おすすめ本「金持ち父さん 貧乏父さん」―名著


こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、電話占いでの現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。

今回、紹介したい本は、金持ち父さん貧乏父さん ロバートキヨサキ(著)

もう僕の説明など要らないほどの名著ですよね。自分は改訂版を選ばずに、こちらを取り上げます。僕なりにp279ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップさせてください。ロバート・キヨサキさんが、全く違うタイプである2人の人物の影響を受けて構築した、ユニークな経済論を展開しています。1人は高学歴なのに収入が不安定な彼自身の父親(貧乏父さん)、そしてもう1人は親友の父親で、13才のとき学校を中退した億万長者(金持ち父さん)です。

p19子供に必ず教えたいお金の知識
私たちが親として子供に「学校に行ってしっかり勉強していい仕事につきなさい」というのは単に昔から親達がそうしてきたから、つまりいわば文化的な習慣からそうしていることが多いのではないだろうか。確かにこれまではその忠告は正しかった。ロバートの考え方を初めて耳にした時、私はびっくりした。「二人の父親」に育てられたロバートは、それぞれの父親によって二つの異なるゴールを示された。高い教育を受けた方の父親は良い仕事に就くようにつまり会社のために働くように勧めた。一方金持ちの父親は自分で会社を持つことを勧めた。どちらの道にも教育が必要だったが、勉強すべき科目は全く異なっていた。高い教育を受けた方の父はロバートに一生懸命に勉強して「頭のいい人間になる」ようにと言って励ました。金持ちの父は「頭がいい人間を雇う」立場になる方法を学ぶように励ました。正直に言ってこの本に書かれている考え方は大部分の親の目には全くのこじつけ、あるいはあまりに過激に映るかもしれない。また子供に勉強させるどころかサボらずに学校に行かせるだけでも苦労している親にとってはとんでもない話に聞こえるかもしれない。だがすべてが急激に変化する今の時代、私たち親は心を開き、新しい考え方、大胆な考え方を受け入れていかなければならない。会社勤めをするよう子供を励ますことはろくな年金プランもないまま、自分のためよりもむしろ税金のために一生働くよう勧めるのと同じことだ。税金が私たちにとって最大の支出だというのは本当だ。実際のところ大部分の一般家庭の担ぎ手は1月から5月の半ばまでただ税金を払うため、いわば政府のためにだけ働いている。だからこそ新しい考え方が必要なのだ。この本を読めばそれがきっとお分かりいただけると思う。

p25二人の父親
私には二人の父がいる。金持ちの父と貧乏な父だ。一方の父は高い教育を受け知的レベルも高かった。四年制大学を2年で卒業し博士号を取得、その後もさらに高度な教育を受けるためにスタンフォード、シカゴ、ノースウェスタンと三つの大学をはしごした。どの学校でも成績優秀だったため授業料は全て奨学金で賄うことができたそうだ。一方、もう一人の父はハイスクールすら卒業していない。二人の父はどちらも生涯を通じてよく働いた。二人とも仕事はうまくいっていて収入も結構多かった。それなのに一方の父は死ぬまでお金に苦労した。そしてもう一方の父はハワイで最も裕福な人間の一人になった。一方の父は家族への遺産だけではなく事前事業や教会の活動にも何千万ドルという金を残した。もう一方の父が残したのは未払いの請求書だけだった。学校ではお金について教えない。学校で教えるのは学問的知識、専門的な技術だけで「お金に関する実際的な技術」は教えない。学校で優秀な成績を取ったはずの銀行員や医者、会計士達が一生お金のことで苦労しなければならない理由の一部はここにある。国家も同じだ。国家が財政難に苦しんでいる自由の一部は高い教育を受けたはずの政治家や政府の役人がお金に関する訓練を全く、あるいはほとんど受けていないまま財政上の決定を行っていることにある。私は西暦2000年以降のアメリカについてよく考える__。老人が増え、経済的援助あるいは医療面での援助を必要とする何百万という人口を抱えて、この国は一体どうなるのだろうか?老人たちは家族と政府からの経済的援助に頼って生きて行くことになる。高齢者対象の医療保険や社会保障の制度がパンクしてしまったら一体どうなるのだろう?お金に関する教育を親に任せたまま、国家が生き延びていくことが可能なのだろうか?親たちの大部分はすでにお金のことで苦労し始めているかあるいは近い将来苦労することになるというのに・・・。

p28正反対の事言う金持ち父さんと貧乏父さん
強い影響力を持った二人の父親に育てられたおかげで、私はその情報から学ぶことができた。また一方の話を鵜呑みにするのではなく両方の話を比較してじっくり考えるチャンスも与えられた。そしてそうする過程で私は人間の考え方が人生に大きな影響を与えることを知った。例えば父のうち一方は「それを買うためのお金はない」というのが口癖だった。もうひとりの父にとってそれは禁句だった。この父はこんな時は「どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?」と言わなくてはいけないと私に教えた。一方の父の言葉は断定的、もう一方の父の言葉は答えを要求する疑問文だ。前者はお口にすればことはそれで片付く。もう一方はその後、自分の頭で考えることを余儀なくされる。後に金持ちになった父親は自分でそれを買うだけのお金がない時、何も考えずに「それを買うお金はない」と言ってしまうと頭が働くのをやめてしまうのだと説明してくれた。「どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?」と自問すれば頭が働き出す。この父は何も、欲しいものは何でも手に入れようという意味ではこんなこと言っていたわけではない。世界で最も優秀なコンピューター、つまり自分の頭は使えと言いたかったのだ。「私の頭は毎日使っているからどんどん良くなっている。頭が良くなればなるほど、お金も儲かる」そう言っていたこの父にとっては、何も考えずに「それを買うお金がない」ということは頭を怠けさせることに等しかったのだ。ふたりの父はどちらもよく働く人だったが、一方の父はお金の事となると頭を休ませてしまう傾向があり、もう一方の父は大いに頭を働かせる傾向にあった。それが長い間続いた結果、一方は経済的に豊かに、もう一方は貧しくなっていった。頭を鍛えるのも体を鍛えるのも同じだ。定期的にジムに通ってエクササイズをすれば強くなるが、ソファーに座ってテレビばかり見ていたのでは体は鍛えられない。適切な運動をすれば健康になる可能性が増えるのと同じように、頭にも適切な運動をさせてやればお金持ちになる可能性が増える。怠けていると健康状態も経済状態も悪くなる。私のふたりの父は何かにつけて全く正反対の考え方をしていた。一人は「金持ちはお金に困ってる人を助けるためにもっと税金を払うべきだ」と考えていた。もう一人は「税金は生産するものを罰し、生産しないものに褒美をやるためのものだ」と言っていた。一方の父は「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社に入れるから」と私を励ました。もう一方の父は「一生懸命勉強しろ、そうすればいい会社を買うことができるから」と励ました。一方が「私にお金がないのは子供がいるせいだ」と言うかと思えば、もう一方は「私が金持ちなのは子供がいるからだ」と言う。一方がお金やビジネスについて話を食卓でするのを大いに奨励するかと思えば、一方は食事をしながらお金の話などしてはいけないと言う。一方が「この家は私たちにとって最大の投資であり、最大の資産だ」と言うと一方は「この家は負債だ。持ち家が自分にとって最大の投資だという人は大いに問題がある」と言う。二人とも請求書はきちんと期日通りに支払った。だが、一方は請求書の支払いを他のどんな支出よりも優先させ、もう一方の父は請求書の支払いを最後にした。一方の父は会社や政府が自分たちの面倒を見てくれると信じて疑わなかった。この父はいつも昇給や年金、医療費の補助、病気休暇、有給休暇などといったことを気にかけていた。自分の二人のおじが軍隊で20年を過ごした後、退役後死ぬまで面倒を見てもらえる資格を手に入れた時、この父はひどく感心したものだ。軍が退役者に軍の医療施設と売店の使用許可しているのもとても良い考えだと思っていた。また、大学での終身在職権というのも良い制度だと思っていた。彼にとっては、一生仕事が保証される、あるいは一生恩恵を利用できることが、仕事そのものより重要に思えることがあったようだ。この父はよく「国のために一生懸命働いたのだから、私にはこういった恩典を受ける資格がある」と言っていた。もう一方の父は、経済的に100%「自分に依存する」ことが大事だと考えていた。退職後に恩典を受ける資格などというものには強く反対し、そんなものは軟弱で、金銭的に他人に頼らなければならない人間を作るだけだと言っていた。彼にとって大切だったのは、金銭的な面で有能であることだった。一方の父はわずかなお金を貯めるのにあくせくし、もう一方はどんどん投資を増やしていった。一方の父はいい仕事に就くための上手な履歴書の書き方を教えてくれた。もう一方は自分で仕事を生み出すためのビジネスプラン、投資プランの書き方を教えてくれた。 

 p53人生につつきまわされた時が学ぶチャンス
金持ち父さんは話を続けた。「あるいは君がガッツのない人間だったら、人生につつかれるたびに何の抵抗もせずに降参してしまうだろう。そして一生安全の橋だけを渡り続け、まともなことだけをやり、決して起こることのない人生の一大イベントのために一生エネルギーを蓄え続けるんだ。そして最後は退屈しきった老人になって死ぬ。とても働き者で気のいい君にはたくさん友達ができるだろう。だが実際君はやったことといえば、人生につつきまわされてされるがままになって言っただけだ。心の奥底で君は危険を冒すことを恐れていた。本当は勝ちたかったのに、負けるのが怖くて勝利の感激を味わおうとしなかった。そして自分がそうしなかったことを君は知っている。君だけが心の奥底でそのことを知っている。君は安全なこと以外はしない道を選んだんだ。「時給たったの10セントで働いたことから僕は何を学んだんですか?あなたがけちで、労働者から搾取しているってことですか?」金持ち父さんは椅子の背もたれに寄りかかって本当に愉快そうに笑った。それからやっと笑うのを止めるとこう言った。「君はものの見方を変えなくちゃだめだよ。つまり問題なのは私だと言って私を責めるのはやめるんだ。私が問題なんだと思っていたら、私を変えなければそれは解決しない。もし自分自身が問題なんだと気付けば、自分の事なら変えられるし、何かを学んでより賢くなることもできる。大抵の人が自分以外の人間を買いたいと思う。でもよく覚えておくんだ。他の誰かを変えることより自分自身を変えることの方がずっと簡単なんだ 」中流以下の人間はお金のために働く 金持ちは自分のためにお金を働かせる 金持ち父さんはこのことを何度も繰り返し私に教えてくれた。私はこれは「第一の教え」と呼んでいる。

p54学校はお金のために働く方法を学ぶところ
「でもあなたはもっと沢山払うべきだとは思わないんですか?」「そうしなきゃいけない理由はないからね。それに給料を上げたって問題の解決にはならない。君のお父さんを見てごらん。高い給料もらっているのに請求書の支払いに困っているじゃないか。大抵の人はお金をたくさんもらっても請求書の数が増えるだけなんだ。「時給10セントっていうのはそういう理由だったんですね」

p70金持ちになっても問題は解決しない
「金持ちだって同じだ。金持ちがお金を持っているのは、欲望のためではなくて恐怖のためだ。金持ちはお金を持たないでいることの恐怖、貧乏になることの恐怖をお金が打ち消してくれるだろうと本気で信じている。だからたくさんお金を貯める。でも、その結果わかるのは恐怖がもっと強くなっていることだけだ。今度は貯めたお金を失う恐怖が襲ってくるんだ。私の友達の中にも、お金をたくさん持っているのになお働き続けている人は何人もいる。何百万ドルも持っているのに、それを持っていなかった時よりももっと大きな恐怖を抱えている人も知っている。そういう人はお金を失うのが怖いんだ。恐怖をなくそうとしてお金を貯めたというのに、その恐怖が前より大きくなっている。魂の弱い部分、何かを欲しがって止まない部分が前より大きな声で叫んでいる。お金によって手に入れた大きな家や自動車、いい暮らしなんかを失うのが怖いんだ。お金を失ったら友達が何と言うだろうかと心配なんだ。金持ちそうに見えて、実際お金をたくさん持っているのにひどく絶望していたりノイローゼ状態になってる人はたくさんいるよ」

p72恐怖に駆られて仕事をするのではダメ
「いいかい、私たちは結局のところみんな誰かのために働いている従業員なんだ。ただ会社の中での役割が違うだけで大差はない。君達には罠を避けるチャンスをつかんでほしいんだ。恐怖と欲望という二つの感情によって仕掛けられた罠をね。自分の損になるのではなく、特になるように感情を利用するんだ。それを君たちに教えたいんだよ。金持ちになる方法だけを教えるのでは何にもならない。それでは恐怖も欲望も消すことはできないからね。恐怖と欲望をコントロールする方法を学ばずにお金持ちになったとしてもそれはただ金をたくさんもらえる奴隷になっただけで、奴隷であることには変わりはない」

p75無知が恐怖と欲望を大きくする
「君たちは感情に溺れなかったから、すぐに反応することなく考えることができた。それが一番大事なことなんだ。これからも私たちは恐怖と欲望という二つの感情を持ち続ける。大事なのはそれらの感情を長い目で見て、自分のためになるように使うことだ。感情に溺れ、それによって考え方まで支配されたりしないようにね。大抵の人は恐怖や欲望を自分のためにならないように使ってしまう。それが無知の始まりなんだ。大抵の人は恐怖や欲望といった感情が一体どこへ自分を連れて行こうとしているのかほとんど考えもせずに、ただ感情に突き動かされるまま高い給料、昇給、安定した仕事を求めて一生過ごす。それは鼻先にニンジンをぶら下げられた馬がどこへ行くのか知りもせずに、重たい荷物を引いて走り続けるのと変わりがない。馬を操る人間は馬を自分の望む方向に行かせることができるかもしれないが、馬自信は決して手に入らない人間を追いかけ続けるだけだ。明日になってもまた新しいニンジンを目の前にぶら下げられるだけなんだ」「で欲望と恐怖と無知はどう関係があるんですか?」と私は聞いた。「欲望や恐怖が大きくなるのはお金の事を知らないからなんだ。例をあげて説明しよう。家族にもっと良い暮らしをさせようと医者が診察代を値上げしたとする。そうすると住民の医療費の負担が大きくなる。一番困るのは貧しい人たちだ。その結果、貧しい人達はお金を持っている人達よりも健康状態が悪くなる。一方、医者が値上げしたのを理由に弁護士も相談料をあげる。すると教師も給料の引き上げを要求し、政府はそのために税金を上げる・・・。こうやってすべての物の値段が上がっていく。そうこうしてるうちに金持ちと貧乏人の間のギャップがひどく大きくなり、社会に混乱が起きて、また一つ偉大なる文明が危機にさらされる。歴史を振り返ってみてもわかるが、偉大なる文明は持てる者と持たざる者の間のギャップが大きくなりすぎた時に滅びている。アメリカもその道を突き進んでいるんだ。私たちは歴史から何も学ばず『歴史は繰り返す』という言葉を自ら実証しようとしている。歴史の授業で年号や日付人の名前ばかりを覚えていて教訓を得ようとしないからこんな結果になるんだ 」

p87お金について知らなければお金は出て行くばかり
人生で大事なのはどれだけのお金を稼げるかではなく、どれだけのお金を持ち続けることができるかさ。だがこれに気づいている人は少ない。お金に困っていた人が宝くじに当たって一夜にして大金持ちになったかと思うとまたすぐにお金に困るようになる・・・といった話はよく耳にする。彼らは何百万ドルも手にしながらすぐに元の木阿弥に戻ってしまう。また24歳で年俸何百万ドルと稼いでいたプロスポーツ選手が34歳になった時に橋の下で寝起きをしている・・・といった話もある。今朝の新聞にも1年前には数百万ドルの金を稼いでいたプロバスケットボールの若手選手の話が載っていた。この若者は友人や弁護士会計士等が自分の金をむしり取って行ったと嘆いていた。そのせいで今ではわずかな給料で洗車場で働いているというのだ。最近は一夜にして億万長者になる人間が溢れている。まるで繁栄の20年代が再びやってきたようだ。みんながどんどん裕福になるのは喜ばしいことだ。ただ長い目で見た場合に大切なのはどれだけ金を稼げるかではなく、どれだけの金を持ち続けることができるか、子供や孫など、何世代先までそれを残すことができるかだ。それを知らないのは困る。金持ちになりたければお金について勉強しなければならない。これが私の答えだ。

p100お金があっても問題は解決しない
借金を抱えているからもっとお金が必要だと言っても、お金が手に入ったら問題が解決するわけではない。そのために問題がさらに大きくなるという場合も少なくないのだ。お金は時として人間の弱さを暴露する。今まで見えていなかったことを見えるようにしてくれる。遺産が入る。昇級する、宝くじに当たると言った事で突然金回りの良くなった人が、またすぐに元の金詰まり状態に戻ってしまう(元の財政状態より悪くなるということである)のはそのためだ。今より多くのお金が手に入ったところで、それはその人の頭の中の彼の流れのパターンを加速するだけなのだ。そのパターンが「稼いだ金は全部使う」というものであれば、収入が増えた分、支出も増えるだけのことだ。だから「馬鹿が金を持つとろくなことにならない」という格言があるのだ。立派な教育を受けて何百万という人が、職業上は一応の成功は収めているのに経済的には苦労しているという事態は、ほとんどの人が金銭・財政的技能を身につけることなく学校を卒業して仕事に就いていることから生じている。いくら一生懸命働いても彼らの生活は楽にならない。体の受けた教育に不足しているのは「どうやってお金を稼ぐか」ではなく「お金をどう使うか」つまり「お金を稼いだ後どうするか」だ。これがファイナンシャルアティテュード(お金に対する姿勢)というものだ。つまり、お金を稼いだとどうするか、人にそれを取られないようにするためにどうするか、それを長く保ち続けるためにはどうしたらよいか、そのお金をどうやって自分のために働かせるかといったことを知らなければ、いくらお金を稼いでも無駄だ。大抵の人はキャッシュフロー(お金の流れ)を理解していないために、なぜ自分がお金に苦労しているかすらわからないでいる。このような人は「一生懸命に働くのは良いことだ」とだけ教えられ、「自分のためにお金を働かせる方法」を知らないでいるため、必要以上に働き続けることになる。

p106鏡を見て己を知る
悪い噂が立つことが死ぬより怖いという人は結構いる。精神分析によると、悪い噂が立つのが怖いというのは仲間外れにされることに対する恐怖から来ている。つまり一人だけ孤立してしまう、一人だけみんなから後ろ指を指される、馬鹿にされる、村八分にされる、そういったことが怖いのだ。多くの場合、人と違ったことをするのを恐れるこのような気持ちが、問題解決のための新しい道を見つけるのを難しくする。マイクの父親は私たちによく次のように言っていた。「頭の良い人は自分より頭の良い人を雇う」。だからこそ、マイクと私はマイクの父親が雇った「頭のいい人たち」の話を聞き、そうすることによって彼らから多くを学ぶことができたのだ。しかし一方、そのおかげでマイクと私は学校の先生たちが教え込もうとしたごく普通の考え方に適用できなくなった。そのためにしょっちゅう問題が起きた。例えば先生が「成績が良くなければ社会に出てから通用しませんよ」と言うと、マイクと私はそのたびに顔をしかめた。また決められた手順以外のやり方をしてはいけないと先生に言われると、そのたびに私たちは学校の教育システムが創造性の芽を摘み取る以外の何者でもないことを痛感した。そして私たちは次第に金持ち父さんがなぜ「学校は雇い主としてではなく、雇われる側の人間として優秀な人間を育てるための場所だ」と言ったのか、その理由を理解し始めた。

p110持ち家は資産でも投資でもなく「負債」
今でも「家は資産ではない」と言うと反論されることがある。多くの人にとって家は「夢」であり、最大の投資だということは私も知っている。たしかに持ち家を持っている方が何も持ってないよりはマシだ。ただ私が言いたいのは「家は資産だ」「家は投資だ」という、よく耳にする考え方には全く別の見方もあるということだ。私たち夫婦にしても、もっと大きくて立派な家を建てて隣近所の人に自慢したい気持ちはある。でも私たちは家が資産ではないことを知っている。家計からお金を吸い取って行くからにはそれは「負債」なのだ。

p116「裕福度」はこうやって測る
金持ちは資産を買う 貧乏人の家計は支出ばかり 中流の人間は資産と思って負債を買う

p124自分のビジネスを持つ=本当の資産を持つ
だから、自分のビジネスを持つことを考え始めることが大事だ。これまでやってきて昼間の仕事はそのまま続けながら、本当の資産、つまり自分では資産と思っていても実際は負債だったり、買った時点で大きく価値が減少してしまうような消費財ではなく、利益を生む本当の資産を買い始めることだ。新車の値段は車がディーラーの手を離れ、あなたが道路を走らせた瞬間に元の3/4近くになってしまう。たとえ銀行が資産に含めることを認めたとしても、こんなものは本当の資産とは言えない。仕事を持って独立している成人には、支出を低く抑え、負債を減らし、確実な資産の基盤を築くように努めることをおすすめする。まだ親から独立していない若者の場合は、親が資産と負債の違いを子供に教えることが重要だ。子供たちが親から独立し、結婚して新居を構え、子供を作り、一つの仕事にしがみつく一方でひたすらクレジットカードで物を買いまくるような危険な財政状態に陥る前に、彼らに確実な資産を築き始めさせることが大切だ。結婚して一生借金に追われる生活に自分を追い込んでいる若い夫婦がどんなに多い事だろう。大抵の場合、一番下の子供が独立すると同時に、親たちは自分の定年後の準備が十分にできていないことに気づき、慌ててお金を貯め始める。それから自分たちの老いた親が病気になり、また新たな責任が自分たちの肩にかかっていることに気づく。

p139法律を知らないと高くつく
金持ち父さんが私に教えてくれた一つ目の教えはまだ皆さんの記憶に新しいと思う。「金持ちはお金のために働かない」という教えだ。金持ち父さんは何年もかけて私に色々なことを教えてくれたが、その間にいつも言っていたのは「知識は金」だということだ。お金と同時に大きな力が手に入るが、それを維持し、何倍にも増やすためには、適切な知識が必要だ。その知識がなければ人生につつきまわされるだけだ。金持ち父さんはいつもマイクと私に、「一番のいじめっ子は社長でも部長でもなく税務署だ」と言っていた。税務署は黙っていると取れるだけ取っていく。「お金のために働くのではなく、お金は自分のために働かせる」という一つ目の教えは、実は力関係のことを言っている。お金のために働いている場合、力は雇い主の手の中にある。反対にお金を自分のために働かせている場合は、力はあなたの手の中にあり、それをどう使おうがあなたの勝手だ。自分のために働いてくれるお金の力に関するこの知識をマイクと私に教えた後、金持ち父さんが私たち二人に求めていたのは、お金に関して賢くなり「いじめっ子」にこづきまわされないようにすることだった。そのためには法律を知ることと、システムがどのように動くか、その仕組みを知る必要がある。何も知らないでいると、いじめっ子の良い標的になってしまう。自分がやっていることが本当にわかっていれば、戦うチャンスが得られる。金持ち父さんがあんなにたくさんのお金を払って有能な税理士や弁護士を雇っていたのはそのためだ。税理士は弁護士に高いお金を払ったとしても、そうしなかった時に払うはずの税金より安く済む。金持ち父さんが教えてくれたたくさんのことのうち一番私の役に立ったのは、「賢くなれば、それほど人生につつきまわされなくなる」ということだ。私はこれまで常にこの教えを守ってきた。金持ち父さんが法律についてよく知っていたのには理由が二つある。一つは、法律をきちんと守る良き市民だったから。もう一つは、法律を知らないと「高くつく」ことを知っていたからだ。「自分が正しいとわかっていれば、反撃するのを恐れることはない」金持ち父さんはよくそう言っていた。自分が正しいことをしているとわかっていれば、たとえロビン・フッドとその仲間たちを相手に一戦交えようと、恐れることは何もない。

p174不動産と株を組み合わせた資産づくり
本書の「実践その2」では、私は経済的な自由を手に入れるまでに辿った道筋を10のステップにまとめて紹介してあるが、その実践にあたって、いつも覚えてほしいことが一つある。それは「楽しむこと」だ。これは単なるゲームにすぎない。勝つこともあれば、負けてそこから何かを学ぶということもある。でも、どんな時にも楽しむことだ。勝ったことが一度もない人のほとんどは、勝つことを望む気持ちよりも負けるのを恐れる気持ちが大きいから勝てないのだ。私が現在の学校教育は馬鹿げていると思う理由はここにある。学校では、間違えるのは悪いことだと教えられ、間違えると罰を受ける。だが、実際に人間がどのように学ぶかを考えてみれば分かるが、人間は間違えることで学ぶ。私たちは転びながら歩くことを学ぶ。もし、全く転ばなければ歩くことはできないだろう。自転車の乗り方を習うのも同じだ。今では考えなくても自転車に乗れる。金持ちになるのも同じだ。残念ながら、大部分の人が金持ちでないのは、皆損するのを恐れているからだ。勝者は負けを恐れないが、敗者は負けを恐れる。失敗は成功に至るプロセスの一部だ。失敗を避ける人は成功も避けている。

p185広く浅く学ぶ
「広く浅く知る」というのが金持ち父さんのアドバイスだった。だから私は、何年かの間、金持ち父さんの持っていた複数の会社で色々な分野の仕事をした。経理課で働いていた時期もあった。私が将来会計士になる可能性はまずなかったが、金持ち父さんは、私に会計のことを吸収させたかったのだ。経理課で働けば、会計の専門用語も自然と身につくし、何が重要で何が重要でないかを見分ける感覚も養われる。この他にも私は皿洗いもしたし、工事現場でも働いた。また、営業、予約受付、マーケティングといった仕事もした。金持ち父さんはそうやってマイクと私を鍛えたのだ。金持ち父さんが銀行家や弁護士、会計士、ブローカーといった人たちと話をする時に、私たちを同席させたのも同じ理由からだ。自分の帝国のさまざまな側面を少しずつ教えたかったのだ。

p195専門を極めるより、広い知識を
貧乏父さんは私に専門を持たせたがった。父にとってはそれが給料を多くもらうための方法だった。知事から州政府にはもう父の席がないと宣告された後もまだ、父は私に専門的な技能を身につけるように勧め続けた。その後父は、教員組合のそもそもの目的に大いに関心を持つようになり、高い能力を持ち、高度な教育を受けたこのプロたちのために、より多くの保護と生活の放送を求めてキャンペーン活動を行うようになった。私は父とよく議論したが、過度な専門化こそが組合による保護の必要性を生み出した原因であるという考えに、父は絶対に同意しなかった。専門性を高めれば高めるほど動きが取れなくなり、その専門的技能に頼りきりになるということが、父にはどうしても理解できなかったのだ。金持ち父さんはマイクと私に、自分を鍛えるようにといつも忠告してくれた。同じような事を多くの会社がやっている。会社はビジネススクールから卒業したばかりの有能な若い学生を見つけ、いつか会社を任せられるように「鍛え」始める。だから、このような有能な若い社員は一つの課で専門的な仕事をすることはない。ビジネスのシステムのあらゆる側面を学ぶことができるように、あちこちの課を転々とさせられる。一方、金持ちが自分の子供や他人の子供を鍛えることもよくある。このようにして鍛えられる中で、子どもたちはビジネスの実務の全体的な知識を得たり、それぞれの文化がどのような相互関係を持っているかを学んでいく。

p197必要な技術を学びを教える
専門を持つことは強みでもあるが弱みでもある。私の友人の中には天才的な能力を持っているのに、他人と上手くコミュニケーションが取れないために、ほんのわずかの収入に甘んじてる人が何人もいる。私はそういう友人には、物の売り方を学ぶために一年だけ時間を取るようにアドバイスする。例えその間収入が全くなくても、コミュニケーションの能力は上がるはずだ。そして、その能力には限りない価値がある。学習者、売り手、あるいは市場で取引をする人間として有能になることに加えて、良い教師、良い生徒になることも必要だ。本当の金持ちになるためには「もらう」だけでなく、「与える」こともできなければならない。お金に困っていたり、適職が見つからずに困っている人は、この「まず与えて、次にもらう」ことが欠けている場合が多い。良い生徒でもなく、良い教師でもないから貧乏でいるという人を私はたくさん知っている。第二次世界大戦の戦中・戦後の世代にとっては会社から会社へ移ることは「悪い」ことだったが、今日ではそれは「賢い」やり方だと考えられている。どうせ会社から会社に移るのなら、専門にこだわらずに「稼ぐ」ことより「学ぶ」ことに重点を置いて新しい会社を探してはどうだろう?短期的には収入が減ることになるかもしれないが、長期的に見ればたくさんのおまけが付いて返ってくる。

p212第2の障害 悪い方にばかり考えて臆病になる
私たちは皆疑いの気持ちを持っている。「私は頭が良くないのではないか?」「有能ではないのではないか?」「あの人の方が私よりできるのではないか?」と言った疑いだ。そして、これらの疑いのために萎縮してしまって何もできなくなることが多い。何もしないまま「もし何々になったらどうしよう?」と果てしなく考えるのだ。「もしこの投資をした後、経済がめちゃくちゃになったら・・・」「もし何かが起こって、借金を返せなくなったら・・・」「もし計画通りに事が運ばなかったら・・・」__答えのない問いは果てしなく続く。あるいは、頼みもしないのにこちらの欠点や弱点を指摘してくる友達や家族がいるというのも厄介だ。そういう友達や家族は、「何でそんなことができるなんて思うんだい?」とか「そんなにうまい話だったらみんながそうしているはずじゃないか」「そんな事したってうまくいきっこない。君には何も分かっていないよ」などと言ってくる。身近な人からこのような疑いの言葉をひっきりなしに聞かされて、何も出来なくなることもよくある。そういう事を言われ続けると、嫌な思いが胸のあたりに溜まってきて、眠れなくなることもある。そうなると前に進めない。だから安全なやり方を変えず、チャンスをみすみす逃してしまう。胸にしこりを抱えながら、何もできずに座ったまま人生が過ぎていくのを眺めていることになるのだ。人間は誰もが人生で一度はそういう経験をするし、中には何度もそんな経験をする人もいる。ここで私が言いたいのは、多くの人がお金に困った状態から抜け出せず、安全策しか取れないでいる大きな理由は、疑いの気持ちと臆病風のせいだということだ。本当は思い切ってやれば金持ちになることは簡単なのに、疑いの気持ちのおかげでいつまでも貧乏のままでいる。前にも言ったように「ラットレース」から抜け出すことは技術的には簡単だ。高い教育も要らない。それなのに多くの人がそれをしないのは、この疑いの気持ちのせいなのだ。「臆病な人間は決して勝者になれない」金持ち父さんはよくそう言っていた。また、次のようにもよく言っていた__「根拠のない疑いや恐怖が臆病な人間を作る。臆病な人間は批判をし、勝利を収める人間を分析をする」。金持ち父さんの説明によれば、批判が人の目を見えなくする一方、分析は人の目を開いてくれる。分析をする勝者には批判ばかりをしている人間に見えないものが見え、またほとんどの人が見逃してしまうチャンスが目に入る。人が見逃してしまうものを見つけること、これこそが、どんな事においても成功の秘訣だ。経済的な自立、あるいは自由を求める人にとって、不動産は投資のための強力な道具、他の投資とは比べ物にならないほど優れた道具だ。

p224第3の障害 忙しいことを理由に怠ける
「それを買うお金はない」という言葉には人を悲しい気持ちにさせるという悪影響がある。自分の無力を感じ、その気持ちが失望へと成長したり、落ち込みの原因になることもよくある。また無感情状態に陥るという場合もある。つまり、「どうやったらそれを買えるようになるか?」と考えることは可能性を開き、ワクワクした気持ちや夢を持つことにつながるのに対し、「それを買うお金がない」と決めつけてしまうことは、そういった感情を殺してしまうことになる。金持ち父さんは私達が「買いたい」と思ったその対象が何かはあまり気にしなかった。金持ち父さんにとっては「どうやったらそれを買えるようになるか?」という言葉によって精神を鍛え、魂を活性化させることの方が大切だったからだ。だから、金持ち父さんはマイクや私に物をくれるということはほとんどなかった。その代わり「どうやったらそれを買えるようになるかな?」と質問してきた。「それ」の中には大学進学も入っていた。私たちは二人とも自分で稼いだお金で大学を卒業した。金持ち父さんが私たちに学んでほしいと願っていたのは、目標を達成すること自体ではなく、それを達成するまでのプロセスがあったのだ。

p230 第5の障害 無知を隠すために傲慢になる
傲慢さというのはエゴに無知が加わったものだ。「知識は私にお金を儲けさせてくれる。無知はお金を失わせる。傲慢さが頭をもたげてくると、いつも私は損をした。なぜなら、傲慢な気持ちでいるときは、自分が知らないでいることは大して重要じゃないと本気で信じているからだ」金持ち父さんは私によくそう言っていた。私はこれまでの経験から、自分の無知を隠すために傲慢さを利用する人がたくさんいることを学んだ。特に財務報告書を前に会計士や他の投資家たち話をしている時によくその事を実感する。会計士や投資家たちは訳知り顔にまくし立てる。彼らが自分でも何を言っているか分かっていないのは私の目に明らかなのに・・・。彼らは嘘をついているわけではないが、本当の事言ってるわけでもない。お金の世界、金融や投資といったことに関わっている人たちの中には、自分で何を言っているのか全く分かってない人が大勢いる。お金に関わる業界の人の大部分は、中古車のセールスマンのように口からでまかせの売り込み文句を言っているだけだと言ってもいい。あることについて自分は知らないと気づいたら、その分野の専門家を探すか、それについての本を見つけるかして自分で自分を教育し始めることが大切だ。

p245自分に対する支払いをまず済ませる__自制の力
自分で自分をしっかりコントロールできない人は金持ちになるのは諦めた方がいい。海兵隊に入るなりお寺で修行するなりして、自己抑制能力をつけるのが先決だ。投資をしてお金を手に入れても、自制が効かずにそれを失うことになっては元も子もない。宝くじで大当たりした人がすぐにそれを使い果たしてしまうのは、自制心がないためだ。給料が上がるとすぐ新車を買ったり豪華船クルーズに出かけたりする人も、自制心がない人だ。

p251ブローカーにたっぷり払う__忠告の力
前にも話したように、自分のビジネスを始めるにあたって大切な管理能力の一つは人の管理だ。多くの人は、「管理する」と言うと、自分より能力的に劣っている人、自分より地位が低く自分が権力を振るえる相手、例えば会社の部下などのことしか考えない。中間管理職にいつまでも留まっている人の多くは、自分より下の人間と一緒に仕事をするやり方を知っていても、自分より上の人間をどう扱ったらよいかわからないから、昇進できないのだ。人を管理することの本当の意味は専門分野で自分より優れてる人をうまく使うこと、そして十分に報酬を与えることにある。会社に重役会があるのはこのためだ。例え個人でも同じことだ。これこそがファイナンシャルインテリジェンスだ。

p263教えることで得る__与えることの力
金持ち父さんは教育だけではなく、お金も人々に与えた。彼は「1/10税」という考え方を固く信じていた。これは「何か欲しいものがあったら、まず与えなければダメだ」という考え方だ。お金が足りなくなると教会や慈善事業に寄付をする。それが金持ち父さんのやり方だった。この本で読んだ他の事はみんな忘れたとしても、絶対に忘れないでいて欲しい事が一つある。それは、何かが足りないとか何かが必要だと感じた時には、まずそれを人に与えることだ。そうすれば後になって、2倍にも3倍にもなって返ってくる。このことはお金、微笑み、愛情、友情など色々なことに当てはまる。 「足りないものを与える」というのは、たいていの人は1番やりたがらない。だが、私の経験から言わせてもらうと、このやり方はいつも効果がある。私は単純に、「人間誰でもお互い様」と思って、自分が欲しいと思うものを人に与える。私はお金が欲しいからお金をあげる。そうすると、それが何倍にもなって戻ってくる。何かを売りたいと思ったら、誰かが何かを得るのを手伝ってあげる。そうすると、私の物も売れる。契約をとりたいと思ったら、誰かが契約を取るのを手伝う。そうすると、まるで魔法のように私の所にも契約が舞い込んでくるのだ。何年か前に聞いた言葉ー「神は受け取る必要はないが、人間を与える必要がある」には真実が含まれていると思う。私が「教えれば見返りがある」というのは、こういう訳なのだ。何かを学びたいという人に誠意をもって教えれば教えるほど、あなたは多くを学ぶことができる。お金について学びたければ、誰かにそれを教えてあげることだ。そうすれば、新しいアイデアやもっと鋭く物事を見分ける方法が、あなたの元にどっと流れ込んでくる。確かに、何かを与えたのに何も戻ってこなかった、あるいは戻ってきたものが自分の欲しいものとは違ったということも何度かあった。だが、そのような場合は後でよく考えてみると、最初から何かが欲しくて、それが目的で与えていることが多かった。つまり、純粋に「与えるために与える」のではなく見返りを期待して与えるという下心があったのだ 。必要なのは、自分が今持っているものを出し惜しみせず、気前よく人に与えること。そうすれば、知力の方もあなたに対して気前よくしてくれるだろう。 

いかがだったでしょうか?以上、読めてよかったと思うところを抜粋してみました。僕なんかが取り上げていいのかも、憚られる名著ですよね?

まとめると「広く浅く知る」というのが金持ち父さんのアドバイスだった。だから私は、何年かの間、金持ち父さんの持っていた複数の会社で色々な分野の仕事をした。経理課で働いていた時期もあった。私が将来会計士になる可能性はまずなかったが、金持ち父さんは、私に会計のことを吸収させたかったのだ。経理課で働けば、会計の専門用語も自然と身につくし、何が重要で何が重要でないかを見分ける感覚も養われる。この他にも私は皿洗いもしたし、工事現場でも働いた。また、営業、予約受付、マーケティングといった仕事もした。金持ち父さんはそうやってマイクと私を鍛えたのだ。金持ち父さんが銀行家や弁護士、会計士、ブローカーといった人たちと話をする時に、私たちを同席させたのも同じ理由からだ。自分の帝国のさまざまな側面を少しずつ教えたかったのだ。金持ち父さんはマイクと私に、自分を鍛えるようにといつも忠告してくれた。同じような事を多くの会社がやっている。会社はビジネススクールから卒業したばかりの有能な若い学生を見つけ、いつか会社を任せられるように「鍛え」始める。だから、このような有能な若い社員は一つの課で専門的な仕事をすることはない。ビジネスのシステムのあらゆる側面を学ぶことができるように、あちこちの課を転々とさせられる。一方、金持ちが自分の子供や他人の子供を鍛えることもよくある。このようにして鍛えられる中で、子どもたちはビジネスの実務の全体的な知識を得たり、それぞれの文化がどのような相互関係を持っているかを学んでいく。という風にしました。

個人的に本書で一番読めてよかったと思う部分はマイクの父親は私たちによく次のように言っていた。「頭の良い人は自分より頭の良い人を雇う」。だからこそ、マイクと私はマイクの父親が雇った「頭のいい人たち」の話を聞き、そうすることによって彼らから多くを学ぶことができたのだ。何かが足りないとか何かが必要だと感じた時には、まずそれを人に与えることだ。そうすれば後になって、2倍にも3倍にもなって返ってくる。このことはお金、微笑み、愛情、友情など色々なことに当てはまる。 「足りないものを与える」というのは、たいていの人は1番やりたがらない。だが、私の経験から言わせてもらうと、このやり方はいつも効果がある。私は単純に、「人間誰でもお互い様」と思って、自分が欲しいと思うものを人に与える。私はお金が欲しいからお金をあげる。そうすると、それが何倍にもなって戻ってくる。何かを売りたいと思ったら、誰かが何かを得るのを手伝ってあげる。そうすると、私の物も売れる。契約をとりたいと思ったら、誰かが契約を取るのを手伝う。そうすると、まるで魔法のように私の所にも契約が舞い込んでくるのだ。というところでした。

以上、金持ち父さん貧乏父さんについて取り上げてみました。

ちなみに名著と言えば
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
人を動かす 文庫版 D・カーネギー  (著), 山口 博 (翻訳) 

自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?

というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。

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