたい」「来年なりたい」という人がいるんです。そういうことを考えていると、うまい儲け話に浮き足立って、「お客にされる」ことになるから注意して下さいね。成功とは旅路です。「今、ここ」を成功だと思って、歩き出した人が、成功者です。成功を掴んだ人が成功者なのではありません。「成功を掴んだ」は、もう過去のことなんです。成功を掴んだなら、次の目標を見つけてまた歩く。成功という名の旅を歩き続ける人こそ、成功者です。だから、10年先を見つめて歩き出している人がいるとしたら、その人はすでに成功者です。諦めず、歩いて行けばいいんです。
p102できるまで教えれば人はできる
人に何かを教えるという時は、相手に素質があるかどうかが問題じゃない。相手にやる気があるかどうかということも、さほど関係ない。教える側に、相手ができるまで教える覚悟があるかどうかが、問題なんだ、と。一度や二度教えたぐらいで、人が何とかなるかと思っている方もいますが、その程度で教えられる人は、天才なんです。
p104相手を信じて才能を開花させる
意外にも相手が欠点だと思っていることが、実は長所であることがわかることがあるんです。だから、得意なことばかり聞くのではなく、いつも怒られていたことを聞いてあげると、その人間の良さを見出すことができる。そしたら、その良さを褒めてあげればいいんです。人の欠点を見つけ、それを注意しているだけでは、相手はいじけてしまうだけです。でも、相手を褒めてあげると、びっくりするほど素晴らしくなるんです。人を注意したり、怒ったりしているよりも、相手の”良いもの”を探して、褒めてあげた方が楽です。褒められている人間も嬉しいし、人を褒めてあげた自分も感謝されてハッピーでいられますからね。
p120不安があるから生きている
人間には、なくそうとしては、いけないものがあります。それは何かというと、不安です。なぜ、不安をなくそうとしてはいけないかというと、人間は不安がある動物なんです。不安な生き物だから、不安がなくならない。総理大臣になっても、大金持ちになっても、何をしても、何かしらの不安がつきまとうんです。不安がなくなるのは、あの世に行った時です。人間は不安な動物で、生きているうちに不安はなくならないんだ、と。不安を持っている自分は正常なんだ、今日も生きているんだ、ということです。人間というものは本当に不思議なもので、不安があるのが普通だと思うと、意外と不安がなくなるものなんです。逆に、なくならないものを、なくそうと思った時、無理がかかって自分が苦しくなる。それを嫌だと思っても、なくならないものは、なくならないんです。それを嫌だと思うと同時に、苦しみがやってくる。だから、私は、これを面白いと思って、不安を利用して、人生を楽しむしかない、と思っています。嫌だと思っているだけでは何も生まれないけれど、「この不安がある中で、自分は何ができるだろう」と考えたとき、人は動き出す。現実が変わるんです。
p122梅干しが頭に浮かべば唾が出る
人間には、二つ嫌なことがあるんです。一つは、会いたい人に会えないこと。もう一つは、会いたくない人間に会わなくてはいけないこと。会いたくない人って、どういう人ですかというと、ウマが合わない人。誰にでも、一人か、二人ウマが合わない人がいるんです。私は、そういう人と会わないことにしているんです。万が一、そういう人と会わなくてはいけなくなったら、ささっと避けるんです。何故って、一番の問題は、苦しむということ。それから、合わない者同士が会うと、争いが起きるということです。でも、会わなければ、そんなことはないんです。だから、合わない人とは会わなければいいんです。ただし、ひとつだけ気をつけてくださいね。梅干しを頭に思い浮かべるだけで、唾が出る。だから、自分と合わない人のことを考えてもいけません。その人の事を考えるということは、頭の中であっていることですから。「この人を、受け入れてあげなくては」「認めてあげなくては」と言っていても、合わないものは合わないんですから、そんなこと、できるわけがない。できない自分を責めて、苦しむのが関の山です。「それでも、これが自分の修行なんだ」と言って、自分で苦行を選ぶのは結構ですが、そのことで苦しむのは、あなただけではないとしたら、どうしますか?変なことを言うようですが、相性の合わない人と会うことが、その人をいじめることにもなるんですよ。我慢できないぐらい嫌な人なら、会わなければいいんです。人間は、たくさんいます。この日本には約1億3千万の人間がいます。こんなにたくさんいるなかで、よりによって嫌な人間と付き合う必要はありません。嫌な人間と付き合って苦しい思いをしながら、幸せにはなれません。合わない人とは会わないで、その間、自分が幸せになることをやっていればいいんです。そうすると、不思議なもので、しばらくぶりに会った時に、仲良くしていられます。
p127一口で二度おいしい、人間修行
「人間は、みんな、人間関係を修行するために、この世の中で生まれ出てきている」そんなことを、私は考えています。そして、この人間関係の修行の中で、最大の修行が結婚、というのが私の持論なんです。なぜ、結婚が人間関係の最大の修行かと言うと、夫婦というものは、世界で一番相性の悪い者同士が好き合って、ひとつ屋根の下で生活をするからです。世界で一番相性が悪い者同士が出会った瞬間、カチッとスイッチが入ってしまうんです。そのスイッチのことを、俗に「気の迷い」と言います。すると、結婚してしまうんです。何の修行かと言うと、人は人を変えられない、という人間関係の修行です。そのことを学ぶために、相性の悪い人間同士が一緒に合宿生活するんです。
p130相手に期待しない、相手を変えない
この修行を乗り越えるには、まず、相手に絶対期待しないこと。それから、相手を絶対変えようとしないこと。この二つしかありません。それはなぜかと言うと、人は他人に自分を変えられたくないんです。変えられたくないから、互いに正当性を主張しあうんですけど、どっちが正しいか、じゃないんです。育ってきた環境とか、生活様式がお互い違うだけなんです。相手を変えようとしたら、自分に返ってきてしまうんです。だから、相手を変えようとした方が負けです。苦労することになります。夫婦に限らず、すべての人間関係は、「相手に期待しない。相手を変えようとしない」自分が育ってきた場所では正しかったことでも、他の所ではそうではないことがあるんだから、互いが、「自分が正しくて、相手が悪い」と、言い合っていたら、キリがありません。人間関係を良くしたいと思うならば、相手を変えるより、自分が変わる以外に術がありません。
p142魂を向上させる階段
私が最初に書いた『変な人の書いた成功法則』(総合法令)という本の中に、「困ったことは起こらない」という話が出てきます。この話に衝撃を受けたという人が多くて、私はいささか驚いてしまったんですが、本当に困ったことは起こらないんです。ただし、ツイている人間といえども、生きている間には、何かしらの問題が出てきます。その問題を、世間の人は「困ったこと」というのですが、私はそうは思わないんです。これは、自分を一つ上に上げてくれるために神様が出してくれた階段である、と。要するに、自分を成長させる学びをもらっているんだと、私は思うんです。人間が学ぶものは、体験しかない。過去に体験したことから何かを学び、自分を成長させ、幸せになっていく。だから、経験というものは、どんなものでも大切なんです。そのことを言っているんです。ただし、これは頭の中だけで理解するのは難しいかもしれません。自分が行動し、問題が起こってそこから学び、自分を修正し、また体験して学ぶ。これを繰り返せば、「困ったことは起こらない」ということが分かっていただけるはずです。その時は、「この困難を乗り越えたら、どんな”いいこと”があるだろうか」と考える、あなたがいるはずです。
p149最低でも誰からも好かれる方法
全員が好ましいと思うことは何だろう、と考えたら、笑顔と愛のある言葉をかけるぐらいのことしかないんです。ちなみに、「愛のある言葉」とは何かと言うと、平たく言えば、思いやりのある言葉ということです。どんな言葉が思いやりのある言葉かを考えていると、日が暮れてしまうので、人の悪口や愚痴、嫌味、泣き言など、とにかく誰もが嫌がることを言わなければいいんだ、ということにしております。愚痴や嫌味、泣き言といった言葉は、言った本人はスカッとするかもしれないけれど、こういう言葉が一度口から外へ出ると、空気が重くなります。周りにいるみんなが、「なんか、嫌な感じがする」と思う。いたたまれなくなる。そうなると、その場所から早くいなくなろうと思うんです。
p151「よかったね」「偉いね」は魔法の言葉
成功というのも、実は「前払い」なんです。何を言いたいかと言うと、最初に人に得をさせるんです。何もしてくれないうちから、得をさせるんです。そうすると、人間っていうのは、そのことに恩義を感じて、得させてくれた人に報いようとするんです。ところが、たいていの人は、「何かあったら」の”勘定払い”だ、と。”いいこと”してもらったら、”いいこと ”してあげます、なんです。得をさせる手段はいろいろあるんですけど、人がもらって一番喜ぶのは、これです。「よかったね」「あなた、偉いね」要するに、人を褒めればいいんです。それで、ここからが、この話のクライマックスです。実は、成功した人というのは、自分の成功談を人に教えたくてしょうがないんです。本当にそうなんです。成功談というのは、聞いているだけでも楽しいけれど、話しているのも楽しいんです。その上、人に教えてあげると、感謝される。だから、成功した人は、自分の成功談をしたくて、したくて、しょうがないんです。肥溜めにハマろうが、ごますりしていようが、「おめでとう、よかったね」「偉いね。頑張っていたもんね」と、言ってあげればいいんです。そうやって、褒めてあげれば、「ちょっと来て。あなたに”いいこと”教えてあげるから」ということになるんですよ。そうすると、知恵が出せない人でも、知恵が持てるんです。「よかったね」「偉いね」と言ってあげればいいんです。
p155 1%は自分の努力、99%は他人の力
たった1%の努力です。たった1%ですが、これをすれば99%上手くいきます。それは何かと言うと、身なりです。サラリーマンの人もそうです。いくら会社で一生懸命頑張って働いていると言っても、あなたを出世させようと決めるのは、あなたではない。あなたの会社の社長さんなんです。人生は他人が決めるんだ、ということになったとき、汚れたシャツを着て、サンダルを履いていると、どうなるかを考えてみてください。でも、身なりがきちんとしていれば、少なくとも、世間の加護はあるんです。それで、笑顔で愛のある言葉を話していれば、あなたの周りにいる人たちは、あなたの事を盛り立ててくれるはずです。身なりをきちんとする。この、たった1%の努力をしていれば、残りの99%はちゃんと世間の人がやってくれます。
p163「そのままでいいんだよ」は、掛け算の力学
「そのままでいいんだよ」こうやって、お互いが自分の強みを出し合い、相手の弱いところを補ってあげれば、みんな弱みがなくなってしまうんです。さらに言うと、互いの強みを出し合ったとき、その力は足し算ではなく、掛け算になる。「3+7は、10」ではなく、「3かける7は21」なんです。
p164 代わり合うより、補う合う方が楽
成功するって、お互いが「代わり合う」ことではなくて、持っていないものを互いに出し合いばいいんです。互いの弱点を補い合う。それがために、人間の価値というものが出てくるんです。「ここがあなたの欠点だから、変えなさい」って、ずっといっていると、自分が苦しくなるし、人生も失敗してしまいます。人には誰でも、絶対に、弱いところと強いところがあるんです。ところが、人の欠点を責め始めると、自分の弱いところを隠そうとする。自分が人の弱点を責める性格だから、「自分も誰かに責められるんじゃないか」と、心配になるんです。だから、ずっと隠している。隠しているから周囲の人は、その人の弱みが見えない。だから、補ってあげられない。これが、失敗なのです。そして、これが、不幸せな世の中なのです。そうなりたくないと思ったら、相手の欠点を責めなければいいんです。お互いが弱い部分を欠点と見るのではなくて、「自分があの人の役に立てる部分はここなんだ」という捉え方をしていけばいいんです。
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いかがだったでしょうか?本当に斎藤一人さんの様々な本の中で、特に重要なところがコンパクトにまとめられているような良書です。とてもためになります。
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赤いフォントにしたところが、本書で特に読めてよかったなと思うところでした。紫色は特に重要性が高そうです。
まとめると、私のように立派じゃない人間が、偉そうなこと言うと、偉い人間にならなくてはいけないか、偉い人間ではない事がばれるかの、どちらかなんです。どっちをとっても、苦しいんですよ。だから、どんな時でも、普通にしているのが一番いいですね。自分らしくいるのが、一番楽です。やっぱり、いろんな抵抗があって、思った通りにいかないことがあるからこそ、ゲームが面白いんです。無意識のうちに「ツイてる」という言葉を口にしてきたら、ツキがどんどん舞い込んで、今に至るわけです。だから、「ツイてる人間になる」って、その程度のことでいいんです。「ツイてる、ツイてる」と、言えばいいんです。「ツイてる」という言葉の力で、一歩、足を前に出す。これしかありません。そうすると、その先に進むためのアイデアが出てくる。それが成功のアイデア。ツキが回り出します。「ツキがツキを呼ぶ」というのは、こういうことです。成功するって、お互いが「代わり合う」ことではなくて、持っていないものを互いに出し合いばいいんです。互いの弱点を補い合う。それがために、人間の価値というものが出てくるんです。という風にしました。
以上、ツイてる! 斎藤一人(著)について取り上げてみました。
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ちなみに名著と言えば
・嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
・完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
・人を動かす 文庫版 D・カーネギー (著), 山口 博 (翻訳)
自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?
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というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。
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