おすすめ本「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」―名著


こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、電話占いでの現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。

今回、紹介したいのはLIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
 (翻訳)リンダ グラットン (著), アンドリュー スコット  (著), 池村 千秋 (翻訳)

もう日本では知れている名著ですよね。今は人生100年時代と言われ、それをどう生き抜くか。もう過去のモデルは役に立たない。100年ライフと日本人の新しい生き方、働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わりつつある。
目前に迫る長寿社会をどう生き抜くかの指標になる名著です。人生100年時代と言う言葉は恐らくこの本からでしょうね。
僕なりにp399ページ中、特に印象に残った言葉をピックアップしたいと思います。

p1過去のモデルは役に立たない
長く生きる人生に向けて準備する責任は結局のところ私たち一人一人の肩にかかっている。問題は多くの事が変わりつつあるために過去のロールモデル(生き方のお手本となる人物)があまり役に立たないことだ。あなたの親の世代に有効だったキャリアの道筋や人生の選択があなたにも有効だとは限らない。あなたは親の世代とは異なる選択をすることになる。人生の道筋に関する常識はすでに変わり始めている。若者たちの生き方が変わりつつある。新しい生き方が試みられるようになる。

p6パートナーの両方が職を持つメリット
夫が外で働いて金を稼ぎ妻が専業主婦をつとめるという昔ながらの家族形態は長寿化時代に明らかに適さない。 

p7就職、引退の常識が変わる
スキルの価値が瞬く間に変わる時代だ。そういう時代には手持ちのスキルでよしとせず、新しいスキルの習得に力を注がなくてはならない。新しい生き方の選択をすることが大切になる。 

p9年金や人口減の問題が和らぐ
日本政府もすでに移民の受け入れや出生率向上のための施策を検討し始めている。

p23新しい職種とスキルが登場する
労働市場が急速に変化する中で70台80台まで働くようになれば手持ちの知識に磨きをかけるだけでは最後まで生産性を保てない。時間を取って学び直しとスキルの最終時に投資する必要がある。

p25人生はマルチステージ化する
長い年数働き続けるのはあまりに過酷だしあまりに消耗する。そして素直に言ってあまりに退屈だ。

p26変化が当たり前になる
柔軟性を持ち新しい知識を獲得し新しい思考様式を模索し新しい視点で世界を見て、力の所在の変化に対応し、ときには古い友人を手放して新しい人的ネットワークを築く必要がある。

p34人事制度を巡る戦いが始まる
企業は画一化を好む。単純で予測可能性の高いシステムが運用しやすいからだ。

p37アイデンティティ、選択、リスク
周りのみんなと同じ行動を取るだけでうまくいく時代は終わったのだ。私たちは自分がどのような人間か自分の人生をどのように組み立てたいか、自分のアイデンティティと価値観を人生にどのように反映させるかを一人一人考えなくてはならない。

p113テクノロジーが新しい雇用を生む
機械は工場労働者の職場が数々の新しい職も生み出した。機械を導入すればそれを製造し操作し整備する人間が必要になる。こうした補完的業務が新たな雇用を創出するのだ。

p124無形の資産の価値とは
国が経済的に豊かになってもそれに比例して幸福度が高まるわけではないのだ。ということは所得以外の要因が人々の幸福感を左右していることになる。

p133何をどのように学ぶか?
問題は一つの分野の専門技能を習得するだけでは恐らく長い勤労人生を通して生産性を維持できないということだ。しかも新しいテクノロジーが登場するペースの速さを考えればどのような専門技能もいずれ時代遅れになる可能性が高い。どこでも通用するスキルや知識を持つことの重要性が一層高まる。

p139評判
これまで協力的な態度や信頼に足る行動を続けてきた人は評判が良く、逆に利己的に行動したり他人をだましたりしてきた人は評判が悪い。言うまでもなく人の評判を決めるのは周りの人達だ。 

p166新しい経験に対して開かれた姿勢
自分の人生を自分で決めることにはリスクが付いて回る。多くの選択肢と向き合わなくてはならないからだ。場合によっては過去とほぼ完全に決別し、既存の行動パターンが頼りにならない新しい道に踏み出すことも検討しなくてはならない。

p237選択肢を理解し相性の良いものを選ぶ
自分の価値観を尊重してくれ、スキルと知識を伸ばせる環境がある就職先を探すこと。自分のスキル及びが働き方との相性がよく、できれば自分を補完してくれるビジネスパートナーと出会うこと。長く生きる時代には自分と相性の良いものを見出す資質が極めて重要になる。自分と相性の悪いものを選択したり早い段階で不適切な道に針路を定めたりした場合に失うものは多い。慌てて決断、ゆっくり後悔ということわざは100年ライフには一際重要な金言なのだ。

p376人事の1大改革が必要
標準化されたシンプルな制度つまり会社にとって都合がよく働きにとっては都合の良くない制度を手放さない企業は決してなくならない。

p396変化の担い手は?
企業と政府が標準化されたシンプルなモデルを好むのに対し、個人は柔軟性と選択肢を拡大させようとする。おそらく組織より個人重視の傾向が強まるだろうと著者たちは予測している。その傾向は高付加価値産業で特に際立つ。それらの産業で企業が成功できるかどうかはやる気がある献身的な働き手の有無に左右されるからだ。人々がますます自分なりの希望を主張するようになれば企業の人事部は本格的に制度を変更するだろう。人材争奪戦が激化すれば有能で経験豊富な人たちは要求が受け入れられなければ会社を辞めると脅せる。こうして古い仕組みにひびが入り始めるのだ。結局は一人一人がはっきり意思表示をし自分の希望とニーズを明らかにすることにより企業の変化を後押しすることが必要になる。多くの人が自分にとって真に大切なものを検索するようになり一人一人の個性と多様性が推奨され称賛されるようになる。こうして人々は多様な働き方と生き方を選べるようになり、それが100年ライフの果実を生むのだ。

p37 アイデンティティ、選択、リスク p133何をどのように学ぶか p396 変化の担い手は?
上記が特に自分にとって読めてよかったなと思う所でした。まとめると周りのみんなと同じ行動を取るだけでうまくいく時代は終わった。自分のアイデンティティと価値観を人生にどのように反映させるかを一人一人考えなくてはならない。問題は一つの分野の専門技能を習得するだけでは恐らく長い勤労人生を通して生産性を維持できない。しかも新しいテクノロジーが登場するペースの速さを考えればどのような専門技能もいずれ時代遅れになる可能性が高い。どこでも通用するスキルや知識を持つことの重要性が一層高まる。結局は一人一人がはっきり意思表示をし自分の希望とニーズを明らかにすることにより多くの人が自分にとって真に大切なものを検索するようになり一人一人の個性と多様性が推奨され称賛されるようになる。こうして人々は多様な働き方と生き方を選べるようになり、それが100年ライフの果実を生む。という風にしました。
僕なりに取り上げてみましたが、他にもっといい箇所があるとかもっと違う視点で見た方がいい等指摘があったらコメントなどで教えてください。

以上、名著LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略について取り上げてみました。

ちなみに名著と言えば
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
人を動かす 文庫版 D・カーネギー  (著), 山口 博 (翻訳) 

自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?

というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。

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