おすすめ本「一流になる男、その他大勢で終わる男」


こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、日常のつぶやき-脇村、今の時代を生き抜くために-脇村、電話占い師の現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。

今回、紹介したい本は一流になる男、その他大勢で終わる男 永松茂久 (著)です。

本書は、一流になる男について、とても貴重な情報が得られました。僕なりにp205ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップさせてください。

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p17一流になる男は、周りの意見に流されない
まず初めに質問したい。「もし大勢の人が右に行ったら?」と質問されたら、あなたはどう答えるだろうか?一流になる男は何と答えるのか?「周りがどう行こうが、進む道は自分で決める」と答える。右へ行こうが、左に進路を取ろうが、とにかく周りを基準にしない。自分の進む道は、自分の直感に従って決める。結果として、その方向が周りの人達と逆だろうが、一緒だろうが気にしない。こういう人は自分の人生の責任を自分で取る覚悟ができている。だから後悔もしないし、周りのせいにすることがない。「寄らば大樹の陰」という言葉がある。大きなものに巻かれる方が安全な生き方だという意味だが、この言葉が当てはまっていたのは、日本が順調に伸びていた時だけだ。景気の先行き不安、大企業の崩壊、価値観の逆転などが日常的に叫ばれる今、周りがどう進むのかで人生を決めて行くのは、危険以外の何ものでもない。ヘタをするとブランコが揺れるように、その時の価値観頼りのブレブレ人生になってしまう。1年後の未来さえ読むことは難しい今、何よりも頼れるのは自分の意思だ。一流になる男は、自分なりの基準を持っている。そして経験を通して、その基準を強固にしていく。だから周りに流されることがない。

p20一流になる男は、自分のルールを守っている
キラッと輝く男は、自分の芯をしっかりと持っている。芯とは、言い換えると、自分なりのルールみたいなものだ。そして、そのルールは人によって様々だが、自分に課する数は多くはない。しかし太く強い。決して、このルールを人に押し付けたりはしない。こうした芯がある男は、たいてい周りの人に対しては鷹揚であるケースが多い。ルールは自分の中で守られていればいいからだ。ある意味、ルールは「準備」とも言える。もちろんいくら芯をしっかり持っていたとしても、負けることだってある。一流になる男と、その他大勢の男は、その時に取るスタンスが違う。「負けた時は言い訳せずに、自分の糧にする」と決めている男は、ごちゃごちゃ言い訳せずに、さっさと負けを認めて、また歩き始める。「大事な何か」、それは自分の中での誇りだ。一流になる男は「自分のありたい姿」を諦めない。だから自分の誇りに傷をつけずに生きていく。やがて、その誇りや約束事が、自分の芯になっていく。芯をもっている男は、行動に一貫性がある。その一貫スタイルが不思議なオーラを生み出す。それが、周りを惹きつけるのだ。

p26一流になる男は、予定調和を壊すのが上手い
人を惹きつけてやまない人が、時々いる。こうした人たちに共通するもの、それはギャップだ。人は往々にして、出会う人の地位や肩書で相手にイメージを持つ。お金持ちや社長など、主に権力を持つ人は、嫌われることが多いと言われる人種だが、なぜ嫌われるのか。原因は一つ。その権力を使って威張るからだ。だから普通の人の頭の中では、「権力者は威張るもの」とイメージの相場は決まっている。予定調和という言葉をご存知だろうか?想定どおりということだ。「想定通りの人」はパターンが多いから、人の心には残らない。ギャップというのは、予定調和を壊すことだ。一流になる人は、ここら辺の機微をよくわきまえているから、そのイメージの逆をやる。だから人に好かれる。誰もが知っているような有名人の予定調和は、先ほど言った「威張っている」。なのに、そんな人から親切にされれば、人は感動する。ぼけっとしている人の予定調和は、仕事ができないイメージ。なのに、とんでもない仕事をこなす。めちゃくちゃ仕事ができる人のイメージは、いかにも「冷たそう」が予定調和。なのに、めちゃめちゃ気さく。一流になる人というのは、いつも予定調和を壊すのが天才的に上手い。

p29一流になる男は、 地位をうまく使う
 一流になる人は地位の力を使うことにより、自分の周りにいる人の自己重要感を高める。普通の人は地位を持った後、自分のことだけを考える。一流になる人は、地位を人の役に立てるための道具と考える。だから周りに人が集まり、さらに上へ上へと押し上げられていくことになる。

p35一流になる男は、相手の未来のために平気でバカになれる
ビジネスの世界において、ある程度のところまでポジションが上がってくると、必ずと言っていいほど、人前で話す機会や後輩の相談に乗る機会が増えてくる。この時、一流の人は自分の失敗談を話す。その他大勢の人は自分の成功談を話す。そして一流の人は、失敗を少々オーバーに誇張する。その他大勢は成功を大きく誇張する。後から来る人間にだって感情はある。「成功した。成功した」とあまりにも自慢されると、いい加減辟易してくる。しかし、自分の失敗を笑って話せる人には、大きな愛と器を感じるものだ。一流になる人は自分の中には、しっかりとした実績に基づいた自信や誇りを持っているので、相手のためになるなら、自分の失敗もコンプレックスも何でも使うことができるのだ。しかし、失敗だけを伝えても役に立たないことも知っているので、当然、成功のルールを伝えるわけだが、この場合は自分の成功体験を、人の成功体験に加工して話す。そうすることによって誰にも角が立たず、伝えた人、聞いた人、を立てられた人の三方良しをナチュラルに完成させることができる。

p38一流になる人は、目上の立場を忘れない
「長幼の序」という言葉をご存知だろうか?簡単に言えば、上を立てるということだ。立てるということは、ある意味、場所をしっかりと作ることと言い換えることもできるかもしれない。仕事においてもそう。伸びる男はとにかく相談がうまい。相談することによって、上司の立場をしっかり作っているのだ。上司だって人間だ。そして出世していくと、だんだんと出番がなくなっていくものだ。この気持ちを理解して、言い方は悪いが、目上の人間を上手く利用していく男は一流になる。仕事でも何でもそうだが、チャンスというのは、先輩からやってくることがほとんどなのだから。伸びる男は、目上の気持ちを理解する大きな視野を持っている。ある意味、目上の人ほど、実は寂しがり屋だと思っていると上手くいくかもしれない。

p41一流になる男は、立場の弱い人ほど大切にする
一流と呼ばれる人は主に男性の方が多い。女性は男ほど一流にこだわらないから目立ちにくいだけなのかもしれないが、実は女性の中にも一流はたくさんいる。以前こんな話を聞いたことがある。男たちが集まる夜のネオン街。夜の世界は日本の一つの大きな文化だが、この世界でホステスと呼ばれる人たちの中にも、一流とその他大勢の違いは、はっきりと存在する。三流のホステスは、今一番勢いのある人や、権力を持っている人を好んで接客するという。二流ホステスは、もうすでにトップに近い人たちを好む。では一流は?もうお分かりかもしれないが、まだ頭角を現していない、これからの人を大切にするのだ。この話を聞いて、なるほどと思った。一流の人は、後から来る「未来の一流」をしっかりと見抜くことができる。毎日男性を見ているホステスさんなら、なおさらそれがわかる、というのも頷ける。今現在、わかりやすい肩書きを持った人には人が集まる。立場の弱い人には、それほど人が集まることはないが、だからこそ、その時に受けた優しさや感動を忘れることはない。そして将来、その人が大化けした時に、その施しが何十倍にもなって返ってくる。一流は、それを知っている。一流になる人は、まだまだこれからの人こそ大切にするのだ。

p44一流になる男は、後から来る人を大切にする
仕事であれ何であれ、組織に属して時間がたつと、やがてその環境に馴染んでくる。しかし組織というのは、常に新陳代謝を繰り返す。つまり先にいた人がいなくなったり、後から新しい人が出てきたりするのが組織の常だ。一流になる人は、後から来た人ほど親切にする。新人の部下が、どうしていいのか右往左往しているときに、そっとアドバイスをしたり、安心感を与える言葉を投げかけて、緊張をほぐす。これは、最初に入ってくる人間の不安や遠慮をしっかりと理解しているからだ。そしてもう一つ。そうやって次世代を大切にしていくことが、会社にとって、そして仕事にとっても有益だし、そうすることが自分を育ててきてくれた会社や先輩に対しての恩返しだと知っているからだ。こうして、後から来てくれた人たちを大切にするから、なおさらその人たちは育ってきた時に、次は下から押し上げられていく存在になるのだ。一流になる人は、仕事において、ポジションを取られるくらい、下が成長してくれることを心から喜ぶ。そして自分も、次のポジションへと上がっていく。大切なのは器であり、懐の深さであることを、一流になる人はしっかりと理解しているのだ。

p53一流になる男は、決して威張らない
不思議なもので、本当の一流と呼ばれる人は、例えば初めて人と会った時、立場の弱い人と会った時でも、いや、そんな時にこそ相手の立場を理解し、緊張をほぐすことができる。これは自分の中にしっかりと自信を持っているから、いばる必要がないのだ。わざわざ茨なくても自信は揺るがないし、その立場に立った時に、いばるのと、相手に優しくするのと、どちらが本当に得をするのか、しっかりと分かっているのだ。だから、どんな相手であれ、特に自分の方が立場上優位な時は、相手の心を和らげようとする。その優しさに惹かれ、そして、その人のために一生懸命尽くしてくれることになる。一流になる男は、その人間の心理をよく知っているのだ。だから、決して無駄に自分の地位や実績をひけらかしたりしない。 

p56一流になる男は、「人のため」の楽しさを知っている
「人を幸せにしよう」という思いの人間の周りには、同じように「人を幸せにしよう」と志す人間が集まってくるのだ。一度でも、この人間たちの集まりの温かさを知ってしまうと、ガツガツと自分の幸せをかき集める、ある意味味気の抜けない世界には二度と戻りたくなくなる。一流になる人は、自分を抑え込んだり格好をつけているわけではない。人の笑顔を見ることが楽しくてたまらないから、それをやっているだけだ。そして人は、優しくしてくれる人を好きになる。その人のために働きたくなる。人を幸せにするということは、目の前の人を自分にとっての宝に変える、ということと同じことなのだ。一旦この宝集めにはまってしまうと、呼吸するように自然に人に喜んでもらえる人になる。これは、やってみるとすぐに分かる。

p58一流になる男は、与えたものは返ってくると知っている
「見返りを求めるな」という言葉がある。本当にこれが出来たら、その人は神だ。普通の人に、そうそうできることではない。一流になる人は見返りを求めない、というわけではない。しっかりと求めている。しかし、普通の人より見返りを求めるスパンが長いのだ。すぐに見返りを求めようとしないから、その他大勢の人から見ると、「あの人は欲がない」と見えてしまう。やればやっただけ、人徳として人の記憶に残っていく。この徳積みが結果的に一番得をすることを、一流になる人は、経験を通して知っているのだ。これだけは、残念ながらやって見た人間にしか分からないから、とにかく実践してみることだ。一流になる人は、自分に返ってくる見返りが、雪だるま式に大きくなっていくことをよく知っているからこそ、相手のためにも、自分のためにも人を大切にするのだ。

p61一流になる男は、身を引くタイミングが絶妙である
一流の人は出際、引き際が上手い。この差は会社における人事、頼まれごと、そしてパーティーや会合、そして飲み会などでも顕著に現れる。一流の仕事人は、常に自分の引き時を考えながら仕事をするという。つまり次世代にタスキを渡すタイミングに気を抜かない。だからしっかりと後進を育てることに自分の時間を使い、下の成長を喜ぶ。そして「少し早いかな」というタイミングで、さっと次世代にタスキを渡す。自分が満足するまでやろうとするより、少し物足りないくらいの時に引く。しかし、もしその後、その渡した人たちが迷っているときは、サッと現れて、助け船を出し、そしてまた身を隠す。次は頼まれごと。二流はとにかく、自分自分と少しでも前に出ようとするが、一流は本当に自分の必要なポイントだけに登場して、自分の役割を完璧に果たす。パーティーの挨拶などは、一流と二流の差がハッキリと分かる。そして、もっと日常的なシーンで言えば、やっぱり飲み会だろう。一流は、いる時間に全力を尽くして自分のやるべきことをやる。そして、誰にも気を使わせずに、気がついたらいなくなっている。そのタイミングが何とも絶妙だ。

p73一流になる男は、仕事が楽しいから、お金は後回しになる
一流になる人は、仕事の中に遊びを見つけ、遊んでいるように仕事をしているのだ。まるで仕事をゲームにするかのように。ゲームだから飽きないのだ。飽きないから、寝食を忘れて没頭するのだ。そもそもこの世の中に、仕事ほど沢山の人を幸せにできる仕組みは存在しない。

p82一流になる男は、「~したい」より「~するべき」を優先する
一流になる男は、自分のやるべき仕事を、まず先にやる力を身に付けることに全力を尽くす。その向こうにしか、やりたい仕事ができる世界はないと知っているからだ。つまり、キャリア実績を重ね、ポジションや所得、利益を十分に身につけないと、結果的には自分が本当にやりたい仕事には就けないということだ。残念ながら、この社会は見えない年功序列で成り立っている。どんなにすごいことを言っても、社会に出たばかりの若造の言うことを聞いてくれないのだ。若いというだけで。実績を一つずつ積み重ねていくことによって、社会はあなたに優しくなる。

p85一流になる男は、営業しない
「売れる営業マンに限って営業しない」という一見逆説の言葉がある。これは「自分で営業しない」という意味だ。もっと深く言えば、「周りの人が勝手に営業してくれる」ということだ。こんな楽なことはない。普通の人は、契約が成立したら、次の新規顧客を獲得しようとするのに対し、一流になる人は、その相手がさらに喜んでくれることを考える。普通の人は売った後より、売る前を大切にする。だから「売る時ばかり調子いいよね」と人の信頼を失っていく。これに対して売れる営業マンになる人は、売る前より売った後を大切にするのだ。だから、今いるお客さんやファンが感動して、勝手にその人のことを人に伝えてくれるようになる。売れる人はアフターフォローが上手いから、取りこぼしなくファンを増やす。だから売れる営業マンの新規顧客は、主に紹介が多いという。ビジネスだけでなく、人間関係も同じことが言える。人脈を広げるより、今いる人にさらに喜んでもらえた方が、結果として口コミで「広がる」ことになる。

p103一流になる男は、損得で繋がる関係を見抜く
あなたの周りに、心から信頼できる人は何人いるだろうか?出会ったばかりの人であれば、今から付き合いを決めることはできるが、すでに繋がっている人というのは、なかなかジャッジが難しいものだ。あなたが調子の良い時であれば尚更のこと。繋がりには二つある。損得の関係と、心の関係だ。前者を打算と呼び、後者を絆と呼ぶ。知り合いの人を振り分けるというのは心苦しいかもしれないが、今、つながっている人との関係も、ここははっきりと見抜いておかなければ、思わぬところで足元をすくわれかねない。打算の関係の人は、調子の良い時にのみ集まってくる。絆で繋がった人は、苦しい時にも側にいてくれる。一流になる人は、ただ自分の元に集まってくる人を単純に自分の人脈だとカウントはしない。損得で自分のもとにいる人なのか、本当に自分のことが好きでいてくれる人なのかをクールにジャッジしている。土壇場で裏切られないからこそ、一流は一流であり続けられるのだ。「あなたの言うことなら」この言葉をいくつ集めることができるのか、無条件に人を動かす絆を持っているかどうかが、一流の人間関係なのだ。

p118一流になる男は、こんな異性の存在を持っている
この世には二つの人間が存在する。男と女だ。こう言うと、恋愛を想像しがちだが、ここでは違う話。一流になる人は、頼りになる異性の友人、もっと詳しく言えば、人生のアドバイスをくれる「年上の異性」を持っていることが多い。僕は初めて社会に出た時、先輩から「年上の女性に本気で応援される男は絶対に成功する」と教わったことがある。同性というのはとてもいいものであるが、時には同性同士だと、縦の上下関係や同性としてのライバル心が、関係をマイナスに導くこともある。しかし女性は、その男の潜在能力を的確に見抜く。年が下でもそうかもしれないが、年を重ね、社会を経験して成熟した女性というのは、一流になっていった男たちのパターンを本能的にだけではなく、経験的にもしっかりとジャッジすることができるのだ。特に女性は、現代その男が持っている肩書きや地位よりも、あり方を純粋に見ているものだ。ある意味、鎧を着た状態というより、その男が持った丸裸の人間性を見ていると言っていい。そして今までの人間の道のりを振り返っても、「歴史の陰に女あり」という言葉もあるくらいだから、やはり男にとって励ましてくれる女性の存在は切っても切り離せない。

p121一流になる男は、「会いたいと言う人」より「会いたいと言われる人」を目指す
せっかく一流を目指すなら、「あなたに会いたい」と言われる側に回ろう。少々は哲学的になるかもしれないが、僕は人がこの世に生まれてきた大きな理由の一つは「喜ばれる人になる」ことなんじゃないだろうかと思う。喜んでもらえると嬉しいから、なおさら喜んでもらいたくなる。そして自分の技術をさらに磨いていき、その結果としてファンが増えていく。だから充実感という最高の幸福を手に入れ、お金というおまけまでついてくる。まあ、タレントと言うと現実離れしてしまうかもしれないので、ギフト贈る側ということにしよう。笑顔もギフト、言葉もギフト、共感も全てギフトだ。そう考えると、あなたが出会った人に渡せるギフトは、数限りなくあるはずだ。そしてこれを楽しんで贈り続けていくうちに、あなたはおそらく、今の時点で想像するより遥か高みに「押し上げられる」ことになる。登るのではなく、押し上げられるのだ。会いたい人に会えた時、なぜその人がそう思われるのかを観察し、そして自分なりの結論を出す。一流は、小さなことを誰よりも大切に積み重ねてきたから、一流になったのだ。

p127一流になる男は、悪口と無縁の世界で生きる
僕が思う一番危ない快楽は、「人の批判に塗れた世界に座ること」だ。ここに自分の身を置くことを、一流は絶対に許さない。不思議なもので、人を批判する人たちは、人を批判する人たちで集まる。 そして次は、その場所にいなくなった、さっきまで一緒に人を批判していた人のことを悪く言うようになる。愚痴や不平不満、人の悪口や批判。この危なさは中にいるときは分かりにくい。とはいえ、自分がうまくいっていない時に、輝いている人を見ると、どんな人間でも多少の嫉妬心は出てくるかもしれない。だから集まって誰かのことを批判して悦に入ることも、ある意味では大きな快楽となる。しかし、世の中や周りの人は、意外なほどに、その人の発する言葉をしっかりと聞きながら、人間性を図っている。人を褒めている人たちの空間は何とも気持ちがいい。逆に批判ばかりしている人たちの空間はどんよりしている。ただ、一流の人だって、どんなに気をつけても嫌われることがある。ある意味、人間が性を考えれば、批判される事が当然なのかもしれない。しかし、長い目で見ると、ムキになって自分を批判する相手を倒そうとしなくても、人を批判する人からは人が離れていくから、悪口を言っている人の方が自滅して、批判された方は意外と無傷ケロッと生きていく場合が多い。

p130一流になる男は、言葉を大切に使う
「自分が何でうまくいかないんだ?」と問いかければ、うまくいかない理由を脳は検索するし、逆に「どうすればこの状況を打破できる?」「どうすればうまくいく?」という問いかけをすれば、当然解決策を脳は検索し始める。一流と二流の違いはある意味、このセルフトークがかなり大きな役割を担っている。とはいえ、やはり環境というのは大きい。環境とは、「自分がどんな人と付き合うか?」ということだ。愚痴や人の批判の中に身を置けば、どんなに一流を目指してもうまくいかないことは分かっていただけると思う。一流は無駄を省く。その中で最大の無駄は「時間の使い方」だ。だらだらとした愚痴まみれの付き合い、好き嫌いのみの感情で動く人間関係の中に身を置くこと、そのようなことに時間を使うことを一流は最も嫌う。逆に、自分を成長させてくれる人には、徹底的に自分の時間を使う。

p136一流になる男は、依存しない
人をダメにする要因に依存心があげられる。依存とは何かによりかかった状態のことを指す。人は一人では生きていけない。これは当たり前のことだ。だからといって、社会に出ると、何でもかんでも人が助けてくれるわけではない。会社が守ってくれるわけではない。共通点として、社会に出て学ぶ人は必ず上に登る。学生の頃ではなく、社会に出てから学びを変えるのだ。依存するのは楽だ。思考しなくて済む。しかしいつまでもその依存型のままでいくと、「会社が何もしてくれない」「周りのせいで」と愚痴る人生になる。一流は周りの動きや情報に惑わされない。「周りが自分に何をしてくれるか?」をあてにするのではなく、「自分が周りに何ができるか?」を考えながら、たくましく未来を切り拓いていく。会社でも人間関係でもそうだが、依存すると相手に主導権を委ねることになる。一流になる人は、人生の主導権は人に渡さない。自分の人生に責任を取る覚悟をして、人生を自由にデザインする権利を手に入れるのだ。

p148一流になる男は、俯瞰することができる
一流はとにかく、一見複雑なものをシンプルに変える力を持っている。問題解決に関係のない枝葉末節にこだわったりしない。大局を見ながら、常に解決策を頭の中で検索している。仕事において、細部にこだわることも大切なことかもしれないが、トラブルが起きた時は、まずは大局を見極める力が一番必要になる。大きな視野、そして先まで起こりうるリスクをしっかりと把握した上で、細部に入っていくのだ。一流はこの状況分析力が高い。だから、どんな問題も短時間で解決してしまうのだ。一流はトラブルに巻き込まれないのではない。一流はすぐに解決してしまうから、周りから見てトラブルが少なく見えるのだ。

p163一流になる男は、セルフイメージを常に上げる努力をする
当然だが、一流になる人はセルフイメージが高い。努力の中に、技術を磨くことだけでなく、自分のこのイメージゾーンを上げる項目を必ず入れている。このイメージが人生をどれだけ左右するのかを知っているからだ。セルフイメージを上げる方法はいくつかある。一つは格上の人との出会い。格上の人は自分の全く知らない世界を知っていて、上に上にと引っ張り上げてくれる。そして勇気をくれる。これはやはり、先を行った経験者にしかできない芸当だ。こうした一つの出会いによってセルフイメージは大きく変わる。二つ目は自分の環境を変える努力をすること。環境とは先にも書いたが、自分が付き合う人だ。愚痴ばかり言っている人は愚痴だらけのセルフイメージになる。しかし、そばにいるのは誰でもなく自分の責任だ。周りの人を変えることは容易いことではないが、付き合う人を決める選択権はあくまで自分にある。人は影響を受ける生き物だ。前向きな人といると前向きになってくる。人から見たら「お前はアホか」と言われる未来会議も、前向きな仲間とだったら楽しくやれる。そして自分のセルフイメージを書き換える三つ目は、意外かもしれないが、自分の住む場所だ。その土地土地には、それぞれの空気がある。歴史が作った人間が逆いようのない文化がある。人は人からだけでなく、その土地からも無意識に影響を受け、セルフイメージを書き換えていく。格上の人、前向きな仲間、そして住む場所。一流になる人はここを自分で出来る限りコントロールしていきながら、セルフイメージを常に高く書き換えていく努力を怠らない。

p183一流になる男は、歩み続ける
一流は常に進化し続ける生き物だ。自分の過去の栄光にすがらない。時には平気で自分の成功体験を捨て去ることができる。なぜそんなことができるのか?それは、時代は流れ、そして変化することを知っているからだ。何かでどんな良い成績を残したからといって、その栄光がいつまでも続くものではない。常に変化しないと飽きられるし、時代と合わなくなる。一流と呼ばれる人は自分のしっかりとした軸をブラさず、そして外側を時代に合わせて変化させているのだ。だから常に改良を忘れない。普通の人から見たら、常に新しいことにチャレンジし続ける一流と呼ばれる人は、カメレオンのように姿をコロコロ変えるように見えるかもしれない。しかし、そうではなく、進化し続けているのだ。一流になる人は好奇心が旺盛だ。ビジネスでも人間関係でも常に「お客さんが、自分の身近にいる人がいかに喜んでくれるのか?」、つまり人の笑顔や喜びというものに1番好奇心をくすぐられる。だからいつまでたっても飽きもせずに、ワクワクしながら研究して時代に合ったスタイルを追求しているのだ。うまくいく人はずっとうまくいき、進化を止めた人はやがて衰える。今に集中しよう。そうすれば新しい未来の種は必ず見つかるはずだ。

p186一流になる男は、目の前の人が夢の扉だと知っている
チャンスは人を通してやってくる。ということは、人を大切にする人間は、必然的にそのチャンスが増えるということになる。こんなデータがある。例えばあなたが会いたい人に会うためには、日本では、平均5人の人を経由すると可能になるらしい。つまり、5人の人が「あなたのためなら」と心の底から言ってくれた時、あなたは会いたい人に会えることになる。夢もそうだ。どんな壮大な夢を持っていたとしても、人に嫌われていたら、夢の協力者は出てこない。どんな夢も、必ずと言っていいほど人の協力が必要なことは誰にでもわかるはずだ。人を大切にするということはつまり、協力者を増やすということとイコールだ。そしてもう一つ、協力者を増やす夢には共通点がある。その夢が叶った時に、幸せにする人間が多ければ多いほど、その夢には人が集まる。例えばあなたが「億万長者になっていい家に住みたい」という夢を持っていたとしても、周りは「頑張ってね」としか言いようがない。しかし、「仕事を通して社会を明るくしたい」「育ててくれた町に恩返しをしたい」「大切な人を幸せにしたい」という種類のものであったとき、人はなぜか力を貸したくなる。夢には二つの種類がある。叶った時に、自分だけが幸せになる夢ことを野望と言う。叶った時に、周りの人も含めて幸せにする夢ことを志という。一流の人はまず先に志を追いかける。その結果として自分の欲しいものを手に入れることができるのだ。目の前にいる人がいつも夢の扉だ。だから一流になる人は、目の前の人を常に大切にしているのだ。

p194一流になる男は、「この指とまれ」型のスタンスを取る
最後の最後は「わかる人だけでいい」と思っている。無理にわかってもらおうとするくらいなら、自分をわかってくれる人としっかりと絆を作って歩いて行くという姿勢だ。何度も書いてきたが、本当の信頼関係は、逆境のときに試される。そして一流は無理には誘わないが、共感して集まってくれた人を大切にする。もし、それぞれの道を行く瞬間、つまりは別れが来た時も、動揺しない。いや、するかもしれないが、動揺は見せないと言った方が正しいかもしれない。そうすることで、自分についてきてくれる人を不安にさせないためにも。人にはそれぞれの道がある。重なる時は嫌でも重なるから、その瞬間にいる人を大切にするのだ。一流は常に進化する。その進化についていける人でなければ、残念ながら共に歩くことはできない。無駄な時間、ぬるま湯な関係。時には手放さなければいけないものだってある。木だってそうだが、無駄な枝葉を落として天に伸びるように、一流は、「何を集めるか」より「何を手放すか」に重きを置いて考える。時には夢を語り合った仲間と別れることだってある。大切な人と死別することだってある。いろんな経験をすればするほど、出会いの裏には別れがあることを知りながら、人は一流になっていく。

p197一流になる男は、夢のタスキ・リレーの走者である
「三流は金を残す。二流は仕事を残す。そして一流は人を残す」という言葉がある。しかし、この言葉には、もう一つ上がある。一流の上、つまり超一流は夢を残す。自分が結果を出すことで、後に続くたくさんの男達の夢になる。そしてその夢は、自分のところで叶わなくても、タスキとして繋がり、その走者たちが、未来に大きな花を咲かせ続けていく。

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いかがだったでしょうか?一流の男について詳しく説明してくれている良書です。

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赤いフォントにしたところが、本書で特に読めてよかったなと思うところでした。

まとめると、一流になる男は、自分なりの基準を持っている。そして経験を通して、その基準を強固にしていく。だから周りに流されることがない。一流は周りの動きや情報に惑わされない。「周りが自分に何をしてくれるか?」をあてにするのではなく、「自分が周りに何ができるか?」を考えながら、たくましく未来を切り拓いていく。会社でも人間関係でもそうだが、依存すると相手に主導権を委ねることになる。一流になる人は、人生の主導権は人に渡さない。自分の人生に責任を取る覚悟をして、人生を自由にデザインする権利を手に入れるのだ。格上の人、前向きな仲間、そして住む場所。一流になる人はここを自分で出来る限りコントロールしていきながら、セルフイメージを常に高く書き換えていく努力を怠らない。チャンスは人を通してやってくる。ということは、人を大切にする人間は、必然的にそのチャンスが増えるということになる。一流は、「何を集めるか」より「何を手放すか」に重きを置いて考える。時には夢を語り合った仲間と別れることだってある。大切な人と死別することだってある。いろんな経験をすればするほど、出会いの裏には別れがあることを知りながら、人は一流になっていく。という風にしました。

以上、一流になる男、その他大勢で終わる男 永松茂久 (著)について取り上げてみました。

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ちなみに名著と言えば
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
人を動かす 文庫版 D・カーネギー  (著), 山口 博 (翻訳) 

自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?

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というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。

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