おすすめ本「大好きなことで、食べていく方法を教えよう。」


こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、電話占いでの現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。

今回、紹介したい本は、大好きなことで、食べていく方法を教えよう。千田琢哉(著)です。千田琢哉さんの本で初めて読んだ本で、わかっていそうなんだけれども、気づいていないことを呼び起こしてくれるようないいことがたくさん書かれています。本書で千田琢哉さんのファンになりました。これからも千田さんの本は紹介させていただきます。

僕なりにp179ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップしたいと思います。

p3プロローグ
あなたが生きているうちに幸せをつかみたければ奇跡的な本や人との出会いを逃さないことが大切なのだ。本書の読者には声を大にして言いたい。自然の摂理に反する事は断じてすべきではないと。あなたが好きなことに没頭するのは自然の摂理に則っている行為であり必ず幸せにつながるように人生はできている。もし好きなことで挫折しても自然の流れに身を委ねてさえいれば、その好きな事から派生して次々と新しい道が開けるのだ。例えば仮にあなたがプロ野球選手プロサッカー選手を目指していて挫折したとしよう。プロのスポーツ選手としては活躍できなくても子供に教えるインストラクターにはなれるかもしれないしそうしたインストラクターを雇用する組織を設立して成功できるかもしれない。現に私はそういう成功者に触発されてこうして本を書くようになったのだ。このように好きな事にひたすら没頭していると、例え失敗したとしても好きなことで生きていけるように別の新しい窓が開くものなのだ。嫌いなことで苦労するとその先に待ち受けているのはさらなる苦労のみである。そして誠に不思議なことなのだが、多くの人々がこうした苦労の無限地獄に陥って阿鼻叫喚人生を自ら選んでいる。はっきりしていることはあなたの人生の主人公はあなた自身であるということだ。どちらの人生を歩むのかは100%あなたの好悪で決めればいい。

p16知らず知らずのうちに時間と金を費やしたことは何だったか
あなたのこれまでの人生を振り返ってあなたの時間とお金を最も費やしたことは何だろうか。実はそれこそあなたの本当にやりたいことであり好きなことなのだ。人生全てを本に捧げてきた無類の読書好きがいたとしよう。これまで本代に費やしてきたお金を計算してみるとゾッとするほどだ。無類の読書好きなら読むだけではなく、今度は自分で表現したくなるものだ。こんな小説を書いてみたい、こんな考え方を世の中に発表したいという強烈な衝動に駆られる時は来るはずであり、作家として成功する可能性もある。作家としては成功できなくても出版社に就職して編集者になれるかもしれない。もしくは組織に縛られない自由に生きる道を選んでフリーライターや書評家で成功することもあり得る。既にお気づきのようにあなたが好きなことはあなたがこれまでに道楽してきたものの中にあるのだ。要は人生に無駄なことなど何一つなくいかにも前向きに活かすのかを考えることだ。

p21大嫌いと大好きが表裏一体である
実は大嫌いという感情は大好きと極めて近い感情である。なぜならどちらも強い関心があるという点においては見事に一致するからである。あなたが大嫌いな人や物はあなたの大好きな人や物とは表裏一体なのだ。私はこれまでに出会った人達を思い返してみても特に女性は大嫌いな人や物について延々と語ることが大好きだった。なぜ彼女たちは大嫌いな人や物について延々と語り続けるのか。男性である私は当初どうしても理解できずにとことん追求してみた。その理由は呆れるほどにシンプルだった。本当はそれが好きでたまらないのに相手にされなかったかもしくは冷たくされてしまったからである。自分の期待を裏切られて傷ついてしまったからその陰口を言うことで復讐をしているつもりなのだ。もちろんこれはそのまま男性にも当てはまる。ポジションの低い男性ほどよく陰口を言うものだが、その理由はそれが欲しいのに力不足で獲得できないで劣等感を炸裂させているだけなのだ。言い換えるとありのままの事実を受容すれば自分が本当に好きなものに気付かされるということに他ならない。大嫌いという感情には嫉妬も含まれていることが多い。あなたがつい嫉妬して陰口を言いたくなる相手というのは本当はあなたが欲しくてたまらないものをすでに獲得している相手と同一人物ではないだろうか。本当に欲しい物を欲しいと口に出しているのは幼児と勇気のある大人だけだ。

p32環境の変化が本当の自分に気づきやすい
私の周囲で人生の大きな変化をもたらした人たちの共通点として環境が変わったことがあげられる。進学・就職・転勤・転職・結婚・単身赴任・離婚・独立などこれまでの環境を一変させることが人生を変えるきっかけになるということだ。引っ越しによって人生が変わるというのは本当の話だ。なぜ引っ越しが人生を変えるかといえば未知の場所に行けば必然的に未知の人と出会うことになり、これまでのあなたと違うあなたを演出する必要があるからだ。例えば職場のあなたと家庭のあなたではまるで違うだろうし上司の前のあなたと恋人の前のあなたでも違うだろう。どちらが本当の自分かと考えるのではなくどちらも本当の自分と考えることだ。同じ人間の中に善人と悪人が同居しているのだ。だからこそ様々な環境に身を置くことによってこれまでに気付かなかった自分に気づかされるというわけだ。もちろん全てが好転するとは限らない。環境を変えることで逆に人生が負のスパイラルに陥ることもある。その場合は勇気を出してさっさと軌道修正するに限る。

p40素直な人は気づかせてもらえる
どうすれば人は素直になれるのかといえば自分が心底尊敬できる相手から薫陶を受けることである。周囲にそのような人がいなければやはり本がいいだろう。まずは自分がピンときた本を手にとって片っ端から読むことだ。本をたくさん読むと自分がいかに無知蒙昧だったのかに気づかされる。結果として多くの人達から謙虚に学ぶことができるのだ。謙虚な姿勢の人には様々な知恵が集まってくるからより多くに気づかされる。

p46本当に好きなことをやっている人はとても静かである
夢中になっていると聞くとエネルギーに満ち溢れた人が大声で叫びながら何かに没頭している姿をイメージするかもしれない。だが本当に好きなことをやっている人は決して騒がしくない。むしろ物静かで落ち着いた人が多い。仕事でも誇りを持っているプロはいちいちオーバーパフォーマンスなどしない。淡々と為すべきことを為すのみである。多少緊張気味で地味に見えるけれどもきちんと受け答えができる人には本当に優秀な人材が多かった。入社後はどんな仕事を吸収して本物の自信がみなぎり、数年後には立派なリーダーとして組織を牽引していく人材に成長したものだ。きっと自分に誠実で正々堂々と好きなことをやってきたという自負心が物静かで落ち着いた雰囲気を醸し出していたのだろう。あなたもきっと何かに夢中になっている間は物静かで落ち着いているはずだ。何かに没頭する子供のような顔になっていれば、それがあなたの好きなことだ。

p50天才は世間に左右されるのではなく世間を左右する
もしあなたが天才なら世間に採用されている場合ではない。少なくとも何かの分野で天才を目指したければ世間など相手にしないことだ。なぜなら天才は世間に左右されるのではなく世間を左右する存在だからである。世間を左右したければ圧倒的な実力をつけながらあなたの好きなことを貫くことだ。綺麗事を抜きにすれば圧倒的な実力がなければ好きなことをやっているあなたは世間は許さない。出る杭は打たれると言われるが出過ぎた杭は打たれないとも言われる。なぜなら天才たちは出世や収入が欲しいわけではなく自分が好きなことに没頭させてもらえればそれで御の字だからである。あなたもあなたの分野で天才を目指すのであれば出世や収入などといったケチなことを考えないでひたすら自分の好きなことに没頭して磨きをかけることだ。本当に好きなことに没頭していれば世間など気にしている場合ではない。世間が気になるということはそれだけあなたが暇だということである。

p58日々の仕事で毎日0.1%ずつでいいから成長させる
様々な組織を見てきた私が自信をもって言える事は過半数のサラリーマンが日々成長するどころか日々退化しているということだ。ここだけの話、年収は新入社員時代の2倍になっているが仕事能力が著しく低下して組織の厄介者になっていた人は数多い。そうなると当然の如く組織の優秀な若手はどんどん辞めてしまう。その結果として残るのは給料だけはやたら高くて無能な厄介者達だけだ。どうしてこんな事態に陥るかといえば毎日0.1%でも成長しようと思わなかった自堕落の人生の結果である。毎日0.1%ずつ成長しようとする人は仕事にも人生にも夢中になれる。仮に転職しても独立しても立派に食べていくことができる。

p62夢中になるためには環境に投資を惜しまない
天才たちは環境にこだわらないかといえばそんなことはない。むしろ天才たちは常軌を逸するほどに環境にこだわるものだ。特に天才は集中が遮られることをひどく嫌う傾向にある。私はこれまでに数多くの天才と呼ばれる人たちと出会ってきたが彼らの共通点は自分がひたすら勝ちやすい環境を完成させていたことだった。整然とした空間を求める天才もいたし、あえてごちゃごちゃとした空間に身を置く天才もいた。いずれにしろ天才たちは自分を熟知しており他の誰でもなく自分が最高の能力を発揮できるような環境を構築していたのだ。あなたが夢中になれる人生を作りたければ環境への投資を惜しむべきではない。

p80未熟者のうちは初めにマナーありき
綺麗事抜きにすると凡人が成功したければ実力だけではまず不可能だ。なぜなら凡人程度が達する実力などたかが知れておりその程度の実力で成功するなど言語道断も甚だしいからである。凡人が成功したければ成功者に好かれて引っ張り上げてもらうことである。成功者に引っ張り上げてもらうためには”可愛げ”がなければお話にならない。私は何人かの成功者に直接話を聞いて一次情報として事実を確認したこともある。その結果として明らかになったのは第一印象は生意気そうに見えたけど自分にはちゃんと媚びてくれたということだった。こういう真実を出し惜しみせずにきちんと教えてくれる人はいないから、世の中はいつまでたってもうだつが上がらない人生で幕を閉じる人が後を絶たないのだ。つまり本気で成功者に応援されたければきちんと相手を立ててマナーをしっかりすることが大切なのだ。未熟者からマナーを取ったらもはや何も価値が残らないことということに1日も早く気付くべきだ。師弟関係というのが実質的にはほぼ死語になって久しいが、凡人が成功したければ成功者と師弟関係を築く以外に道はない。師弟関係というのは今の時代に逆行する生き方だが、時代に逆行する生き方こそが少数派である成功者として活躍できる道なのだ。

p84最低限の実力がなければ応援される資格はない
成功者に応援されるためには”可愛げ”が必須であることはすでに述べたとおりだが、さすがに ”可愛げ”だけではお話にならない。なぜなら世の中には無能で媚びてくる人間が一番多いからである。成功者たちは無能で媚びてくる連中にいい加減うんざりしているものなのだ。就職や転職に限らず人生というのはすべてがオーディションなのだ。もし成功者として関係を結びたければ、まずは最低限の実力がなければ応援される資格はないのだ。

p92全員から好かれてはいけない
応援される人と聞くと地球上の全人類から好かれなければならないと勘違いする人がいる。もちろんそんなことは不可能だ。それどころか誰からも好かれようとして八方美人を貫こうとすると最終的にあの人は信用できないよねという噂が一気に広まって孤立無援になる。これは学生時代を思い出してみればよくわかるのではないだろうか。八方美人だった同級生は最終的にクラス全員から無視されてしまうようなこともよくあったはずだ。全員から好かれようと頑張ると全員から嫌われてしまうという人間社会の何とも皮肉な法則があるのだ。私は学生時代に読んだ数多くの本と社会人になってから出会ったカリスマたちにどんな人が長期的に応援されるのかを貪欲に問い続けてきた。その結果浮き彫りになった事実は長期的に応援される人たちはこういう人には嫌われてもいいと腹をくくっていたということだ。こういうことを主張するとこんな人たちから嫌われるだろうなということをきちんと把握した上であえて自分の主張をしていたのだ。すると予想通りに反発は帰ってくる代わりに賛同する人が現れるということだ。反発してくる人は決してゼロにはならないのだからそんな連中には目もくれずにひたすら賛同する人たちをメロメロにすればいいのだ。ビジネスで言えばリピート客と紹介客を発生させ続けることが存続や成功の要になる。喧嘩をすると傍から見て同レベルに見えてしまうから反発してきた格下の相手に反発を返すのはあなたにとって何の利益もないのだ。必死になって反発するということは100%の確率であなたよりも格下ということである。あなたよりも格上の相手はあなたなら相手にせずわざわざ反発などしない。全員から好かれようとして最初から反発すると決めている連中にも媚びを売るとその瞬間から負のスパイラルに突入してしまう。

p100感謝は口だけではなく行動と習慣で返す
これまで私は長期間に渡って応援されながら成功し続けた人とそうでない人をじっくり観察してきたが両者には明確な違いがあることに気付かされた。後者は感謝をありがとうという言葉だけで終わらせてきたのに対して前者は言葉だけでは終わらせずきちんと行動で表していた。否、行動のみならず習慣として継続して表していた。具体的に行動や習慣とは何かといえば正々堂々とお金を払うとか相手の役に立つということである。行動や習慣に勝る雄弁さはないのだ。本当に誠実な人というのは感謝を口にするだけではなく感謝を行動と習慣で表す人なのだ。私が勤務していた会社の創業者の教えもあったのだが直接出会った人には口だけではなくきちんと直筆のお礼状を出し続けてきた。一人の例外もなくである。これはこちらからアプローチしたのだから当たり前のことだと思うのだが、実際にこれを実行に移して週間できている人は社内で1%もいなかった。だからただお礼状を出すことを習慣にするだけで私は上位1%に入っていたことになる。畢竟、仕事とは感謝を行動に移して習慣化することだ。どんな職業でもこれを徹底すればあとはほっておいても周囲から応援され続けて食べていくことができるだろう。 

p109後始末ができる人が人望を貯金していく
私は経営コンサルト時代にサラリーマン社長ともよく仕事をさせてもらった。その経験を通して断言できることがある。それは組織で出世する人間というのは例外なく後始末ができるということである。後始末ができない人間が組織で出世することだけはない。私の経験では9割以上のサラリーマンはこれは失敗するぞと察知するや否や蜘蛛の子を散らすようにその場からいなくなった。そこで私はあえて逃げ遅れて最後まで後始末をしたものだ。その結果私はどうなったか当時の車内では最短出世コースを歩み、社内報には成功事例として取り上げられた程である。やはり見ている人は見ているのだ。後始末をきちんとすれば出世するという当初の仮説は見事に当たりだったのだ。後始末の出来る人が人望を確実に貯金して応援され続けるのだ。私が大学時代に読んだ本に田中角栄は選挙で負けた事務所を掃除して回ったと書いてあったから田中角栄の表情を真似ながら後始末に励んだのも今となっては良い思い出だ。

p114夢は叶える人が故郷を捨てるのは洗脳から解かれるためである
私は大学時代から将来は本を書いていきたいと考えていた。そのためすでに作家として成功している人たちの生い立ちを貪り読んだ。その結果明らかになったのは彼らのほとんどが故郷を捨てていたということだ。これは当時の私にはかなり衝撃的な事実だったが今度は起業家で成功した人にも当てはまるかどうかを演繹的に検証してみた。するとこの法則が起業家にも見事に当てはまった。つまり夢を叶えるためには故郷を捨てる覚悟が必要なのだ。社会人になって私はなぜ夢を叶えるためには故郷を捨てなければならないのかを机上の空論ではなく一次情報として夢を叶えた成功者たちに直接聞いてみた。彼らが異口同音に語ってくれた本音の理由とはこれまでの人脈を全て断ち切るためだということであった。あなたが現在三流だとすればそれはあなたの周囲が三流だからである。日頃あなたの隣にいる顔ぶれが三流だとあなたも100%三流になるということだ。人は知らず知らずのうちに身近な人たちに影響を受けるものだ。これはどれだけ避けるようにあなたが日々努力をしても絶対に避けられないのだ。三流には三流同士の人生のリズムがあり、三流同士の話題があり三流同士の癖があり、それら全てが完璧に全身の細胞に染み込んでいるのだ。本気で三流から脱出したければ、つべこべ言わず三流の場所を飛び出すことだ。あなたの夢の実現を妨げるのは第一印象ですぐわかるような悪人ではない。むしろあなたの夢の実現を妨げるのはこれまであなたに親切にしてくれたいい人ばかりなのである。はっきり言ってしまうとこれまであなたを支えてくれた親や親友こそがあなたの夢を最も妨げる犯人なのだ。故郷を捨てると、これまでいかに洗脳されていたかに気づかされる。あなたの夢が叶わないのは、夢は叶えたことのない人たちと群がっているからだ。

p118超一流中高一貫校タイプか地方進学校タイプか
綺麗事抜きにするといくらちっぽけな組織でトップになったところで実際にはたかが知れていると考える人も多い。やはり偉大な組織のトップにはちっぽけな組織のトップは到底敵わないし、偉大な組織の上位層にすら遠く及ばないと考える人の方が現実には多いのだ。さらに人の発言ではなく人の行動を見ている限りちっぽけな組織でトップよりも偉大な組織の落ちこぼれを良しとする人はとても多いことにも気づかされる。さてここで大切なことは世間がどう思うかではなくあなたがどう思うかである。優劣の問題ではなくあなたの才能はどちらの環境で伸ばしやすいかである。同じ才能でもコースの選択を誤るとあなたの人生が大きく狂ってしまうのだ。もしコースを誤っているのであれば今すぐ引き返して正しいコースを歩むことだ。 

p122たとえ親友でも運の悪い人間とは勇気を持って距離を置く
学生時代の狭い世界と違って社会人の広い世界になると学生時代には気づかされなかった運の良し悪しの差が歴然となる。運の良い人間はとことん運がいいし、運の悪い人間はとことん運が悪い。世の中には何をやっても人生を好転させていく人間と何をやっても人生を安定させていく人間が確実にいるのだ。そしてここからが大切なのだが、運の良い人間が運の悪い人間と一緒に仕事をしていると日々刻々と運の悪い人間に運気が一致していくというのが紛れもない事実である。ではどうすればこの負のスパイラルを断ち切れるかといえば少し残酷なようだが勇気を持って距離を置く以外に方法はない。距離を置くとあなたの運気は急回復し始めて立て直せる。親友は親友で相応の人生を歩んでいくのだから同情する必要は毛頭ない。相手に同情するのではなく別の道を歩み始めたお互いを応援し合うのだ。

p130本当は嫌いなのに頑張って継続してきたことをやめる
あなたは嫌いなのに頑張って継続していることはないだろうか。否、本当は嫌いなのに好きなふりをして継続していることはないだろうか。もしあなたが本気で幸せになりたければ本当は嫌いなのに頑張って継続していることを今すぐやめることだ。嫌いなことをするくらいなら何もしない方がずっといい。本当は嫌いなのに頑張って継続してきたことをやめることで好きなことをやる時間が生まれるのだ。せっかく奇跡的にこの世に生まれてきたのに嫌いなことを継続するのは寿命をドブに捨てる行為に等しいと思えたからだ。なぜなら何もしないでいると必ず何かしたくなるからだ。人は何もしないままではいられない生き物なのだ。本当は嫌いなのに頑張って継続してきたことをやめることで好きなことをやる時間が生まれるのだ。

p134尊敬するあの人がしそうにないことはあなたもしない
私が特に意識したのは尊敬するあの人がしそうにないことは自分もしないということだった。人間というのはこれまで出会ってきた人たちの混合物である。これまでに出会ってきた人達全てであなたという人間は出来ている。だから私は私、ありのままの自分でいいのだというのは間違いで、人は誰もがいやが応でも膨大な数の人々から影響を受けているのだ。こう考えてくると尊敬する人を期間限定で徹底的に真似する生き方も悪くない。そうすることで真似したくない人間の影響を遮断することにもなるのだから。

p142天才の特徴は孤独であること
勉強の分野に限らず芸術やスポーツ、仕事などあらゆる分野で突出した存在になると孤独にならざるを得ないのだ。表面上は親しみのあるフリをしていても心の中ではいつも分かち合える相手が周囲にないというのが天才の特徴である。もしあなたが本気で天才に近づきたければ今すぐ群れから脱出することだ。群れから脱出するとあなたのありのままの実力が露呈される。ありのままの実力とは現実のことである。何か遠くの目標を目指すためには、まずは現実から出発しなければならない。群れから飛び出して孤独になると膨大な時間が生まれる。その膨大な時間で現実から目標に向かって粛々と天才に近づくのだ。

p149 初任給で会社を選ばない
大手の初任給はどの会社も20万円を下回って安かった記憶があるが、由緒正しい大企業では様々な手当は残業代が支払われる上に月給の何倍ものボーナスが年に何度も支給される。怪しいベンチャー企業の中には初任給25万円や30万円を採用している会社もあった。しかし怪しいベンチャー企業は何も手当がつかないばかりか残業代も支払われずボーナスは歩合制でトータルの年収は決して高くない。ビジネスというのは最初に魅力的に見えるものは後から損をすることが多く、最初に魅力的に見えないものは後から得をすることが多い。長い目で見れば楽しいけど儲からない仕事の方が確実に儲かる。

p160好きなことをやっていない人は最終的にお金から見捨てられる
これまで私が出会ってきた経営者たちを長期的に観察していると最終的にお金に見捨てられる人にある共通点があった。それは好きなことをやっていないということだった。好きなことを仕事にしようが仕事を好きになろうがそれはどちらでもいいことだ。だが好きなことをやってない人は必ず最後はお金に見捨てられていたのだ。一方で好きなことに没頭して自由にのびのびと生きていた人たちは派手に稼いでいたわけではないが、絶えずお金が流れ込んで健康的で幸せそうな人生を謳歌していたものだ。毎日好きなことをやっているわけだから性格もいいしすこぶる健康だ。私はこれらの2種類の人たちを見て自分がどちらを選ぼうと思ったのかは今更言うまでもないだろう。人生で一番不幸なのは好きなことで成功できないことではない。人生で番不幸なのは嫌いなことで間違って成功してしまうことなのだ。

p164友達にお金を貸す人は身を滅ぼす
こうして本を読んで勉強しているあなたは将来成功する可能性が極めて高い。だからこそあえてここでは少し厳しい話をしたい。あなたが30代以降で成功するとほぼ確実に旧友が借金の依頼をしてくるものだ。それもそんなに親しかったかなと首を傾げたくなるような相手からである。こういう連中と一度でも関わるとあなたがその時点でどれだけ成功していようと必ず人生全ては負のスパイラルに突入してしまうのだ。あなたが本気で旧友を助けたければ、きちんと地獄に突き落としてあげることだ。最初に同情してお金を貸すと、次からこれでは足りないからもっと貸してくれと態度が豹変しあなたに対して感謝ではなく次第に恨みを抱くようになる。こうして親しい間柄の金銭トラブルは瞬く間に殺人沙汰に直結するのだ。 

p168お金第一主義の人からはお金は逃げていく
私がこれまで出会ってきた経営者たちを見ていてもお金第一主義だった人は100%の確率で身を滅ぼしている。長期的にお金持ちになれる人というのはお金のことなんてすっかり忘れてしまい好きなことに没頭し続けている人だ。お金を雪だるま式に増やせる人というのは必死になって増やしたわけではなく気がついたら増えちゃったっていうのが本音なのだ。お金というのはお金以外のことに没頭している人に嫉妬して集まってくるのだ。

いかがだったでしょうか?以上、読めてよかったと思うところを抜粋してみました。なお、本文中の太字は僕の主観ではなく、本書に書かれていた箇所をそのまま反映しました。

まとめるとあなたが好きなことに没頭するのは自然の摂理に則っている行為であり必ず幸せにつながるように人生はできている。もし好きなことで挫折しても自然の流れに身を委ねてさえいれば、その好きな事から派生して次々と新しい道が開けるのだ。嫌いなことで苦労するとその先に待ち受けているのはさらなる苦労のみである。私はこれまでに数多くの天才と呼ばれる人たちと出会ってきたが彼らの共通点は自分がひたすら勝ちやすい環境を完成させていたことだった。もしあなたが本気で天才に近づきたければ今すぐ群れから脱出することだ。群れから飛び出して孤独になると膨大な時間が生まれる。その膨大な時間で現実から目標に向かって粛々と天才に近づくのだ。これまで私が出会ってきた経営者たちを長期的に観察していると最終的にお金に見捨てられる人にある共通点があった。それは好きなことをやっていないということだった。という風にしました。

個人的に本書で一番読めてよかったと思う部分はp50天才は世間に左右されるのではなく世間を左右するでのあなたもあなたの分野で天才を目指すのであれば出世や収入などといったケチなことを考えないでひたすら自分の好きなことに没頭して磨きをかけることだ。というところでした。

以上、大好きなことで、食べていく方法を教えよう。について取り上げてみました。

ちなみに名著と言えば
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
人を動かす 文庫版 D・カーネギー  (著), 山口 博 (翻訳) 

自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?

というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。

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