コールドリーディング講義(サトルティ)


こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、電話占いでの現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。

あらゆる健全なコミュニケーションに正しく活用したいと言う趣旨でテクニックを使って人間関係をよくしていこうと考えるのはズルいような気がしてしまいがちですが、 相手にとって気持ちのいい環境を作ってあげる、相手が心を開きやすい、リラックスできる、何でも話せる環境を作ってあげるためのテクニックと考えるとまた違った考え方ができる。 それが石井裕之先生が提唱するコールドリーディングの概要だと思います。 参考文献 あの人の「特別な存在」になる法則 〜コールドリーディングDVDブック 石井裕之(著)

ちなみにこの本はDVDが付属になっていまして、むしろこのDVDの方が目玉かも知れません。もしAmazonで購入を考えているならDVDがついているか確認した方がいいですね。

今回はコールドリーディングのサトルティについて発信したいと思います。情報の出どころは、石井裕之先生の著書「なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて」、とすでに上述している「あの人の「特別な存在」になる法則 〜コールドリーディングDVDブック」からです。
人は自分の意思とは別な力で動きます。それは、「潜在意識」の方が強力で、現代人の心は多くが無防備!だからです。普段は自分の頭(顕在意識)でしっかり考えて生きている。でも潜在意識からの衝動がそれに矛盾すると、顕在意識の方はあっさりと負けてしまう。”頭で考えたことよりも、潜在意識から湧き上がってくるものの方が圧倒的に強い”。だからこそ、ビジネスでもプライベートでも、相手を理屈で説得するよりも、相手の潜在意識に好印象を与える方が圧倒的に効果的なのです。理屈を超えた潜在意識レベルで相手を味方にする。現代人の心なんて、全く無防備なのです。そのもっとも無防備なところにメッセージを放り込んでしまうノウハウを持った人たち、それがコールドリーダーなのです。サトルティは、意識をすり抜けて入ってきます。心に入ってくるものには私たちは怖いくらいに鈍感です。意識をすり抜けて入ってくるサトルティに、人は無意識に影響を受けているのです。

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サトルティ

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ダブルバインド

サトルティの例として、ダブルバインドという言語トリックをご紹介します。ゴールドリーダーに限らず、心理誘導の専門家であれば誰でも無意識的にせよ多用しています。相手に 「NO」と言わせないテクニックです。誰かから何かを頼まれたとしましょう。また頭の中でどんな思考が働くでしょうか?イエスかノーか、ですよね?それで 、イエスなら話をもっと聞くし、ノーならとにかくどうやって断るかを考える。どうしたら、「NO」を封じることができるか?簡単なことです。”「NO」と答えられない言葉の使い方”をすればいいのです。ダブルバインドを使えば、それが可能になります。

「食事しようか、それとも飲みに行く?」
「でもちょっと時間がないから」
「じゃあ、お茶だけ軽く行こう」
「うん、お茶くらいなら」

「デートしよう」という言葉に対しては「嫌だ」と言えます。しかし、「食事しようか、それとも飲みに行く?」という言葉に対して「嫌だ」と答えるのは文法上不可能です。「どちらがいいか?」と聞かれているのに、「ノー」では答えにはならないからです。だから、相手の頭の中に最初に「NO」の旗が立たない。そうすると、”「NO」ありき”ではなく、ちょっと”ゆるい”態度になってくる。だからこそ「まあ、お茶くらいなら。20分くらいで帰ればいいし」という考えにもなりやすいのです。これもサトルティです。極めて繊細に心の動きを誘導するテクニックです。
ダブルバインドを少し意識してみるだけで、あなたもコミュニケーションを有利に運ぶことができます。少なくとも相手のペースに飲まれずに冷静に判断し反応できるようになります。ダブルバインドのポイントは、分かりやすく言えば、”お願いしないこと”です。お願いしたら、「嫌だ」という反応が即、可能です。しかし、頼まれていないことに対して、相手は No とは言えない。「付き合ってください!」とも何とも言っていないのに、「ごめんなさい。好きな人がいるの」などと言ってくる人がいたら、ちょっと気味が悪い。つまり、今からお願いするのではなく、”それはもう決まっていることだ”という前提にしてしまう。そこにはもちろんサトルティが必要です。反発Aをすることを受け入れさせたかったら・・・①Aすることは、お願いするまでもなく、もう決まっているという前提に立つ。②その上で、 A の具体的な仕方についていくつか選択肢を提示する。これだけです。シンプルですね?合コンの後で二人で話したければ、①”これから二人で話す(A)”ということはもう決まっているものと考えてしまう。その上で、②「食事する?それとも飲みに行く?」という具体的な選択肢を与えることで、”これから二人で話す(A)”ことそのものは、反発を受けにくくなるのです。

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But

Butの魔法を活用して、 ”やりたくない仕事””乗り気でない誘い”を断る

会社などの組織では、良い人ほど貧乏クジを引かされます。良い人ほど、多くの人が”やりたくない仕事”を頼まれてしまいます。しかし、ここで紹介する方法を実践すれば、誰も傷つけずに断ることができるはずです。ビジネスばかりではない。プライベートでも、乗り気でないことに誘われたり、ちょっと嫌なことを頼まれたりしたけれども、断り難い状況にある時、同じテクニックが活用できます。”But”という魔法の言葉の性質を利用するのです。

上司「○○くん、悪いけど、今日の会議、代わりに出てもらえないかな」
あなた「分かりました。でも(But)、まずこれ終わらせちゃいますよ」
上司「・・・ああ、忙しそうだねえ。じゃあ、別の人に頼むからいいや」

やる気のある部下、従順な部下というスタンスを保ったまま、さりげなく断ることができる、というわけです。”Butには、その前にくるフレーズの力を弱め、その次にくるフレーズを強める働きがある”のです。ですから、「でも(But)の前にある「分かりました」がキャンセルされ、「でも(But)」の後にある「これ終わらせないと」というフレーズが強調されるのです。結果的に上司の潜在意識に伝わるメッセージとしては、「これを終わらせないといけないから、会議には出られません」ということになる。そういうことを暗示する文章なのです。しかし、意識レベルでは「分かりました。これを終わらせてから会議に出ます」という全く申し分のないメッセージに聞こえる。実に巧みなサトルティです。

タバコを吸ってほしくない時

友人と一緒に食事に行ったとします。彼は喫煙者だが、あなたはタバコを吸わないとします。友人が、「吸ってもいいかな?」と言いながらタバコを一本抜き出します。あなたは「ああいいよ。でも(But)吸い過ぎには気をつけろよ」とさらっと言います。もちろん100%ではありませんが、ここで友人はタバコに火をつけるのをためらい、吸うのをやめてしまいます。なぜでしょう?あなたは「ああいいよ」と喫煙を許可してあげたはずです。そう。潜在意識的にButが効いているのです。「ああいいよ」がキャンセルされてしまうのです。そして、「吸い過ぎに気をつけろ」というメッセージが強く印象に残る。友人の心の中で、「そうだなあ、ここんところストレスでいつもよりタバコが増えているしなあ」という考えが動き始める。強くなる。だから、吸うのをためらってしまうのです。できれば断りたいけれど、立場的に断りにくい場合にこの原理が使います。

Butの意外な使い方

Butの話に絡めてもう一つお話ししたいことがあります。”Butには、その前に来るフレーズの力を弱め、その次にくるフレーズを強める働きある”と申し上げましたが、後半だけを活用することもできる。つまり、いきなりButから話を始めるのです。

「しかし (But )君は本当に責任感が強いね」

考えてみればおかしな文章です。何に対して「しかし」だか分かりません。理屈上は確かにそうなのですが、コミュニケーションというのは印象が全てです。特に”話し言葉”であれば、文法上の整合性などより、どれだけ強い印象を与えられるかが勝負のポイントとなります。もう分かりと思いますが、この文章では、「君は本当に責任感があるねえ」という褒め言葉が、その前のButでパワーアップされています。Butには”その次にくるフレーズを強める働きがある”からです。印象を強く与えたい文章を口にするなら、その前にButを付ける。これだけで、言葉の影響力が格段にアップします。

「でも(But)昨日も君の夢を見たんだ」

甘い言葉も、Butという調味料でより甘くなる。簡単なことですから、覚えておいて損はありません。 

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さり気なくリーディングの流れを導く方法

相手にとって相談しやすい雰囲気になるテクニック

「最近、人間関係で行き詰っているみたいだね」
「いいえ、人間関係は別に」
「でも、何か悩み事を抱えているよね?」
「(ここで悩み事を打ち明けてくれる)」

こんな風に、あてずっぽうの情報(「人間関係で行き詰っている」)を投げかけることで、本当の悩みを口にできるための「きっかけ」作ってあげることができる。たったこれだけのサトルティで、相手にとっては、相談しやすい雰囲気になるのです。もちろん、「人間関係で悩んでいる」と言うことがたまたま当たっていた場合には、「気付いてくれたのか」と感激して、心を開いて話し始めてくれるでしょう。

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どうでしょうか?日常において、どの場面でも使えそうなテクニックに絞ってピックアップしてみました。こういう些細な暗示の事をコールドリーディングでは、サトルティと呼びます。安ければ売れる。当たり前です。かっこよければモテる。これも当たり前。でも、そういう顕在意識レベルの”魅力”は長く相手を惹きつける力はありません。一時的な力しかない。相手の心の深く(潜在意識)まで根が張っていないからです。相手の潜在意識に好印象を与える。つまり、相手の潜在意識を味方につけることができたら、その”魅力”はあらゆる理屈を超えていきます。

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以上、今回はコールドリーディングのサトルティについてでした。
次回も脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、よろしくお願い致します。

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