おすすめ本「一流の人に学ぶ心の磨き方」


こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、電話占いでの現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。

今回、紹介したい本は、一流の人に学ぶ心の磨き方 永松茂久(著)

一流の方の「在り方」を丁寧に教えてくれる一冊です。本当に読めて得をしました。僕なりにp189ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップさせてください。

p4はじめに
あなたが今本書を手にしているということは、あなたが自分を高めることに関心を持っている証だからです。そのこと自体が一流になるための資質であり、才能なのです。だからこそ、本書を手にとってくださったことに、「ありがとうございます」という言葉と共に、「おめでとうございます」という言葉を贈りたいと思います。

p20全ての人から好かれようとしない
大多数の人は、人から嫌われるのを恐れて、つい相手に合わせようとしてしまいます。しかし、一流の人は無理に相手に自分を合わせるようなことはしません。「誰からも好かれること」は、神様にもできない「超神技」なのです。誰しも、生まれてからずっと歩んできた道であり、その中で自分なりの価値観を持ってきています。人の価値観はこの世の中に一つとして同じものはありませんので、自分一人の価値観に自分を合わせていたら自分が何人いても足りません。もしあなたの目の前に会わない相手がいたとしても、当たり前のことと割り切ることは合理的です。その相手とは適度な距離を保ち、あなたのことを本当に理解してくれる人との関係をより深めることに集中しましょう。

p22自分の心に素直に生きる
あなたの人生はあなたの好きなように生きていいのです。一流の人は、自分の人生の冒険の責任を自分で取ると決めています。覚悟があるからこそ、一流の人たちはみんな自由なのです。

p25自己中心的に生きることを厭わない
次に、能動的な人の特徴です。「何が起こっても、何を言われても気にせず、自分の価値観に基づいて行動する」「天気なんか気にしない。雨でも心は晴れ晴れ」「他人のせいにしない」「いつも機嫌がいい」「自分の力で人生を切り開こうと考えている」どちらが一流の人のマインドなのか?説明する必要はないはずです。受動的な発想で生きるか、能動的な発想で生きるかで、物事の捉え方一つ一つに圧倒的な違いが生まれます。一流の人はいい意味で自己中心的なのです。あなたはどちらの考え方を基準にして生きていますか?

p31「一人でもやり切る」という覚悟を持つ
一流の人は、結果的に一人でやらなくてはならない状況になっても、一切揺るがない強い意志を持っているということです。そして、その強い意志が、結果的に協力者を引き寄せます。「一人でもやる」という覚悟を持っている人は、かえって周りの人間を巻き込むパワーを持っているのです。ぜひ、あなたも「一人でもやり切る覚悟」を持ってください。そうすれば、そんなあなたの姿に人が引き寄せられて、信頼できる仲間が増えてくるはずです。

p33「 自分との別れ」を恐れない
大人になると、例えば、あなたが新しい価値観と出会うことで周りの人達との考え方にズレが生じ、進む方向が異なってしまう事で別れるというケースが出てきます。そして、あなたが成長を決意した時、絶対に避けられない「別れ」があります。それは、「自分自身との別れ」。それまでの自分との別れです。新しい社会に出るために、学生時代の守られた環境の中で、同じ世代の仲間と培ってきた過信と別れなければいけない時。人生のメンターと呼べるような人と出会い、その考え方に影響を受け、自分のそれまでの間違いに気がついたとき。新しい価値観と出会い、過去の自分やそれまでに培った自分の思い込みと別れなければいけない時は必ずやってきます。「これまでの自分との別れ」は辛いものですが、自分の成長のためには必要なステップなのです。一流の人は、成長のためには時に自分自身とすら決別しなければならないことを知っています。「別れの辛さ」に耐えて、成長を遂げることでしか新たな世界への扉を開くことはできないと心得ているのです。成長するためには「自分との別れ」を恐れてはいけません。迷うことなく、自分の信じる道を歩んでください。自分との別れを決断することは、次の世界であなたを待っているあなたを待っている新たな自分と出会うための「準備の儀式」と言えるのです。

p36 その他大勢の声ではなく、自分自身を信じる
周りに流されることなく、自分の考えで決断するということです。社会人なら、時には自分の意見を押し殺して周りの意見に従わなくてはいけないケースもあるでしょう。しかし、その時「不本意だが仕方が無い」という思いだけは持っていないと、いつも流れに巻き込まれるだけの人間になってしまいます。世間や周りの人が何と言おうと「自分の進む道は自分で決めるのだ」という姿勢を貫ける人を目指してください。そうすれば、万が一信じていたものが間違っていても、その失敗を次に活かすための良い学びに変えることができます。周りに流されない人には、支援者が集まってきます。世の中の流れに従うことなく、根拠が薄かろうと、自分が信じる道を貫く。そういう人間は評価され信用されます。だからこそ一流になり得るのです。

p40他人の幸せのために、自分の幸せを犠牲にしない
それは、「相手の幸せのために、自分の幸せを犠牲にしてはいけない」ということです。そして、本当の意味で自分のために生きることが出来た時、それは人をも幸せにする生き方に繋がっていくことを一流の人はよく知っているのです。

p44多くの出会いを求めず、目の前の人を大切にする
一流の人はやみくもに人との出会いを求めることはしません。見ず知らずの人とコネを作るより、今、自分と繋がりのある人との「縁」を心から大切にしているのです。そして、その人たちとの関係を深めることを意識して行動します。それが、新たな出会いのきっかけになることをよく知っているからです。一流の人は、目の前にいる人に喜んでもらうことに集中し、自分の魅力を高めて行きます。あなたも「縁」を広げたいと思ったら、目の前にいて自分を支えてくれている人、自分のもとにやってきた人を大切にして、「与えること」で喜ばしてみてください。そうすれば、黙っていても新たな「縁」がどんどんやってくるのです。

p46どうにもならないことを捨て、できることだけに集中する
世の中には自分の力で変えられることと、どうあがいても変えられないことがあります。自分ではどうしようもないことについて、悩んだり、悔やんだりするのは時間の無駄でしかありません。一流の人は、世間の評価や他人の考えを変えることは、天気を変えようとすることと同じように、不可能だということを知っているのです。ですから、彼らは自分でコントロールできることにのみフォーカスして、その中でベストを尽くすのです。

p48自分の道は自分で選び取る
では一流の人はどう答えるのか?「周りの人がどちらの道を選ぼうが、進む道は自分で決める」と答えます。一流の人は皆、自分なりの基準を持っています。そして日々の経験を通じてその基準をより強固にしていきます。ですから周りに流されることがありません。岐路に立たされたとき、多くの人と逆の道を選んでも、恐れずに自分の道を進みますし、たまたま選んだ方向が大勢の人と一緒だったら、それはそれで周りの人にいる人たちと力を合わせて進みます。彼らは自分の基準に従って行動するので周りが気になりません。一流の人は、常に周りではなく、自分の基準に照らし合わせて進むべき道を決めているのです。

p50常にプラスの言葉を心がける
私たちは1日に65000語を超える言葉を頭で考えるそうです。人は「言葉」を使って考え、コミュニケーションをとる生き物です。一流の人は、「言葉」の持つ力を知り、「ポジティブな言葉を口にすれば人生はプラスに向かい、ネガティブな言葉を口にすれば人生もマイナスに向かう」という法則を理解しているので、プラストークを心がけています。「君ならできるよ」「君のおかげで何とかなった。本当にありがとう!」「君は運がいいから心配いらないよ」「こんなプラストークは、聞いている相手を元気にしてくれます。そしてプラストークを口にする人の周りには人が集まってきます。一方、不平、不満、愚痴、悪口、泣き言などのマイナス遠くばかり発する人の周りからは人が去っていきます。あなたとその周りの人達がプラストークで会話できる環境ができれば、たくさんの感動が生まれ、どんどん運が好転し始めるのです。

p52マイナスの言葉を耳に入れないよう意識する
どんな言葉を発信するか、受け取るかは本人の自由ですが、健全でない人の心の穴埋めに付き合う必要ありません。人の批判が大好きな人たちに交じって話をしていると、いつのまにか自分自身が悪口の標的になっていることもあります。一流の人は、そうした輪には決して近づきません。マイナス面ばかりにフォーカスした人を陥れるような会話に参加すると、運が回って来なくなることを知っているためアレルギー反応を示すのです。プラストークを使うあなたのもとには、同じようにプラストークを使う仲間が必ず集まってきます。

p54世間の評価によって態度を変えない
一流の人は周りの批判や反対を恐れず自分の道を見つけて進みます。これは批判や反対というネガティブな反応だけでなく、賞賛や褒め言葉といったポジティブな反応に対しても同じです。ですから彼らは「うまくいけば周りの人がチヤホヤしてくれるが、それは一時的なものだ」と最初から客観的に考えていて、周りからの評価が上がっても一喜一憂することがありません。これを忘れた状態で、ポジションが上がったり、成功を収めたり、まとまったお金を手にしたりして、周囲から賞賛されるようになると、元の自分の立ち位置を忘れ、周りの人に対する態度が変わります。こうなると、自分の道を見失い、周りから人が離れていってしまうだけではなく、何かのきっかけでつまづいた時に再起できなくなってしまいます。成功を収めた時に「一から始めたものが10や100になっただけ」と元の立ち位置を忘れなければ、威張ったり、調子に乗ることは決してありません。また、たとえそのポジションを失ったとしても、「また一から始めれば良い」と覚悟が決まります。そこまでやってこられたということは。「自分にはまた同じことができる力がある」ということなのですから。ポジションや世間からの賞賛は、天から与えられた試験のようなもの。「はい、君にこのポジションを与えよう。さて、どう活かす?」と問いかけられているのです。地に足をつけ、やるべきことを淡々と続けていれば、さらに次のステージに上がることができます。勢いには乗っても、図には乗らないように気をつけて歩いて行きましょう。

p60自分と他人と比べず目の前のことに集中する
一流の人が絶対にしない、全ての悩み事の原点と言っても過言ではないこと。それは「他人との比較」です。競争社会の中で生きていくためには、誰かを目標にしたり、ベンチマークをしたりする場合もありますが、やみくもに自分と他人とを比べると、余計な悩みを抱え込むことになります。もし、自分を誰かと比べて落ち込んでしまったら、相手のことは一旦忘れて、目の前のことに集中すればうまくいくようになります。そうやって、本来、集中すべき「目の前のこと」に無心で取り組めば、自ずと結果はついてくるのです。一流の人は、他者ではなく「過去の自分」を比較対象にします。競争する対象を外に求めるよりも、過去の自分を相手にしたほうが成長できるということを知っているからです。「あの人みたいにうまくできない」ではなく、「昨日の自分より上手くなった」と考えるほうが、モチベーションが上がるということをしっかりと理解しているのです。自分ではどうにもできない他人をベンチマークするより、自分でコントロールできる自分自身を比較対象にしながら成長する。そんな賢い生き方を選択していきましょう。

p63変わらないために変化し続ける
「理想の自分に近づきたい」「一流の人になりたい」「人生をより良いものにしたい」もし本気でこれらのことを実現したいのなら、「変化すること」を恐れてはいけません。なぜなら、自分を向上させるためには、今の自分から新しい自分へと変わることが不可欠だからです。人間というものは、つい「今のままでいたい」と考えてしまう生き物です。現状維持は楽だからです。しかし、本当に自分を成長させたいのなら、その壁を打ち破り、勇気を持って変化する道を選ぶことが大切です。時代は刻々と変化し続けています。そして、現代はその変化の速度がますます加速しています。人生でもビジネスでも同じですが、たとえ現時点でうまくいっていることでも、時代に合わせて自らは変化させていかなければ、やがては取り残され淘汰されてしまいます。時代の大きなうねりの中で、自らの幸せを維持し続けるには、どうしても変化に合わせて自分を変えていくしかないのです。一流の人は、安定を得るために変化し続けなくてはならないことを知っています。ですから、常に「変わらない為に変化する」ように努めているのです。 

p65相手の優れた点を見つけ自分に取り入れる
本当に探さなければいけないのは、相手の欠点ではなく、相手の優れた点。そういう視点で、自分よりもうまくいっている人を冷静に見てみると、「周りの人間から信頼されている」「会社に企画を提案している」「高い視点で仕事を進めている」など、様々な「見習うべき点」が見えてくるはずです。自分を成長させる方法は実は簡単。自分よりも優れた相手をお手本として、素直に認め、いいところを探して真似するだけでいいのです。人生において「勝つタイプの人」、つまり一流の人はこう考えます。「一体、このお店のどこに行列の秘密があるのだろう?」「この人はなぜうまくいっているのだろう?」「いいところを学んで自分のものにさせてもらおう」相手のあらを探すのは二流です。一流の人は、相手の良いところを見つけて、さっさと自分に取り入れる。その方が賢い選択だと心得ているのです。

p70ゴールを設定して、必要なものを手に入れる
人間の潜在意識は善悪にかかわらず、「欲しいもの」「その時に必要としているもの」に自然と目がいくようになっています。ですから、愚痴ばかり言っている人は、自分が愚痴を言いたくなるようなネガティブ因子を自ら探していると言えます。一方、いつも「自分は運がいい」と言っている人は、「あー、やっぱり自分が運がいいんだ」と思えるポジティブ因子を見つけ出しているわけです。つまり、「不幸」も「幸せ」も、結局は自分が引き寄せているのです。あなたが目指すゴールを設定して、それが実現した時のイメージを心に刷り込んでいくと、あなたの「無意識」は、そのゴールにたどり着くために必要なものや手段を自然と探し出します。心の底から「こうなりたい」と思うだけで、それまで意識することすらなかった「チャンス」にも気が付くことができるようになる。一流の人は、このカラクリを知っているので、「チャンスを見つけることができる自分」へと意識を持っていけるのです。

p72自分を無条件に肯定してくれる人を待つ
実は、一流と呼ばれる人たちも、自分のことを肯定してくれて、落ち込んだ時でも、元気を取り戻させてくれる人を必ず身近に置いています。そういう人に「お前ならできる!」「やっぱり君は天才だね」と言ってもらって、自分のセルフイメージを上げる、つまり良い意味で勘違いさせてもらうことで、落ち込みから脱出しているのです。そして、そういう仲間と常に讃え合い、励まし合いながら、共に心を磨き続けているのです。

p74成長に合わせて環境を変える
「類は友達を呼ぶ」という言葉があるように、同じ考えの人は自然と集まるようになっています。ですから、自分の周りにいる人は、自分自身を映す鏡であると言っても過言ではありません。今の環境に対して、「何かが違う。本当にこのままでいいのかな?」こう感じるようになったら、周りの人ではなく、あなた自身が変わり始めている証拠。この感覚を「聖なる違和感」といいます。「聖なる違和感」を無視したまま、変化を恐れて今の環境に身を置き続けるのか、それとも勇気を持って、次のステージに進むのか、どちらを選ぶかであなたの人生は大きく変わります。あなたが「今の自分を変えたい」と心を磨き始めると、必ずそれまで自分や一緒にいた人たちとのずれや摩擦が生じます。しかし、それを恐れていては成長することはできません。一流の人は、成長の過程で必ず周りの人との衝突や別れといった、”痛み”を味わっています。大切なのは「成長する覚悟」を持つことなのです。

p76成長の過程では孤独が訪れると覚悟する
一流の人は、「人と人との別れ」の持つ意味をしっかりと理解しています。ここで、あなたの過去を少し振り返ってみてください。例えば、それまで仲良くしてきたあなたの仲間の一人が、突然「今の自分を変える!」と宣言して行動し始めた。そんな経験はありませんか?その時、あなたはその人を静かに見守ることができましたか?「ノー」と答えた方。それは、人として当たり前の心理です。「自分が置いていかれるのでは」という恐れや、「自分も頑張らなくては」という焦りによるもので、人間として仕方のない感情だと言えます。逆に言えば、あなたが自分を成長させようとして歩き始めた時、それまで周りにいた人が離れていったとしても気にすることありません。一流の人は、一人ぼっちになってしまったとき、それが「成長のためのステップ」であると考えます。一流と呼ばれている人は全て、成長の過程で必ず周囲の人との別れを経験しています。あなたが成長を目指すとき、あらかじめ「一度は必ず一人になる」と覚悟を決めておけば、いざそうなった時「あ、自分の物語が始まったな」ととらえることができるようになります。周りに流されず、胸を張って自分の意思を貫きましょう。

p78目上の人の気持ちを理解し、チャンスを手に入れる
会社組織では、出世して立場が上がれば上がるほど、徐々に出番がなくなっていくものです。どんな立場の人でも、人から頼られなくなったり、距離を置かれたりすれば、寂しい思いをするものです。この気持ちをしっかりと理解し、良い意味で目上の人間うまく利用できる人は必ず一流になります。チャンスは上からやってくることがほとんど。一流になる人は、目上の人の気持ちを理解する広い視野を持っているのです。

p82師を一本化する
一流の人は、成長の過程で本当に自分に合った参考書を一冊選んで、じっくりとやり切るように、「この人の教え一本でいく」と思える人生の師匠を見つけ徹底的に学ぶのに迷いがありません。世の中で”師匠”と呼ばれるような人の考え方は、ある意味すべて正解です。ですから、大切なのはあなた自身がどの正解を選ぶかということなのです。

p84自分に投資する
「最も利益の高い投資先は自分自身である」と。一流の人は、自分の心を豊かにするものや、自分の心を自由にするための時間、自分を成長させてくれる人との出会いなどに投資することが、結果として最も利率が高いことをよく理解しています。自分への投資は株式などとは違い、目に見える利益を手にするのに時間がかかりますが、一度リターンを手にすると、 決して失われることはありません。これまでのあなたは、自分自身にどれだけ投資してきましたか?これからのあなたは、自分自身にどれだけ投資していきますか?

p86どんな立場になっても学び続ける
一流の人は好奇心が旺盛で学び好きです。「もう勉強する必要はないのでは?」と思えるような人に限って、よく学びます。彼らは素直に学ぶので成長が早い上、その体験を燃料にしてさらに学ぶという、プラスのスパイラルに身を置いているのです。一流の人は変化と成長を好みます。とにかく自分自身を今のままで終わらせないよう日々努力を続けています。一流の人にとって現状維持とは、衰退以外の何ものでもありません。だから常に学び続けるのです。一流の人は学ぶことによって、現在設定しているゴールのむこうにさらに新しいゴールを設定し続けます。ですから、一つのゴールに到達しても美酒に浸ることはありません。翌日には、次のステージに向けて歩き始めるのです。

p88位置情報に徹底的にこだわる
現代において、一流の人が最も意識しているのは「情報の源流」、つまり一次情報です。一次情報は、情報の大元ですからインターネットでアクセスすることはできません。一流の人と信頼関係を構築し、その関係の中から”生”の情報を得る以外に方法はないのです。一流の人は、出自のはっきりしない個人の所感を簡単に信用したり、取り入れたりすることは絶対にしません。限られた人生の時間を無駄遣いしないためにも、無数にある情報の中から、自分にとって本当に必要なものだけを受け取って役立てていきましょう。

p90「我」をを外し、素直に学ぶ
一流の人は、人から教えてもらったこと「我」を外して素直に吸収し、それを自分の武器に変えていくのです。

p94人からの賞賛を生きる糧にしない
「すごい地獄」にはまってしまう原因は、自己肯定感の低さです。自分で自分を認めることができないから、他者からの賞賛を生きる糧にしようとしてしまうのです。一方、一流の人は自己肯定感で満たされているので、他者からの評価はあまり気にしておらず、周りから「すごい」と言われても、それを”おまけ”程度にしか考えてません。一流にとって、一番大切なのは自分自身の心の在り方なのです。

p96相手が誰でも自信を持って向き合う
あなたはこれからの人生の中で、憧れていた成功者や、世に言う「一流の人」と接する場面があるでしょう。そんな場面が訪れた時は、ぜひ、相手にのまれることなく自信と誇りをもって接してください。相手が誰であろうが、同じ人間。あなたはあなたの人生を生きてきたのですから、下手に出る必要は全くありません。これは「相手に対して横柄な態度で接しましょう」ということではありません。相手が誰であっても、敬意を払って接するのは人としての最低限のルールです。しかし、もしあなたが下手に出ないことで機嫌が悪くなるような相手なら、そもそも大した人間ではないので、お付き合いする必要はありません。相手が真の一流なら、自分に対して堂々と接してくるあなたの肝の据わり具合を見て、興味を持ってくれるはずです。あなたの自信は必ず相手に伝わります。私が心から尊敬する師は、いつも私にこう言ってくれました。「本来、この世に威張っていい資格を持っている人なんて一人もいないんだよ。肩書きを外せばそもそも同じ人間なんだから。だから、お前も相手が誰でも臆することはなく、しっかりと自信を持って人と向き合うんだぞ。相手も自分も両方大切にするんだ。相手から舐められるような恥ずかしい向き合い方だけはするんじゃないぞ」この言葉は私にとって、人生の指標となる大きな教えの一つです。

p102常にセルフイメージを上げる努力を怠らない
人は誰もが、自分に対するセルフイメージを持っています。セルフイメージとは、「自分はこんな人間だ」と自分自身が自らに対して抱いているイメージのことです。一流の人のセルフイメージは総じて高く、彼らはそれが人生をどれだけ左右するのかをよく知っています。ただ、一流の人のセルフイメージが高いのは、もともと備わっている素質ではありません。彼らは意識的にセルフイメージを上げる努力をしているのです。では、彼らはどうやってセルフイメージを上げているのでしょうか。一つ目は格上の人との出会いです。格上の人は自分の全く知らない世界を知っていて、上へ上へと引っ張り上げてくれる存在です。こうした人との出会いによってセルフイメージは高まります。二つ目は自分の環境を変える努力をすること。環境とは、自分が付き合う人のことです。ここまで何度かお伝えしてきましたが、前向きな人といると、セルフイメージが上がり、愚痴ばかり言っている後ろ向きな人と一緒にいると、セルフイメージは下がります。そしてセルフイメージを上げる三つ目の方法は、自分の住む場所を変えることです。土地にはそれぞれの空気や、長い歴史によって築かれた魚用のない文化があります。人は、自らが過ごす土地からも無意識に影響を受けるため、その場所によってセルフイメージが上下するのです。格上の人、仲間、そして過ごす場所・・・。一流の人はこれらを出来る限りコントロールしながら、セルフイメージをより高く書き換える努力を続けているのです。

p108自分は裏方に回り、周りの人を輝かせる
やる気や責任感があって前向きな人ほど、つい自分が前面に出て物事を進めようとしてしまいがちです。しかし、それでは自分が疲れてしまうだけでなく、気が付くと一緒にやっていたはずの仲間がしらけてしまう事態にもなりかねません。実は、実力がある一流の人ほど、周りの人に仕事やチャンスの場を割り振ることで自己肯定感をプレゼントしています。「自分が、自分が」ではなく、「彼のおかげで」「彼女のおかげで」と、周りの人を立てるよう常に意識しているのです。もしかすると、あなたは「人に頼る」ことに抵抗があるのかもしれません。そんな時は、「人に頼る」のではなく、「人を活かす」と考えればいいのです。あなたが仕事を独り占めするのではなく、周りの人達を活かそうとすることは、彼らにとって「活躍の機会を与えられる」ことになります。言わば、「チャンスを渡す」ことですから、お互いにとってメリットがあることなのです。一流の人は、周りの人を輝かせるステージメーカーの役割をサラッとこなすことができるのです。

p110愛に基づき行動する
どんな時代であれ、変わらずに人がついてくるリーダーの条件、それは、「行動のベースが愛に基づいているか?」ということです。リーダーという仕事は重責です。考えなければいけないことは山ほどあるし、部下が成長するまでは、日々頭を悩ませることでしょう。そして、人の評価はリーダーに向かいます。これはあなただけに限ったことではありません。いつの時代もリーダー達は、悩みやプレッシャーと向き合い、ギリギリの心理状態の中で、仲間を守り、生きてきたのです。リーダーにとって最高の報酬。それは名誉や勲章などではなく、「あなたの元で働けてよかった。あなたの会社があって良かった」と言ってくれるスタッフやお客さんの笑顔です。近道などありません。しっかりと王道を歩いてください。この世に、愛を持ったリーダーより強いものはないのですから。

p112周りの人に精神的なメリットを与える
人を動かすために必要不可欠な要素。それは”メリット”です。人を動かすためのメリットには、大きく分けて二つの種類があります。一つは物質的なメリット。金や物をくれる、美味しいものを食べさせてくれると言ったことです。そしてもう一つが精神的なメリット。褒めてくれる。認めてくれる。暖かい声をかけてくれる。味方になってくれると言ったことです。一流の人は、周りの人に精神的なメリットを与えます。物質的なメリットのほうが直接的ではありますが、これには限界があります。お金や物がなくなった瞬間にその関係は終わってしまうからです。人は自分の存在を肯定されたいと願う生き物です。これはどんな人でも変わりありません。仕事を頑張るのも、リーダーが会社の規模を大きくしたがるのも、女性が綺麗になろうとするのも、全ては「自分がここにいるよ」と表現したいがため。一流になれるかどうかは、この心理を理解してるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。自分から進んで相手に笑顔を見せているだろうか?自分から進んで相手に声をかけているだろうか?自分から進んで相手の自己肯定感を高める行動をしているだろうか?まずは、自分自身を振り返ってみてください。精神的なメリットを与えることのできる人は、周りの人から好感を持たれます。そして「好かれる」という魅力は、あなたの周りに”人”という宝を引き寄せます。

p115ブレない軸で人を惹きつける
一流の人は言動に一貫性があります。そして、山のごとく、どっしりと動かない人には不思議なオーラが宿ります。だからこそ、周りを惹きつけるのです 。

p116立場の弱い人は大切にする
一流と二流との違いは、自分より立場の弱い人に対する態度に表れます。例えば、自分より下の立場の人と初めて会った時に高圧的な態度をとる人は、どれだけ高い地位にいようが、どれだけ資産を蓄えていようが二流です。こういった行為は、自信のなさの裏返しであり、相手から見透かされてしまうものです。一流の人は、立場が下の人と接する時でも決して高圧的な態度をとることありません。まず相手の気持ちを理解し緊張を和らげようとします。自分に自信があるので、威張らなくても自分の立場が揺らぐことはないと心得ているからです。相手からすれば、その姿勢は非常に魅力的に映ります。人は往々にして、出会う人の地位や肩書から相手に対するイメージを膨らませます。そして、そのイメージから外れることが起こると感動を覚えるものです。一流の人はそのことよく心得ていて、相手の持つイメージと逆のことをやります。すると、相手はそのギャップに惹かれ、一生懸命尽くしてくれるようになるのです。

p118どんなときも「与える側」に立つ
私は、人がこの世に生まれてきた理由は「人を喜ばせるため」だと思っています。与えるものはさらに与えられます。ギフトを贈る人は、与えたものが返ってきて、結果的に幸せになるのです。笑顔も、言葉も、共感も全て相手へのギフトです。ですから、あなたが出会った人に渡せるギフトは数限りなくあります。このギフトを送り続けていくうちに、あなたは自分で想像するより遥か高みに「押し上げられる」ことになります。人は2種類に分けられます。それは、喜びや感動を与える側と、与えられる側。言い換えれば、「会いたいと言う側」と「会いたいと言われる側」です。あなたも一流を目指すなら、「会いたいと言われる側」に回りましょう。一流の人は小さなことを誰よりも大切に積み重ねています。「あなたに会いたい」、そう言われる人生を。

p120前に出る場面、一歩引く場面を見誤らない
何かにつけ「私が、私が」と、自分を売り込むことに躍起になっている人がいます。しかし、本人がいい気になってアピールすればするほど、周りの人はその人から離れていきます。特に若くて血気盛んな頃は、ついつい、これをやってしまいがちです。人は、アピールばかりしている人から離れていくもの。一流の人は、特に、自分が主役ではないオフィシャルの場などで、自分をアピールしすぎるようなことはしません。自分が話すのは会話全体の2割、多くても3割くらいにとどめます。話しすぎてしまうと、相手に幼稚な印象を与えてしまうからです。そもそも、一流の人は自分に自信を持っているので、自らのことを積極的にアピールする必要がありません。一流の人は、高い位置から自分を俯瞰して見ることができます。自分を客観的に見る、「自己客観能力」が高く、自分の立ち位置をしっかりとを把握することができるのです。自分の立ち位置を、高く見て勘違いしている人は笑いものになるし、低く見すぎていると、自信を持てず集団の中に埋もれてしまいます。ここは是非、正確に見定めたいところです。「自己客観能力」が高い人は、周りが尻込みしている場面でも、スッと一歩前に出て場を盛り上げることができます。例えば、プロジェクトのリーダーを決める時。誰も手を挙げない中で、平然と 立候補して、メンバーを盛り上げ、やる気を引き出しながら引っ張っていきます。そして、プロジェクトが軌道に乗り始めると自分は後方に回って、いつのまにかメンバーを主役にしているのです。自分が全面に出る場面なのか、引いた方が良い場面なのか・・・、自分は今、どう動くべきなのかを見極めるのが上手い人のもとに人が集まります。一流の人は、自己主張よりも周りを立て、自分の役割をしっかりとこなし、それに徹することの大切さを知っているのです。

p126「してあげる」から不幸になると心得る
一流の人は「してあげる」ではなく、「させてもらう」という言葉を使います。彼らは相手を一人の人間として尊重し、謙虚な心をもって接しているので、自然と「させてもらう」「手伝わせていただく」という言い方になるのです。一流の人は相手に何かを施しても、見返りを期待することありません。相手のことを考え行動にした時点で「得」という人生で最も大切なものを「いただいている」ことを心得ているのです。見返りを求める人は、相手に振り回されて自分を見失うことになります。相手があなたに感謝するかどうかは相手の「ゾーン」の話であって、あなたがどうこうできる問題ではないのです。

p128一気に大きなところを目指さない
私たちは、つい家族や仕事仲間など、身近な人の存在を忘れ、大きな世界に夢をかけてしまいがち。自分の足元を見ずに遠くを見てしまうのです。「地域や日本、そして世界の平和のために・・・」こういう思いはもちろん大切です。しかし、何かを変えようと思うなら、まずはあなたが目の前にいる人を幸せにすることが大切。それができれば、地域、日本、世界と、徐々に影響を及ぼす範囲が広がっていくのです。

p132大切な人のことを思いながら行動する
YAP遺伝子を持つ人にはいくつかの特徴があります。中でも際立っているのが、「人が喜ぶことをすることに幸せを感じる」ことです。このような行動の原点が遺伝子にあるのだとするならば、「誰かのために」という貢献の精神は、元々私たち全ての日本人男性の中に組み込まれているということになります。私はこの遺伝子のことを「FORYOU遺伝子」と呼んでいます。大切な人のことを思って行動すれば、人は必ず強くなる。それに気づくことができた時、あなたは自分のみならず、周りの人を幸せにすることが出来るのです。

p134人に与えて涼やかに生きる
「与えるものはものでなくてもいい。安心感だったり、言葉だったり、もの以外にも、相手のために与えられるものはたくさんある」その後、「そういうものは与え続けていると、何が返ってくるんですか?」という僕の問いに、その人はこう答えました。「涼やかに生きられる。それだけで儲けもんだよ」この言葉は、私の心の深くにずっと刻まれています。一流の人は、人に与えることで、相手だけでなく自分自身の幸せも雪だるま式に大きくなることを知っているのです。

p142目的なく「出会い」を求めない
最近は多くの人が SNS を使っている上、様々なコミュニティ活動も盛んなので、出会いを求めたければ、コンビニで物を買うくらい簡単にチャンスを手にすることができます。しかし、こんな時代だからこそ気をつけなくてはならない落とし穴があります。それは、目的なく出会いを求めることです。交流している人の数が増えれば、当然集まりなどに誘われる機会も多くなります。その誘いがあなたの成長に繋がるものならいいのですが、それが実りのない無意味な時間を過ごすだけの集まりの場合は注意が必要です。あなたが本当に求めているのは「出会い」ではなく「出会いの先にある未来」です。その未来は、多くの人と出会うことで手に入るものではありません。一流の人は闇雲に出会いの数を増やすのではなく、「これは!」と思える相手としっかり価値観を共有し、互いに高め合う関係を築いているのです。

p144心を安定させる努力を怠らない
一流の人の心は常に安定しています。周りで何が起ころうが、自分がどんな状況に立たされようが、いつも同じ調子で物事を考え人と接します。だから信頼を得ることができるのです。これは、もともと備わっている才能のようなものではなく、努力によって身についたものです。一流の人は、本を読んだり、物事を前向きに考える努力をしたりすることによって、自らの心を鍛え、常に「良い心」を前面に出させるように意識を向けているのです。心を磨けば磨くほど、回転することが少なくなります。だから、一流の人はいつも前向きで安定してるように見えるのです。

p146「好き」と「嫉妬」は同じ感情の裏返しだと心得る
自分に非がないのに悪口を言われた・・・。こんな状況に直面して、落ち込んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。しかし、考え方を少し変えると、このような悪口は全く気にならなくなります。マザー・テレサは、「愛の反対は憎しみではなく無関心である」と言ったそうです。この言葉からもわかるように、あなたに全く関心がなければ、誰もあなたの悪口を言ったりしません。もし、自分に非がないのに悪口を言われたとしたら、それはあなたの変化に対して相手は関心を持っているということです。あなたの変化がその相手の嫉妬心を掻き立てるものでなければ、人はあなたに賞賛を贈ります。逆に、あなたの変化が相手にとって羨ましく刺激になるものだった場合は、悪口や抵抗の言葉が出てきます。賞賛も悪口も、根っこの部分は同じ、「あなたへの興味」なのです。ですから、何を言われても、「この人は自分に興味を持ってくれているんだ」と考えて、前に進むことだけに集中すればいいのです。それでも悪口が気になる時は、そんな言葉が聞こえなくなるような次元まで突き抜けて成長しましょう。

p148人を恨む事に時間を使わない
一流の人は、自分の視点を変えるのに長けています。自分がハッピーな気持ちになることで、他人を許すという心の余裕も出てくることを知っているのです。他人への恨みや悪口などのマイナスの言葉は、いわば”心の雑草”のようなものです。気を抜くと、いつのまにか生えてきてあなたの心を覆ってしまいます。一流の人は意識的に、そして定期的に、それらを刈り取ることを心がけているのです。

p150他人を変えようとせず、付き合う人を変える
よく自己啓発書にはこんな言葉が出てきます。「他人を変えようと思ったら、まず、自分を変える」「自分が変われば、必ず相手も変わる」しかし、一流の人は自分を変えてまで、相手を変えようとはしません。そもそも、相手はこれまで生きてきた長い時間の中で「自分」を作り上げてきたわけです。その相手の「人格」や「考え方」を変えるのは至難の技です。あなたが自分を変えることによって、一瞬相手は変わったように見えても、すぐ元に戻ってしまうことがほとんどですし、その人の本質的なものはなかなか変わりません。ですから、一流の人は目の前の相手ではなく、「付き合う相手」を変えます。こう聞くと「そうは言っても、上司は部下を取り替えることはできないよ・・・」と考える人も多いと思いますが、人間関係は上司、部下のような縦の関係だけではありません。あなたには、「付き合う相手を選ぶ自由」があることをしっかりと覚えておいてください。

p156 小さなことで取り乱さない
一流の人は、「本当に大切なこと」と、「大した問題ではない事」の区別が明確です。ですから、滅多なことでは心を乱しませんし、たとえピンチになったとしても、本質的な部分をしっかりと見定めて進むべき道を見出し、難局を乗り越えることができるのです。「何が大切で、何は捨ててもいい部分なのか」、それを見分けられるようになりたいものです。

p158「じゃあ、どうする?」と常に自分に問いかける 
一流であれ、二流であれ、うまくいかないことはたくさんあります。そんな時にどう考えるかで人生の質が大きく変わるのです。もしあなたが、自分ではどうにもできない想定外のトラブルなどに巻き込まれたらこう考えてみてください。「自分に起こる全てのことは、人生を輝かせるためのエンターテイメントである」と。きっと心が軽くなるはずです。

p166「感謝」を「恩返し」という形で表現する
本来「感謝」とは、相手の恩に対して報いることで初めて施術するものなのです。一流の人は、相手に感謝する時、お礼の言葉だけではなく、感謝の気持ちを何かしらの「行動」や「形」で示します。それは、「報恩」の大切さを知っているから。どうか、あなたも行動を伴った感謝を心がけてみてください。きっと、色々なことが好転し始めるはずです。

p169「すでにあるもの」に感謝する
不思議なことに、お金もチャンスも人望も、全て「いつも感謝している人」に集まってきます。一流の人は感謝上手です。「ないもの」を悔やむことに心を砕くのではなく、まずは「すでにあるもの」にしっかりと感謝し、欲しいものが寄ってくるマインドを自分にセットするのです。

p173けじめに手を抜かない
一流の人は道筋をしっかりと通し、大きな信頼を得てから新しい道を歩き始めます。人はその人がどんな道を選んだかより、どう筋を通したのかをしっかりと見ています。「信頼の残高」こそ、人間関係にとって一番の財産なのです。

p177夢や安易に語らず熟成させる
早い段階で周りの人に夢を語ると、こうしたドリームキラーの餌食になってしまう確率が高くなってしまいます。だからこそ「夢」を語るにはベストなタイミングがあるのです。一流の人は、本当に大切な夢を気安く語ることはしません。ドリームキラーの存在や、周りの人の嫉妬や羨望という負の面も知っているので、自分の中で夢をしっかり育ててから初めて公言して、一気に支援者を獲得してしまうのです。

p183未来に夢を残す
「三流は金を残す。二流は仕事を残す。そして一流は人を残す」という言葉があります。しかし、もう一つ上があります。一流の上、つまり超一流は「夢」を残します。結果を残すことで、自分自身が後に続く沢山の人達の夢になるのです。仮に、その夢を自分で叶えることができなくても、それは”タスキ”としてつながり、後に続く走者たちが、未来に大きな花を咲かせるのです。

いかがだったでしょうか?以上、読めてよかったと思うところを抜粋してみました。心の底ではわかっているのかもしれないけど、思い出せないことを的確に教えてくれている本だと思いました。

まとめると、今の環境に対して、「何かが違う。本当にこのままでいいのかな?」こう感じるようになったら、周りの人ではなく、あなた自身が変わり始めている証拠。この感覚を「聖なる違和感」といいます。「聖なる違和感」を無視したまま、変化を恐れて今の環境に身を置き続けるのか、それとも勇気を持って、次のステージに進むのか、どちらを選ぶかであなたの人生は大きく変わります。あなたが「今の自分を変えたい」と心を磨き始めると、必ずそれまで自分や一緒にいた人たちとのずれや摩擦が生じます。しかし、それを恐れていては成長することはできません。一流の人は、成長の過程で必ず周りの人との衝突や別れといった、”痛み”を味わっています。大切なのは「成長する覚悟」を持つことなのです。一流の人は「してあげる」ではなく、「させてもらう」という言葉を使います。彼らは相手を一人の人間として尊重し、謙虚な心をもって接しているので、自然と「させてもらう」「手伝わせていただく」という言い方になるのです。一流の人は相手に何かを施しても、見返りを期待することありません。相手のことを考え行動にした時点で「得」という人生で最も大切なものを「いただいている」ことを心得ているのです。不思議なことに、お金もチャンスも人望も、全て「いつも感謝している人」に集まってきます。という風にしました。

個人的に本書で一番読めてよかったと思う部分は、一流の人は、「人と人との別れ」の持つ意味をしっかりと理解しています。ここで、あなたの過去を少し振り返ってみてください。例えば、それまで仲良くしてきたあなたの仲間の一人が、突然「今の自分を変える!」と宣言して行動し始めた。そんな経験はありませんか?その時、あなたはその人を静かに見守ることができましたか?「ノー」と答えた方。それは、人として当たり前の心理です。「自分が置いていかれるのでは」という恐れや、「自分も頑張らなくては」という焦りによるもので、人間として仕方のない感情だと言えます。逆に言えば、あなたが自分を成長させようとして歩き始めた時、それまで周りにいた人が離れていったとしても気にすることありません。一流の人は、一人ぼっちになってしまったとき、それが「成長のためのステップ」であると考えます。一流と呼ばれている人は全て、成長の過程で必ず周囲の人との別れを経験しています。あなたが成長を目指すとき、あらかじめ「一度は必ず一人になる」と覚悟を決めておけば、いざそうなった時「あ、自分の物語が始まったな」ととらえることができるようになります。周りに流されず、胸を張って自分の意思を貫きましょう。というところでした。

以上、一流の人に学ぶ心の磨き方 永松茂久(著)について取り上げてみました。

ちなみに名著と言えば
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
人を動かす 文庫版 D・カーネギー  (著), 山口 博 (翻訳) 

自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?

というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。

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