こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、日常のつぶやき、今の時代を生き抜くために-脇村、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。
今回、紹介したい本は、人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力 午堂登紀雄 (著)です。
「孤独」をたのしめば、周囲に振り回されることなく、「自分が本当に大切にしたいもの」に気づき、正直に生きることができます。僕なりにp254ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップさせてください。
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p15「ありのままの自分」を知る
孤独を恐れる人は、自分をよりよく知ることができません。いつも誰かと一緒にいたりいつも誰かと繋がったりするために、一人内省する時間が十分に取れないからです。例えば就職に際して自分の適性が分からない、自分は何がやりたいのかわからないという人も、本当の自分が見えていないのです。自分と対話することに慣れていないから、「自己分析」などいきなりその自分に直面しても、戸惑ってしまう。「将来に希望が持てない」というのも同じで、自分の得意不得意を認識していないから、何をしていいかわからない。だから不安感や絶望感に襲われるのです。しかし一人で内省するからこそ、自分の長所も短所も含めて、「ありのままの自分」を知ることができます。そして自分を知れば知るほど、それを活かす道も見えてきます。それは、職業の選択、人間関係、お金の使い方を含めたライフスタイルの全方位にプラスの影響を及ぼすものであり、より幸福に近づく方法のひとつです。本来の自分を活かせば、より個が輝き、それが自信になり、益々ありのままの自分でいいんだという確信がもてるようになります。
「才能とは、自分自身を、自分の力を信じることだ」と言ったのは、ロシアの作家マクシム・ゴーリキーですが、自分の力を信じられれば、その能力を大事に伸ばして行こうと考えます。自分の個性や才能を磨くことが生き甲斐になれば、孤独感とは無縁になります。同時に、そんな確信があれば、仮に他人からのネガティブな評価や反応を受けたとしても、本当の自分に照らして受け止める、あるいは聞き流すという選択が、自らの意志でできます。自分と対面して、「確かにそうかも」と思えたとしても、「でも、このままでいいんだ」「そうか、次からこうしよう」という自分で納得できる判断につながります。そのためには、自分を否定したり嫌ったりするのではなく、自分の本心を受け止め、それを肯定することです。自分は弱い人間だ、と思っても、それはそれでいい。弱い自分のまま進んでもいいんだ。それでもここまで進むことができたんだから。何かすごいこと成し遂げてはいなくても、自分は生きている・・・。
p33「一人になりたい」と思うのは健全な証拠
仕事や育児に追われる日々が続いた時、「一人になりたい」とふと感じることはないでしょうか。もしそうなら、あなたの心はとても健全だと言えます。なぜなら、一人になること、つまり孤独には「自己回復機能」があるからです。私たちは毎日いろいろな人や出来事に遭遇し、様々な経験を重ねていきます。また、たくさんの新しい情報や知識を吸収していきます。それらによって、不安や怒りを覚えたり、嬉しかったり悲しかったり、様々な感情を抱きます。時には自分の価値観や意向とは異なる状況に直面したり、意に沿わない結果を受け入れざるを得ないこともあるでしょう。そういった自分に起こった出来事や状況と、自分の価値観をすり合わせ、自分が納得する意味合いをつけるという、意味を統合させる作業が私たちには必要なのです。
p50「超鈍感」ぐらいでちょうどいい
私は、閉塞感の強い現代の日本においても幸福を感じられる人とは、打たれ強い人だと考えています。これは孤独力を高めることと通じるものがあります。打たれ強いというのは、「他人からどう思われても平気」ということです。どんなボロボロの格好をしていても、どんなボロ家に住んでいても平気。会社で上司からどやされても平気。給料が減ってもリストラされてもケロリ。普通の人が困ることや悩むことでも平常心でいられる。普通の人が恥ずかしいと思うことでも気にならない。挑戦して失敗しても、心の痛みを感じない、超鈍感野郎。どんなに環境や状況が変わってもストレスを感じることがなく、何が起きても動じないというのは、何でもできる、まさに最強の人間でしょう。だから私自身も、そういう境地になろうと日々メンタルを鍛えています。鍛える方法は二つあります。ひとつは、「意味合いを変える」こと。例えば普通の人が10辛いと感じる事を、どう受け止めればその辛さを1にできるか、自分の中で意味付けを変えていく作業です。この方法は後ほど詳しく紹介します。もう一つは、「バカに思われるくらいで丁度いい」という割り切り感を持つことです。そうすると、無駄なプライドに縛られなくなるからです。
p61目標に向かって邁進する人には、仲間や応援者が集まる。
大人にとって必要なのは、友達よりもむしろ切磋琢磨しあえる仲間、戦友、同士、ライバルです。そしてそれは、目標に向かって邁進している人の周りに集まってくるものです。実際にも、例えば起業家は最初は一人で会社を立ち上げたとしても、「これで世の中を変えたい」というビジョンをかけて行動しているからこそ、それに共感する取引先や従業員が集まってくるわけです。つまり、あえて友達などを求めなくても、自分の意思や目標がありそれに向かって行動していれば、仲間は自然に集まり孤独になることはないのです。逆に「自分は孤独だなあ」と感じているとしたら、意思も目標もなく行動の量も足りずに生きているということ。だから孤独感を払拭したいなら、目標を掲げ、自分の意思をもって行動することです。
p62孤独力がある人は、本当の孤独にはならない
そもそも人は、孤軍奮闘する人間を応援した生き物であり、そうした人を見て刺激を受けたり感動したりする生き物です。例えば映画や漫画でも、みんなが怖気づいて見守っている中、ひとり敵に立ち向かおうとする主人公に感化され、一緒に戦おうとしたり、手伝ったりするシーンを目にしたことがあると思います。一方、草むらに隠れてビクビクしている人が、誰かに応援されることはありません。自分で頑張ろうとしない人を、周囲が助けてあげたいとは思えないものです。だからもし、「誰も手伝ってくれず孤独だ」「誰もわかってくれず寂しい」という時があったとしたら、ふてくされるのではなく、「自分一人でも何とかする」という姿勢を貫くことです。その姿こそ、人を引きつける磁力を生むのです。
p71「自分の弱み」を隠すのはやめる
孤独を恐れる人は、自分の弱みを晒すことを避けたがります。弱みを知られて周囲から見下されること、実力がバレてがっかりされること、呆れられたりして人が離れていって一人になることを心配するからです。同じような理由で、彼らは失敗も恐れます。失敗は良くないことだという思い込みが強く、それで自分は無能な人間だと思われたくないからです。失敗を恐れるから挑戦を躊躇します。だから成果も出ないというループにはまり、結局何かを成すことはできません。しかし孤独を恐れない人は、自分の弱みをさらけ出すことを躊躇しません。そのために人が離れていったとしても、それはそれで仕方がないと思っているからです。彼らは自分の弱みすら肯定できているからです。それは、単なる諦めとか、現状維持でいいとかいう逃げの意味ではなく、「確かに自分の欠点かもしれないけど、それも含めて自分である」と受け入れているということ。だから、仮にそれで他人にバカにされたとしても、「そういう人もいるんだ」くらいで気にならないのです。
p73弱みはむしろ共感のベースとなる
自分の弱みや欠点は、隠すのではなく肯定し、表に出せば出すほどコンプレックスは薄まり、むしろ自分に対する信頼感や自信につながるのだと強く確信しています。「こんな自分だけど、いやこんな自分だからこそ自分は自分を気に入っている」と思える境地です。多くの人が経験したことがあると思いますが、例えばいつも完璧に見える人がドジをしたら、意外に感じて好意的に受け取ることもあるでしょう。お笑い芸人も、自分の欠点を上手に表現して笑いを取っています。弱みを見せることは恥ずかしいことではないし、むしろ魅力にもなるのです。
p76自分が嫌いという人への質問
自分の性格が嫌いという人で、でも特に行動を起こしていない人は、「本当に嫌いなの?本当にそれで悪いことばかりなの?」と自問してみましょう。実は、本当に嫌いなわけではなく、自分の個性を認めてくれる人が周りに少なく、自分とは違う性格の人がチヤホヤされている状況を見て羨ましいと感じているだけ。つまり自分を見て欲しい、自分を認めて欲しい、自分を理解して受け入れてほしい、でもそうなっていないという満たされない承認欲求が、自分を嫌うという反動になっているのです。
p81自己開示は好意と信頼の証
たとえ最初はうまくいかなくても、本音を出して人と付き合うことです。本音といってももちろん、言葉を選ぶ必要はあります。相手の行動が不満だからといって「何でそんなことをするの!」という言い方ではなく、「自分はこうされると悲しいから、次はこうしてくれると嬉しい」とか。「それは違います」ではなく、「あなたの意見は分かります。でも自分はこう思います」。「それは嫌です」よりも「自分はこうしたいです」など、相手の意見や考えを尊重しつつ、素直な自分の感情を出すことです。
孤独を恐れる人は、自分の感情の動きを見る余裕がないため、自分の痛みや苦しみだけに飲み込まれがちです。他人の心の動きを察知する余裕がなく、なぜ相手はそういう言動をするのかも理解できません。そうやって不満ばかりが高まります。しかし、孤独の中で内省の習慣ができると、仮に意に反する出来事や結果になったとしても、自分の苦しみや悲しみを受け入れ、静かに耐え、意味づけをし、飲み込んで消化できるようになります。そして、そういう心の動きを自分で察知し感情を処理する力が高まると、何も言わない人にも、それぞれ苦労や悲しみがあること、それを無言のうちに察することができるようになります。人には人の事情がある、みんなそれぞれ色々ある、自分だけが特別に不幸なわけじゃないんだ、と。だから絶望感に襲われることもない。自分の感情の動きが分かれば、同じような状況で他人が感じる感情も想像できるようになる。つまり他人を思いやれる人は、自分の感覚を思いやれているということです。
p84他人を認めることが自分を認めてもらう原点
「自分を認めて欲しい」という承認欲求は誰にでもある自然な感情です。だから自分の話を丁寧に、肯定的に聞いてくれる人には自分を認めてくれていると感じ、人は心を開き、信頼し、好感を抱くようになります。人から認めてもらいたいと思ったら、まず自分から相手のことを認め、愛し、大事にすることです。相手の話をよく聞く、相手がどのような反応・返事を欲しているのか想像する。それは自分を曲げるとか抑えるとかではなく、共感や寄り添いの気持ちです。そしてそういう気持ちがあると、実は孤独など感じないものです。自分から手を差し伸べることができる人、そういう余裕がある人は、一人であっても常に誰かと繋がっている感覚を持てるからです。
p89孤独を恐れる人はプロファイリングをしていない
孤独を恐れる人は、自分が嫌われないことが優先で、人物プロファイリングをする余裕がありません。彼らは人の性格パターンの蓄積が少なく、ざっくりとした区別しか持っていないため、それに無理矢理当てはめて人を理解しようとします。とはいえ、人は色々な側面を持っていますから、それはどうしても極端な振り分けになります。だから他人をやたらと決めつける傾向が強くなってしまうのです。すると、「この人と自分とは、この点は違うけれども、ここは共通している」などという多面的な理解ができず、単純に好きか嫌いかという軸でしか人を判断できなくなります。しかし自分にとって完璧な人はおらず、誰でも時として自分が気に入らない言動を取る場面はあるもの。にもかかわらず好き嫌いだけで人を見ると、人を切り捨てていくだけとなり、世界はどんどん狭くなります。もちろん、人を切っていく一方で、新たに人間関係を作っていけば狭まることはないのですが、新しい人と信頼関係を築くのは時間も手間もかかります。だから切り捨てるスピードには追いつけず、やがて本音で付き合える人がいなくなる、というわけです。
p102多重人格できる
転職や起業が無理という人は、マルチアイデンティティを持てる場を作ることです。それは、所属する社会を一つではなく、複数持つことです。私たちは、一つの人格で生きているわけではなく、複数の人格を内在させ、場に応じて人格を使い分けながら生きています。例えば会社では鬼上司でも、家庭では恐妻家で子煩悩だとか。学生でも、普段はぼーっとしているのに、実は将棋がプロ級で、将棋盤を前にすると豹変するとか。自分の世界が家庭と職場だけで、もしそこが本当の自分を出せる場所でなければ、やがてしんどくなります。
p108人生の優先順位を明確にする
その方法の一つは、「自分にとって本当に大切なことと、そうでないこと」を分別することです。それは思い込みや社会の常識、他人からの評価ではなく、自分なりの明確な判断基準を持つこと。仮にそれが好き嫌いに基づくものであっても、その好き嫌いを分かつ自分の価値観を探ってみるのです。そして、本当に大切なことを最優先し、そうでないことは後回しにするか、力を抜くか、そもそも関わらないという判断をする。そういう「人生の優先順位」を明確にしていけば、大事でない物はあっさりと捨てられる胆力がつくし、もっと大切なことが発生すれば、今やっていることはスパッと諦めて、そちらに飛び移ることもできる。すると、その場しのぎでずるずる時間が過ぎるということはなくなる。自分を貫くことで孤独になるかもしれないという恐怖感もなくなります。
p139イメージトレーニングも内省作業の一つ
実際、スポーツは孤独による内省力を高める最高の訓練の一つでもあります。スポーツの世界では、他の選手はグループと一緒に練習するよりも、一人で練習する時間が多いほどスキルの上達が早いそうです。実際、エキスパートの多くは、人の見ていないところで一人で努力する傾向があるといいます。自分が何をすべきかに自分で気づくことができれば、誰かに催促されたりしなくても、自ら主体的に取り組むようになるというのです。別の例では、アメリカプロバスケットボールリーグ ・NBA で活躍しているある一流選手は、「練習時間の7割は一人で練習する。一つ一つのテクニックをしっかり調整したいから」と言っていました。音楽家の場合も同様に、上級者になるほど一人で練習する時間が多いそうです。
p140「天職」に出会えるかは内省的な問題
そしてこれは、仕事に対する姿勢でも同じような事が言えます。例えば「転職」という言葉がありますが、これは自分の生まれつきの性質に合った職業に出会うことではなく、自ら能動的に働きかけてスキルを深め、興味をもって取り組み、成長や上達を実感し、それを喜びに感じることです。つまりこれも、極めて内省的な問題であることが分かります。反対に、何年やってもうだつが上がらないとしたら、自分で問題意識を持って主体的に取り組んでこなかった可能性があります。だから仕事が面白くない。面白くないから社内の人間や会社の体制の欠点ばかりが目につく。そして不平不満ばかり言うようになる。自ら長期・短期目標を立て、自分で特定した「意図的な鍛錬」をしていないから、ただ日々の仕事や勉強、練習をこなしているだけ。それでは成長もおぼつかないでしょう。「孤独で、自分と戦っている人間は鏡に向かって対話するんだよ。孤独を純粋に貫けば貫くほど、逆にそれは魅力になってくる。」岡本太郎
p144悩むのは、自分のことをきちんと考えていないから
例えば、「就職や転職の悩み」「恋愛や結婚の悩み」「子育ての悩み」「人間関係の悩み」などは、よくある典型的な悩みでしょう。その時、孤独力の低い人はじっくり内省する習慣がないため、「どうしたらいいかわからない」と混乱しがちです。しかしこれもやはり、自分の問題や周囲との人間関係について、解決策を自分できちんと考えていないということであり、思考停止しているのです。そもそも「悩み」というのは、人に何かしてもらって解決するというより、自分で考えながら一つ一つ乗り越えていくものです。他人が絡む悩みでも、他人は変えられないから、自分の関わり方や心の持ち方を変えようとするはずです。それでも解決できない悩みは、専門家にお金を払えば大抵解決してもらえます。そして、「考える」という言葉の本当の意味は、悩みを悩みで終わらせるのではなく、悩みを課題に分解し、判断や行動に繋がる材料を出すこと。調べて行動に繋がる打ち手を選ぶこと。結論に導くことです。
p166やりたいことができていれば、それは成功
シンプルに考えれば、私たちの人生は、朝起きて会社に行って仕事をして帰って寝る、そしてまた朝起きて夜寝るの繰り返し。それを社会に出てから40年も続けているだけです。しかし、それが幸せな人生になるかどうかの差を分かつのは、その間に本当にやりたいことやっているかどうかです。やりたいことやっているなら、結果がどうあれ、貯金や収入がどうあれ、それは成功と言えます。なぜなら私たちは、好きなことをやって幸福感を得るために、色々努力したり耐えたりしているわけなのですから。逆に、どんなにお金や地位や名誉があっても、やりたいことができていないなら、それは成功ではありません。ただお金を稼ぐため、貯金をするため、地位や名誉を得るために、自分が起きている時間を切り売りして犠牲にしてきただけのことです。外からは成功者に見えても、当の本人は心の中に深い闇を抱えていることだってあります。きらびやかに見える芸能界でも、心を病んで辞めていく人は大勢いるのです。
p191計画基準が多ければ、思考は柔軟に、心は穏やかになる
政治経済に限らず、社会の様々な対象にプロファイリングができれば、「それってつまりこういうことよね」と自分の中の膨大なプロファイルの中から当てはめて、より世の中を理解することができます。それはつまり、自分の身の回りで起こる出来事や変化に対する恐怖心や不安感を減らす効果があります。そのためにはたくさんの本を読んで世の中の仕組みを知ることと、色々なことに挑戦して経験値を増やし、未知の世界を既知にしていくことです。
p205自分が使う言葉はそのまま自分の人生になる
世の中にはポジティブな言葉やネガティブな言葉があり、どの言葉を選び発するかは、本人の自由です。特に言論の自由がかなり保障されている日本では、差別用語以外はどんな言葉を使ってもいい。そしてどんな言葉であっても、それはその言葉を発した本人が選択しているわけで、その言葉によって周囲の反応が変わり、自分の人生を形成します。ポジティブな言葉を中心に使えば、物事をポジティブに捉えようとするし、似たような発想の人が集まってきます。ネガティブな言葉を中心に使えば、やはり物事をネガティブに捉え、同じような発想の人が集まってくる。それは自分の人生の方向性を決めることになります。つまり言葉の選択とは、何を中心に自分の生き方を展開していきたいか考えること。どういう言葉を使って生きるのか、その選択がこれからの自分自身、そして自分の人生を作っていくわけです。
p215「他人の後悔」を先に知っておく
もちろん、自分の価値観がどう変わっていくかなんてわかりません。だから、たくさんの本を読み、たくさんの人の話を聞き、「先人がしてきた後悔」「自分とは違う人の人生」を先に知っておくことです。例えば青春は短いとか、高校の時にもっと遊んでおけばよかったとか、よくある後悔があります。それも当たり前のようでいて、渦中にいる時にはピンと来ないものです。だからこそ、他人の生き方や後悔を自分に置き換えて考えられる想像力がモノを言うわけで、それを支援してくれる方法の一つが読書なのです。
p239「収入が少ないと結婚できない」という誤解
男性側に多い勘違いは、「貯金や収入が少ないから結婚できない」という考えです。仮にそれを条件に自分を選ばない女性がいたとしても、男性を支えよう、助け合おうという意思がない人ですから、そんなリスクの高い結婚を避けられたと捉えればよいでしょう。男性は本能的に、女性には母性的なぬくもりを求めるものですが、女性は自分を大切にしてくれる人を求めます。もちろん収入がどうでもいいということではありませんが、お金よりも大切なのは、女性に対する思いやりや気配りの心です。だから「結婚したら自分のお金や時間が自由に使えなくなる」という自分中心の発想を持っている人には、まともな女性が近寄ってくることはありません。そして女性が男性に魅力を感じるもう一つの要素は、物事に真剣に取り組む姿です。多くの人が夢も目標も打ち込めるものもなく、不完全燃焼にくすぶっていますから、何かに夢中になって努力している人はキラキラ輝いて見えるものです。特に三十歳を過ぎてからは、生き方が表情ににじみ出てくるもの。精神的に自立した女性は、容姿の美醜よりも「顔つき」で将来性がある男性かどうかを見抜きます。反対に、適当に手を抜いたり、すぐに諦めたり愚痴を言ったりする男は、狩りをする能力や家族を守ろうとする意識が低いことを意味します。それはつまり生存能力が低い人間であるということで、女性も本能的に避けるのです。
p240「結婚にメリットを感じられないから結婚しない」という人は人間関係が浅い
あえて結婚しない人たちの意見で代表的なものが、「メリットを感じられないから」という理由です。結婚を損得で捉えようとする人は、何か相手から受け取ることを期待しているのでしょうか。しかし結婚の土台は、相手に対する愛情、尊敬、尊重という、むしろ自分の方から与える感情なので、そういう 「give」 の発想がない人は、結婚には向いていないと言えそうです。例えば親は損得勘定抜きに子供を愛します。だから自分の小遣いがなくても、時間がなくても子供に尽くそうとします。その献身的行為そのものに満たされた感情を抱きます。これは大人同士でも同じく、恋愛をすれば、相手を大切にしたいという思いやりに満ちた豊かな感情を持つでしょう。自分は相手を愛し、相手も同じように自分を愛してくれているという相互信頼に基づく安心感や満足感。もちろん、ずっとそのような感情を抱き続けられるわけではないし、お互い違う環境で育ってきた違う人間同士なわけだから、一緒に暮らせば色々不安も出るでしょう。相手に合わせたり我慢したりしなければならない場面もあります。それでも、根底に愛情があればこそ許せることも多いし、よく話し合って着地点を見つけようとするはずです。
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いかがだったでしょうか?孤独でいることは、結局は「自分の本心・本音に気づくことが出来る」、「自分で問題を解決することが出来る」、「自分の決断に自信が持てる」、「自分の優先順位が明確になる」と言ったことが可能になるということを学習でき、またp154の「孤独は天才の学校である」というフレーズも印象的でした。
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赤いフォントにしたところが、本書で特に読めてよかったなと思うところでした。
まとめると、孤独を恐れる人は、自分をよりよく知ることができません。いつも誰かと一緒にいたりいつも誰かと繋がったりするために、一人内省する時間が十分に取れないからです。例えば就職に際して自分の適性が分からない、自分は何がやりたいのかわからないという人も、本当の自分が見えていないのです。「才能とは、自分自身を、自分の力を信じることだ」と言ったのは、ロシアの作家マクシム・ゴーリキーですが、自分の力を信じられれば、その能力を大事に伸ばして行こうと考えます。自分の個性や才能を磨くことが生き甲斐になれば、孤独感とは無縁になります。同時に、そんな確信があれば、仮に他人からのネガティブな評価や反応を受けたとしても、本当の自分に照らして受け止める、あるいは聞き流すという選択が、自らの意志でできます。自分と対面して、「確かにそうかも」と思えたとしても、「でも、このままでいいんだ」「そうか、次からこうしよう」という自分で納得できる判断につながります。そのためには、自分を否定したり嫌ったりするのではなく、自分の本心を受け止め、それを肯定することです。仕事や育児に追われる日々が続いた時、「一人になりたい」とふと感じることはないでしょうか。もしそうなら、あなたの心はとても健全だと言えます。なぜなら、一人になること、つまり孤独には「自己回復機能」があるからです。という風にしました。
以上、人生の「質」を上げる 孤独をたのしむ力 午堂登紀雄 (著)について取り上げてみました。
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ちなみに名著と言えば
・嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
・完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
・人を動かす 文庫版 D・カーネギー (著), 山口 博 (翻訳)
自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?
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というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。
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