おすすめ本「変な人が書いた人生の哲学-名著 」


こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、日常のつぶやき-脇村、今の時代を生き抜くために-脇村、電話占い師の現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。

今回、紹介したい本は、変な人が書いた 人生の哲学 斎藤一人(著)です。

僕が斎藤一人さんの本の中で、一番最初に手に取った本で、一番好きな本です。p173ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップさせてください。

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p15人が魂を成長させるために、この世に生まれてきた
人は何度も生まれ変わって、魂を成長させています。前世でできなかったことを課題にして今世に生まれ、今世にできなかったことを課題にして来世で乗り越える。そしてどんどん魂を向上させていきます。だから私達は今世でどうしたら魂が成長するか、ということだけを考えて生きていればいいんです。そうすれば放っておいても神様が味方してくれます。逆に言うと、魂が成長するように問題解決をしないと、運勢が落ちていくことがあります。問題解決の方法は千も万もありますが、その中で魂が成長する解決の仕方を選ばないと、運、つまり神様を味方にできないんです。今は魂が1番成長するにはどうしたらいいか、それだけを考えながら生きる癖をつける。それだけを考えていれば、的が外れないと言うか、脱線せずに生きられます。そうすれば必ず神様が味方してくれます。そういう仕組みになっているんです。

p19「自分の人生の自分の責任」と1万回言うと、人生が動き出す
私は魂を成長させるためにこの世に生まれてきたと信じています。「人は自分が1番成長できる環境を、自分で選んで生まれてきているんだ」って。自分が生まれる前のことを記憶している赤ちゃんや子供たちがいるそうです。それを観た私のお弟子さんによると、子供達は神様と約束を交わし、地球にいる自分の親を選んで生まれてくるそうなんです。親が子供を産んだんじゃなくて、子供が親を選んだんですね。だから「俺は好きで生まれてきたんじゃない」ではなくて、「俺は好きで生まれてきたんだ」なんです。子供は自分の魂が1番成長できる環境を選んで生まれてくる。その通りだと私も思います。大切なのは、自分が自分の人生を選んでいると思う事です。自分の人生は自分で選んだ。自分の人生は自分の責任である。これが腑に落ちれば、人生の色々な問題がとても解決しやすくなります。なぜなら、自分の責任なら自分が変われば済むだけですから。でも人や社会のせいにすると、相手が変わるまで待っていないといけないから、とても大変です。例えば自分の健康は自分の責任だと思えれば、自分で気をつければいい。自分以外を変えるのはとても面倒で大変な事なんです。自分の人生は自分が責任だと思えば、自分で努力したり、自分を変えたりして、人生を変えることができます。「自分の人生は自分の責任」これを口に出して自分に言ってください。心の中でそう思っていなくてもいいから1万回言ってみる。

p24なぜ、人や自分を殺してはいけないのか
なぜ人を殺してはいけないのかと言うと、これは言わずもがなです。自分も大切な魂、人も大切な魂だからなんです。魂はみんな成長しようと思って生きています。殺すということは、地球でのその魂の成長を途中で止めるということです。そんなことをしてはいけない。そんな権利は誰にもありません。

p24魂の成長を途中で止めてはいけない
この地球は、魂が成長するのに一番適した場所です。なぜなら肉体と魂が一つになっていて、魂が学びやすいからなんです。向こうの世界は「思い」だけの世界です。だから「フランス料理が食べたい」と思うだけで、フランス料理を食べたことになります。思っただけでかなってしまうのが、「思い」の世界なんですね。でもこの世だと、「フランス料理が食べたい」と思ったら、レストランに行って、お金を払わないと料理が食べられません。肉体や物質を伴わないと、「思い」は実現しないんです。要するに、この世はできることとできないこと、正しいことと間違っていることを物質を通して見ることができるので、とてもわかりやすい。だからこそ、魂は「ここが一番成長しやすい」と思って、一番ぴったりの環境を選んで、わざわざ生まれてきているんです。殺人とか、自殺は、今世で学ぼうとしている魂の成長を途中で止めてしまうことに他なりません。せっかくの学びのチャンスを奪ってしまう。だから絶対やってはいけないんです。ところで、殺された魂はどうなるのかと言うと、また向こうの世界に行って、魂の成長を計画しなおして、この世に生まれ変わって出てきます。人は何度でも生まれ変わって、今世でできなかった課題に挑戦しようとするんですね。だから魂の成長が止まることはありません。魂は、いつも最適な場所を選んで成長している。

p33人生が一番変わるのは、人に喜ばれることをする時
どんなに酷い環境に生まれたとしても、魂から見ると、そこが自分が一番成長する”道場”なんです。魂がそこを選んだんだから、安心してそこで修行すればいい。とはいっても、何も、そのままそこで我慢しろ、と言っているわけではないんですよ。さっきから言っているみたいに、自分の「手」を変える、つまりそこにいて、生き方を変えていけばいいんです。どうやって変えるのかと言うと、一番分かりやすいのは、人に喜ばれることをすればいい。そうすれば自分の「手」が少しずつ変わっていきます。例えば私がやったのは、ファミレスの駐車場で釘を拾ったことです。お弟子さんと一緒にお昼を食べにファミレスに入った時、駐車場に釘が落ちていたんです。その上を車が通ったら、パンクするかもしれない。それじゃあかわいそうだと思ったから、私は釘を拾って、端っこの方によけておきました。それを未然に防いだんだから、人から喜ばれることです。そして誰も気がつかなくても、人に喜んでもらえることをすると、神様がちゃんと見てくれているんです。神様は偶然を装って、私たちに「ちゃんと学びなさい」「人様から喜ばれる事をしなさい」と教えてくれているんです。人が喜ぶことをしていれば、巡り巡って自分にも嬉しいことが返ってくる。喜ぶことをしていれば、人生も喜ぶことしか起きないようになる。 

p39不安に思っている悪いことは、実際は1/50しか起きない
世の中には「未来がだんだんよくなる」と思える人と、「どんどん駄目になっていく」と思う人の2種類がいるんですね。でも誰が何と言おうと、明らかに世の中は良くなっています。例えば今より少し前、江戸時代のことをちょっと考えてみましょう。江戸時代は将軍様の家にだって、扇風機なんかありませんでした。冷蔵庫もなかった。その時代から少しずつ良くなってきて、今はどの家にも冷蔵庫があります。扇風機どころかクーラーだってあります。こんなに良い時代になっているのに、「未来が良くなるとは思えない」と不安に思うのは、社会に原因があるんじゃなくて、その人の心の問題なんです。この世の中にはどんなにいいことを並べられても、不安に思ってしまう不安症の人がいるんですね。つまり、「世の中はどんどんダメになっていく」と考えるタイプの人間です。そういう人は常に不安に思うから、足がすくんで動けなくなってしまう。動けないと行動ができないから、運が回ってこない。そして不安に思うから不安が生活が来ちゃうんです。「自分が考えている悪いことは、本当は1/50くらいしか起きないんだ」と思うようにしたらいいんです。

p43「よくなる」前提で生きると本当に良くなる
本当に人生に困ったことは起きないんです。だって自分の人生は自分の責任(さっき1万回言うといいと言いましたね)で決めているんだから、自分でも処理できないような困ったことなんて起こるはずがない。その人に乗り越えられない「困ったこと」を神様は与えないんですよ。でも親は子供に平均台の上を歩かせて、「ここから落ちたら、大変だよ」と言っておどします。「テストでちゃんと点が取れないと、いい学校に行けないよ」「いい学校に行けないと、良い職業に就けないよ」「いい職業につけないと、貧乏になるよ」そうやって狭い平均台の上を歩かせようとする。じゃあ、平均台の上から落ちたらどうなるんですか?落ちたら、広い大地があるだけです。何にも大変なことなんてない。私は子供の頃からそれを知っていたので、親が何と言おうが、先生がなんと言おうが、「高校なんか行かない。中学だけでいいんだ」と言い張りました。最後は知り合いの銀行の人まで出てきて、「高校ぐらいは出ておかないと」と説得されましたが、私は言うことを聞きませんでした。そして平均台から飛び降りて、自分の大地を歩いていたら、会社を持って、納税額日本一になって、今、楽しくて、幸せです。私の人生も、あなたの人生も良くなるようにできている。「良くなる」と思い込んでいれば、別に何の問題も起きません。「良くなる」と思っているから、よくなるように生きるし、よくなる道も見えてきます。行動できないから、変われない。変われないから、運勢が悪くなる。「良くなる」前提でいけるのか、「良くならない」前提で動くのか。決定的な違いですね。「このままいくと、駄目になっちゃう」じゃなくて、「もっと良くなる」なんです。

p53努力して一つ上に上がれば人生はずっと楽になる
普通は上に上がっていくのは大変だと思ってしまいます。だからみんな現状維持を選びたがるんだけど、本当は上に行くのが一番楽なんです。だって心の世界には引力ってものがないんだから。自然に生きているものを見ていれば分かります。例えば竹は一番下の節が一番硬くて厚い。その上の節になるとちょっと薄くなる。その上の節はもっと薄い。そうやってどんどん薄くなって、上に行けば行くほど、節が薄くなっていきます。人生も竹の節と同じで、最初の1段目を突破するのが一番大変なんです。でも、ここを突破すると2段目はもっと簡単です。下から見ていると、上の方はだんだん難しくなるように見える。でも、本当は上に行くほどどんどん簡単になって、楽に上がっていけるんですね。だから最初の一段目を突破して、2段目、3段目に進む人はどんどん成功して幸せになっていきます。お金だって、最初の100万円を貯めるのが一番難しい。200万円、300万円になると段々楽になってきます。加速してくるんです。「100万円貯めるのが大変だったから、200万円貯めるのは倍の苦労がいりますね」そう思いがちだけど、そうじゃない。だからお金持ちはどんどん楽になって、お金持ちになるんです。これがわかると、上に進むのが怖くなくなります。でもほとんどの人は「上に行くのは今よりもっと難しい」と思い込んでいます。だから挑戦するのをためらってしまう。勿体ない話です。

p56「競争で一番」ではなく、「いい人で一番」を目指す
で、ここからが大切なんですが、上に上がる時の努力は競争して一番になろうとする努力ではないんです。一番最初の硬くて厚い節を突破するときは、ものすごく努力しないといけないんだけど、その努力は、人を蹴落として一番になろうとする努力じゃありません。そういう努力は蹴落とされた人の恨みを買いますし、自分もいつ蹴落とされるか分からないから、いつも警戒して、ビクビクするようになります。じゃあ、上に行くにはどんな努力をするのかと言うと、競争じゃなくて、人を喜ばせる努力なんです。例えば平社員の中で、上に上がっていく人は、平社員同士で競ったりしません。どうやったらみんなが気持ちよく仕事が出来るか、どうやったら上司が喜ぶかを考えて、「一番良い人」になって、会社を喜ばせようとするんです。みんなが喜ぶと自分も嬉しい。ワクワクします。だから上に上がるんです。「競争で一番」ではなくて、「いい人で一番」を目指す。ここが大切なんですね。そして自分が係長になったら、今度は「良い係長」になって、部下が働きやすい環境を作ってあげればいい。自分が平社員だった時、上司からされて嫌だったことをやらなきゃいいんです。そうすれば、また上に上がるようになる。簡単なことです。それで、もし努力しても上に上がれないんだとしたら?その時は、やり方が間違っていると思えばいい。努力しても空回りすることだってあるんだから、間違っていると、必ずうまくいかなくなります。その時は、神様からの間違っているよという合図だと思って、見直せばいいんです。間違っているときはうまくいくんだから、うまくいかないのは、どこかが間違っている。うまくいかない時は、神様に謝って、もう一度自分を見直せばいいんです。

p59何十年かかっても、一歩足を踏み出す人が成功する
結局、成功する人生を送りたかったら、上を目指して行動するしかありません。もしかしたら間違っているかもしれないと、怖くてブルブル震えながらも、とにかく足を出して、一歩を踏み出してみる。そうしないことには、間違っているかどうかも分からない。踏み出してみた人にしか、間違いを正して上に進むことはできないんです。足を一歩踏み出すのにたった10分でできる人もいるし、20年かかる人もいる。人はそれぞれだけど、それでも足を出し続ける努力をした人が勝ちなんです。大切なのは、怖くても一歩足を踏み出してみること。そうやって一歩を踏み出して行動し続けた人が、何十年かかるかわからないけど、自分を成長させて、自分なりの成功を手にできるんです。思い出してみましょう。私たちが生まれてきたのは魂が成長するため、でしたよね。だとしたら、大金持ちになろうが、会社を大きくしようが、有名になろうが、本当はそんなことはどうでもいい。大切なのは魂が成長したかどうかということ。小さな一歩でもいいからそれを刻んで、魂が成長したかどうかということ。究極、成功とは何かと聞かれたら、魂が成長することなんだと私は思っています。

p65幸せになりたかったら、自分らしく生きればいい
「幸せだと思おう」と思っても、思えないことがあります。それは自分らしい生き方をしないで、無理をして生きているからです。例えば自分はタンポポなのにバラになろうとしたり、猫なのにトラになろうとしたりすると、無理をするから苦しくなっちゃう。要するに、世間が言う幸せを幸せだと思って、それを自分にあてはめようとしているから苦しいんです。これは私がよく言う例なんですが、あゆは清流が好きです。ドジョウは水が濁っているところが好きです。どっちが正しいんですか?って聞かれても、どっちも正しいんです。幸せになりたかったら、自分らしく生きればいい。タンポポなら、バラの花を咲かせようと思わないで、タンポポの花を咲かせたらいい。それぞれの花を咲かせれば、人は誰でも幸せになるんです。

p67立派な人より、幸せな人になろう
「立派な人」と「幸せな人」、どっちになりたいと言われたら、私は迷わず「幸せな人」を選びます。その方が絶対人生は楽しいに決まっている。私は楽しく、幸せに生きたいんです。私は本を書いている時、いつも自分に言い聞かせていることがあります。それは、立派なことは言わないこと。立派な事を言うと立派に生きなきゃいけないんです。立派に生きるのは大変ですよ。立派じゃないことをしてバレるのも大変です。綺麗な女の人を見ても、ニコニコできなくなりますし、新小岩の居酒屋でチューハイを飲んで騒いでもいられない。だから、はなから立派なことは言わないようにしているんです。それに世間はそれほど立派なことを私に求めていないんじゃないかと思います。だから無理をしなくてもいい。立派じゃなくてもいいんです。私は毎日、機嫌よく生きたいんです。自分の機嫌がいいように生きる。そうすれば、立派な人にはなれないけれど、幸せに生きられます。

p74世間の夢は世間が考えればいい。自分の夢は自分で叶える
夢なんて、どんどん変わっていいし、くだらない夢でもいい。でもその夢は世間や親や人の価値観で押し付けられたものではなく、自分が本気で思う夢だということが大切なんです。思う力がその人のエネルギーになります。そして自分が心の底から湧き上がるように、「その夢を叶えたい」と思うなら、夢は絶対叶います。だって、この宇宙は「できないこと」は「本気で思わない」ようになっているんだから。本気の人に、神様は優しいんだね。

p79負けから学ぶことが多いから、人生は失敗が多い
「俺はこんなに失敗して、ダメな人間だ」と捉えるか、「俺はこんなに学んだんだから得したんだ」と捉えるか。捉え方が違うだけで、生きるのが苦しくなったり、楽しくなったり、違ってきます。どちらの前提で生きるかです。私だったら楽しい方の人生を選びますね。だいたい、人生は失敗の方が多いようにできているんです。負けから学ぶことの方が多いから、人生には失敗が多いんです。だから、失敗、上等!どんどん失敗して学べばいい。失敗したら、その分だけ、「これで一つ学びが増えました。神様、ありがとうございます」とお礼を言えばいいんです。

p81てひどい失敗をしたら、笑い話にすればいい
神様が作ったものはものすごく複雑だから、色々な学びをしなければ直らないことになっている。だからたくさんの失敗という学びがあるんです。そうは言っても、手ひどい失敗をしたときは、さすがに落ち込みます。そういう時はできるだけ早く、笑って話せるようになるといい。ずっと落ち込んだままだと運が逃げていきますが、失敗を笑って話せるようになると運が開けます。誰でも落ち込むことはありますが、泣かないで笑うようにしていると、心が落ち込みを乗り越えていきます。それに笑って話せる失敗談は、自分を立ち直らせるだけではなくて、聞いてるほうにもためになります。何もかもうまくいって成功した話より、失敗して立ち直った話の方が教訓になるでしょ?だから落ち込んだら、自分のためにも、人のためにもなるべく早く笑えるようにすることです。「良い経験をした。これも学びだ」と言い聞かせていたら、そのうち笑えるようになります。「過去にあんな事をして、あの過去があったから今の私があるんだ。よかった、よかった」と思えれば、かけがえのない経験になります。過去に起きたことは変えられません。でも過去への思いは変えることができます。自分の思いひとつによって過去は変えられるんだと覚えておけば、失敗しても怖くないですよね。

p84唯一、「失敗」と言えるのはやりたいことはやらなかったことだけ 
唯一「失敗」と言えることがあるとしたら、それは自分がやりたいと思ったことをやらなかったこと。行動しなかったことだけです。行動しなければ学べない。学ばなければ成長しない。成長しなければ生まれてきた意味がない。生まれてきた意味がないとしたら、それは自分にとって一番の失敗なのではないでしょうか。

p87「仕方なくやっている」を「やりたいからやっている」に変えてみる
失敗するのを怖がってないで、まずはやりたいことをやってみる。逆説的になりますが、それが失敗しない人生なんです。ありがたいことに、今は個人がやりたいことをやっていい時代になりました。あなたはいい時代に生まれてきたんです。感謝しましょう。これが少し前だと事情が違っていました。昔は集団でやらないといけない時代だった。田植えも集団、戦争も集団。みんな一斉にやらないと、世の中が成り立たなかったんです。でも今なら何でもできます。何度も言っているように、「失敗」なんてないんだから、やりたいことをやればいい。やらないことが失敗なんです。大切なのは人生の舵を自分で握ること。やりたいことをやる。行きたい所に行く。行き先を間違えたら、自分で舵を切って直す。「仕方ないから」「これしかできないから」を「したいからしている」に舵を切りなおして見るだけで、人生の方向が変わっていきます。

p93仕事が楽しくできるかどうかが、人生を幸せにできるかどうかの分かれ道
今の自分の仕事を楽しくやっている時に、神様が味方してくれます。神様たちも楽しんで仕事をしていますからね。そもそも、仕事とは楽しいものなんです。仕事が楽しくできるかどうかが、人生を幸せにできるかどうかの分かれ道だと言ってもいい。だって仕事をやらなきゃいけないんだから、どうせやるなら楽しんでやった方がいいでしょ?どうやって楽しくやるのかと言うと、率先して仕事をやることです。嫌々やっていると奴隷のような働き方になってしまう。仕事をやっている時間が地獄に変わってしまいます。結局、仕事に追われるか、仕事を追いかけるかの違いなんです。

p96世間が「いい会社」だと言っても、自分が嫌ならそこはブラック企業 
働いている限りは、楽しく働くための努力をしないといけません。平社員なら率先して仕事を楽しくやる。上に立つ人間だったら、部下がどうやったら楽しく働けるかを考える。社長なら、会社がどうしたら楽しい場になるかを考える。苦しいものからは、苦しいものしか生まれません。よく、「自分が下積み時代にこんな苦労したから、お前たちもやれ」と苦しみをつける人がいますが、それは逆効果しか生みませんよ。習い事をするのでも、怒られながら習うのと、楽しく丁寧に教わるのとでは、上達の速度が全然違うでしょ?最近よく聞くのがブラック企業という言葉です。その会社に入ったのも、働き続けるのも、辞めるのも、その人の責任なんですから、自分で、「このままいたら壊れちゃうぞ。自殺しちゃうぞ」と思うなら、とっとと辞めるのが一番です。ただ、自分はそこがブラック企業だと思っても、他の人はそうじゃないと思っているかもしれない。つまりブラック企業という企業があるんじゃなくて、その人がどう思うかなんです。逆に言うと、周りが「良い会社だ」と言っていても、自分にとって耐えられないくらい嫌な会社なら、そこはブラック企業です。企業の問題というより、自分に合うか合わないかの問題だといえます。だから楽しくする努力はするけれど、それでもどうしても合わないなら、さっさと辞めるのがいいですね。会社より自分の心の方が大事。そして命の方がもっと大切なんだから。

p99最善策が駄目なら、事前策をやれば良い。人間は何だってできる
じゃあ、その仕事が自分に合っているかどうかの見極め方ですが、それはちょっとやってみればすぐわかります。もちろん最初のうちはちょっと我慢して、様子を見るのは必要ですよ。怒られながら仕事を覚えたりするわけだけれど、働いていて、「やっぱり合わないな」「このままやっていても自分が壊れる」と感じるなら、親や世間がなんと言おうと自分には向いてないんだから、さっさとやめた方がいい。一番向いていると思った仕事をやってみたら向いていなかった、という時は「最善策」が向いていなかったんだから、「次善策」を考えればいい。親や世間が考える「最善」と自分の「最善」とは違うんです。だから、自分にとっての最善を選ぶようにすればいい。一番いけないのは、「自分にはこれしかできない」と自分で決めつけてしまうことです。「サラリーマンは嫌だけど、これしかできないから仕方なくやります」「親に言われて、この道しかなかったので、この道に進みます」じゃなくて、やりたいこと自分に向いていることを堂々とやればいいんです。人間は何でもできるんです。できないのは、やらなかっただけ。やりたいと思ったのに、やらなかっただけです。やればやっただけ学べるチャンスが増えて、魂が成長するんです。素晴らしいですね!

p104行き詰まった時こそ自分を変える大チャンス
仕事に行きたくない原因は何なのか?何が辛いのか?何が嫌なのか?一度冷静になって、原因をきちんと探してみることが大切です。そして自分はどういう対応をしているのか、自分ができる対策は何なのか、考えてみるんです。例えば仕事がいっぱいなのに、過剰に仕事を押し付けられているのが原因なら、「今はこれで手一杯なんです」と言ってみるとか、勇気がなくて言えないなら、ふくれっ面をしてみせるとか。小さなことでいいから、何かを変える努力が必要です。でも間違えちゃいけないのは「変える」と言ったって、人や会社は変わらないということ。変えるのはあくまでも自分自身です。あなたの問題はあなたの中で起きているんですから、あなた自身を変えないと変わりません。「こんな仕事、できません!」と嫌なことに「NO!」と言えるかどうか自分の心の修行です。仕事に行き詰まった時こそが、自分を変える大チャンスなんです。苦しい原因を究明して自分を変える。本当の原因がわかることを「悟り」と言います。

p106文句を言うなら、仕事を辞める。辞めないなら、文句を言わない 
仕事に行き詰まった時、何をしたらいいかについてもう少し詳しく説明しましょう。まず前提として、その仕事、その会社を選んだのは全部あなたの責任だと自覚することです。あなたがその会社に入ったのは、誰かに首根っこを掴まれて事務所に放り込まれたわけではありませんよね。全部、自分が決めて自分で選んだ事です。だから、嫌だと思ったら、いつだってやめられる。ブツブツ文句を言っているんだったらやめればいいし、やめないなら文句を言わない。どっちかにするべきです。この世の中には、自分が発したものは全部自分に返ってくる法則があるんです。文句や不平不満を言っていると、それが自分に返ってくる。マイナスの波動を出しながら、幸せになることはできない仕組みになっているんです。だから文句を言うなら辞める。辞めないで続けるんなら、愚痴、泣き言を言わない。それだけで起きる現象が違ってきます。 

p122みんな商人だと思えば、上司も部下も立場は対等
商売をやっている人間は対等なんだと思っていれば、威張って部下を怒鳴りつける必要もありません。私は社員を怒ったことは一度もありません。みんなでその話をしていたら、私のお弟子さんの一人が、「そういえば、一人さんは私が足を組んで、頬杖をついて、飴を舐めながら一人さんの話を聞いていても、一度も怒ったことはないですよね」と感心したように言うのです。私も、「そんなことぐらいで怒るのは、自分の機嫌が悪いからだよ。俺はいつも機嫌がいいから、別に人が飴を舐めていようが、弁当食ってようが関係ない。だって機嫌がいいほうが、俺は幸せだもん」と答えたことがあります。もちろん「こうやった方がいいよ」と教えることはあります。そういう時も、「ちょっといい話があるからおいで」と呼んで、「こういう風にすると、もっと魅力的になるよ」という言い方をします。基本的に褒めてあげて、直してほしいところがあれば、怒るのではなく、「こうしたらいいよ」という風にアドバイスする。もし部下に威張り散らす上司や社長がいるとしたら、それはよっぽど未熟か魂が成長していないんです。

p124いい話は一秒でも早く伝えて、部下を幸せにしてあげる
上に立つ者が一番気をつけなきゃいけないのは、曖昧な言葉遣いです。例えば「行けたら行きます」というような曖昧な言い方は、親しい友人同士なら許されても、上司が部下に言ってはいけない。曖昧な指示を出されると、言われたほうが混乱するでしょ?それは、かわいそうです。10人に1人が間違えるような話し方をしていると、今度は相手が100人になった時10人が間違えてしまう。その人が1000人に影響を与えるような立場になったら、100人が間違えてしまうんです。だから、普段から自分の話し方に気をつけて、1000人に1人でも間違いないような指示の出し方を心がけなきゃいけません。例えば部下に、「今日、社内にいる?」「います」という会話だけで終わりにしてしまったら、部下は上司が自分に話があるのかと思って、ずっと待っているかもしれません。「話があるから、夕方行くね」という言い方も良くない。必ず「話があるから」と言わないと、部下は夕方まで不安な気持ちで待つことになります。私の場合、いい話は、例え電話でもすぐその場で話すことにしています。「今日、すごくいい話があるから、夕方詳しく話すけど、それはこういう話だよ」という具合に。そうすれば、部下は夕方まで楽しい気持ちで過ごせます。楽しい話はすぐに伝えてあげた方が、幸せが早くやってくるんです。私のお弟子さんがプレゼントを部下に用意していたことがありました。私は、「『あげる』って、今すぐ電話で言ってあげな。早く言われた方が一秒でも早く幸せになれるんだから」と言ってすぐに電話させました。反対に悪い話の場合は、自分の中で練りに練っていい話になるまで話さないようにするのがいいと思います。練っておきさえすれば、悪い話は本当にないんです。 

p132商売は人脈で広がるわけではない
ライバルに差をつけるために、人脈作りに精を出す人もいます。何をやろうとその人の自由なので、私は人脈作りがいいとも悪いとも言いません。ただ、私の場合は無理して人脈を作らない。人脈なんて、作ろうとしなくても自然に出来るものだと思っています。人と人が知り合ったら、もう立派な人脈ですよ。それでいいと思っています。だいたい名刺も持ち歩いていません。会社を作った時からずっと、私には名刺がないんです。でも私は「名刺交換が必要ない」と言ってるわけじゃありません。名刺を交換したい人はしてもらっても全然構わない。役に立つ人もいるからやっているんでしょう。私の場合は、ほとんど新しい人に会わないし、顔見知りの人は名刺なんかいらないから「やっていない」というだけなんです。結局、神様は必要な人間を、必要な時に、必要なタイミングで合わせてくれるんです。役に立つことがあるなら、相手のために一生懸命してあげればいい。人間って面白いもので、私が無償の愛で色々な人の役に立とうとしていると、今度は「一人さんの役に立ちたいな」と思う人が出てくるんです。お互いに役に立ちたいと思う気持ちになることが、本当の「人脈」なんじゃないかな。ライバルに差をつけたり、会社を上手く経営していくことと、いろんな人脈を持っていることは関係ないと思います。仕事をうまくやっていくのは人脈の問題じゃなくて、自分の知恵の問題です。 

p139黒いものを黒と言うのに、なぜそんなに傷つくのか
嫌な人から好かれたら、おかしな人間になってしまう。だってお巡りさんが泥棒から好かれたら、おかしいでしょう?嫌な人から好かれると、その人も嫌な人になります。そうして嫌な人間と付き合っているから嫌な人生になってしまう。嫌な人はまれにしかいません。その”まれ”とわざわざ付き合うことはありません。ほとんどの人は普通か、いい人なんだから、そっちとは付き合えばいいんです。「この人、嫌だなあ」と思ったら、はっきりと顔または声に出して「NO!」と言っていいんです。「NOと言ったら、相手の人を傷つけるから」なんて言う人がいますが、傷ついてるのは相手ではありません。「NO」と言えないあなたです。大体黒いものは黒というだけなのに、なぜそんなに傷つくんでしょう?我慢しても何もいいことはありません。「我慢は美徳」などと言いますが、我慢からは「恨み」しか生まれないんです。ある人から、「一人さんはどうして神様からこんなに味方されるんでしょう?」と聞かれました。自分でも「どうしてかな」と考えたんですが、それは神様が喜ぶようなことをしているからだと思います。では神様が喜ぶ事って何かな、と思った時、色々思いつきましたが、嫌な人に「嫌」ということもそのひとつだと気付いたんです。人に「NO!」と言うのは冷たい人間に思えます。でも嫌な人に嫌な顔をせずに親切にしても、その人の嫌なところは直りっこない。嫌な人は嫌な人です。そういう人は自分で苦労して、嫌なところを直せばいいんです。逆説的な言い方をすると、嫌な人に「嫌な奴」として接するあなたの気持ちを大切にすることが、相手のためにもなるんですね。よく「どんな人にもいいところがある」という言い方をします。それは確かです。嫌な人にも探せばいいところがある。でもそれを探すのはあなたの役目ではありません。なぜわざわざあなたがそんなことをしてあげなきゃいけないのか(笑)。あなたの周りにはいい人がたくさんいるんですよ。あなたはその人達と仲良く、楽しくしていればいいのです。なぜあなたが犠牲を払ってまで嫌な人のために、嫌な思いをしながら、その人の良いところを探さなきゃいけないんでしょう?嫌な人間にもある「いいところ」を探すのは、嫌な人自身に任せておけばいい。嫌な人は人に嫌われ、「NO!」と言われて、初めて自分で「これじゃいけない」と悟るんです。嫌な人には「NO!」と言ってあげることが、その人に対する愛なんですね。それが相手の幸せを考えることなんです。そして本当の愛で相手の幸せを考えられる人に、神様は味方してくれる。そういうことなんじゃないでしょうか。

p143一番嫌な人は、実は「NO!」と言えない自分自身だと気づく 
嫌な人間と付き合っていると、嫌な人生になります。世の中にはいい人間がいっぱいいるんだから、その人達と付き合えば、楽しい人生になります。わざわざ自分から進んで嫌な人生を選ぶ必要はありません。1、2回付き合って、「この人、嫌だなあ」と思ったら、即、関係を断ってもいいんです。一番いけないのは、嫌な人間から嫌われるのを恐れたり、その人から好かれようとしたりすることです。その中でも一番最悪なのは、嫌な人間をいい人に変えようとすることです。知り合いにも、暴力亭主と一緒にいて、相手に尽くして変えようとしていた女の人がいました。何度も言いますけど、自分は変えられても、人は変えられません。その人の場合も「離婚する」と言った時だけ、亭主は反省して優しくなりますが、すぐに元に戻ってしまう。私はその女の人にこう言いました。「相手は直る必要なんてないんだよ。直す必要があると思ったら自分で変わるよ。亭主はそのままでいい。ただあなたとは合わないから、あなたは別な人を探してください」嫌なものに「嫌」と言えないのは、口うるさい親に育てられ、親から嫌われるのを恐れている人に多いんです。そういう人は「嫌」という気持ちを表明するのがなかなか難しいんですが、少しずつ小さな「NO!」を言っていけばいい。そうすれば大丈夫なんだということが分かってきて、 「NO!」が言えるようになります。結局、「嫌な人だ」と思っていたのは、自分が断れなかったから嫌な人になっていただけ。断れるようになったら、相手はただの普通の人だったんです。だから自分が「嫌な人」をつくっていたんですね。嫌な人って、自分だったんだと気がつくと、少しは「NO!」が言いやすくなります。それで、これからもっと究極のことを言うので、よく聞いてください。嫌な人がいる時に、自分の方が変わって、嫌な人がそのままでいても、自分が全く困らない状態になった時、嫌な人が変わるんです。もう1回言います。嫌な人がいる。自分が変わる。嫌な人は変わらない。でも自分が変わって、嫌な人がいても困らない状態になる。そうすると嫌な人も変わるんです。不思議ですね。嫌な人がいなくなるんですよ、本当に。「NO!」を言い続けていると、嫌な人がいなくなる、と覚えておいてください。

p149親友と言える人は人生に一人か二人で十分
ろくでもない亭主とか、ろくでもない上司ならいなくていいのと同じで、いい友達以外だったら、いない方がいい。いなければゼロで済むけれど、ろくでもない友達がいるとゼロじゃなくてマイナスになります。だからいい友達がいないんなら、無理して作る必要はないんです。一人で寂しいんなら本を読めばいい。本はとても役に立ちます。本を書くような人は成功者か、いっぱしの意見を持っている人です。その人が心血を注いだものが一冊の方になっています。一日一冊読んだら、一年で365冊読める。そうすると素晴らしい人間になれます。素晴らしい人間になれば、素晴らしいことが起きてくるんです。今、信頼できる友人がいないなら、今の段階ではあなたに友人はいらないということ。自分を磨いた方が良い時期なんです。優しい人や親切な人はいくらでもいる。そういう人の中で親友という人が一生に1人か2人見つかれば、それで十分だと思います。

p150努力が必要な関係なら、続けない方がいい
人間関係の続け方についても触れておきます。いい友人関係なら、放っておいてもその関係は続きます。人間関係を長続きさせるために努力が必要なんだとしたら、それは本当の関係ではないんだから、やめてしまった方がいい。私をよく知らない人は、「一人さんはお金持ちになったから楽しいんですよ」と言いますが、お金持ちになったから楽しいんじゃないんですよ。楽しいからお金持ちになったんです。順番が逆ですね。私はお金持ちになる前からずっと楽しかった。例えば身近な人に不幸があったとしても、普通の人は死んだら人生が終わりだと思っているけれど、私は何回でも生まれ変わると信じているので、そんなに悲しくはない。村芝居みたいなもんで、今世は親子として出会ったけど、次に生まれ変わったら兄弟になっていたり、結婚相手だったり、面白いんです。そう思っている私は、人が亡くなっても、また会えると思っているのでそんなに悲しまなくてすみます。それから自分の人生の舵は自分で握っていると思っているから、人生はどうにでもできるのも楽しい。

p155親に逆らえない人は、社会に出ると逆らえない上司が現れる
なぜ上司と親をセットにしたのかと言うと、両方とも根は同じだからなんです。どういうことか、簡単に説明しましょう。親に嫌われると子供は生きていけなくなります。生きていけなくなると、どうなるのかというと、一つ目は、いい子になって親に合わせようとする。二つ目は、反抗する。三つ目は、引きこもる。要するに、自分が生きていけないという危機的な状況から抜け出すために、三つのパターンのどれかを選んで適用しようとします。三つのパターンのうち、反抗して親を全面否定し、自立するのが本来のあり方です。反抗できれば、ちゃんとした大人になります。でもそれ以外の二つのパターンだと、親離れできなくて、なかなか厄介です。引きこもってしまうと、社会に出ていくことができず、いつまでも親に依存するしかなくなります。一番多いのは、いい子になって親に合わせてしまうパターンです。親の機嫌をとってしまうパターンといってもいいでしょう。これも困りますね。この ”いい子パターン”の場合、親の方もそれを利用して、子供が良い成績を取ったら褒めてやる。運動会で一等をとったら褒めてやる。無条件に愛するんじゃなくて、条件を付けて愛するようになります。そうすると、子供の方は褒められないと相手にされないと思ってしまうので、社会に出ても、上司の顔色をうかがい、一生懸命いい子になろうとするんです。それだけじゃなくて、同僚の顔色をうかがい、嫌な人間の顔色まで伺って、いい子になろうとする。その方が上司に褒められると思うからです。子供の時は親に絶対的に従い、社会人になったら、上司に絶対的に従う。これが、いい子をやって生きてきた人の、親=上司という仕組みです。でも、「そういう生き方は間違っていますよ」というサインを神様はちゃんと送ってくれているんです。そのサインが、自分の周りに嫌な人間しか集まってこなくなることです。いい人間は見事にみんないなくなりますよ。何故かって言うと、その人の心の中に憎しみがあるからなんです。本当はやりたいことがあるのに我慢して生きてきた。いつも誰かの機嫌をとって生きてきた。笑顔を見せているけど、本当の笑顔じゃない。どこかにトゲがあるんです。それが染み出てきちゃうから、いい人がみんな逃げてしまう。あなたはもう大人なんだから、親の機嫌を取らなくても生きていけるんです。人の機嫌じゃなくて、自分の機嫌を取っていればいいんです。 

p163「許せない人がいる自分」を許すと、人も許せるようになる
あなたはもう大人で、立派な人格なんだから自分を否定することはありません。自分を許すことを学んでください。誰だって、許せない人、嫌いな人の一人や二人はいる。許せない人間がいる自分、未熟な自分を許してやると、相手に対しても「あいつも未熟なんだからしょうがないんだ」と寛容になれます。何が言いたいのかというと、「許せない人がいる」と悩んでいる人は、「許せない人がいる自分」を許していないのです。自分を許せば、人も許せるようになります。

p165自分の絶対的な見方になることが、自分を愛するということ
じゃあどうやって自分を愛するのかというと、自分本位にわがままに動けっていうことじゃありません。それだと、ただのエゴになってしまいます。自分を愛するとは、自分の味方になってあげることです。絶対的な味方になってあげる。

p166「優」しいという字は、「憂」に「にんべん」の自分が寄り添う事
自分を愛するとは、もっと簡単な言葉で言えば、自分に優しくすることなんです。優しいという字を見てみましょう。「憂」という字に「にんべん」がついていますね?憂れている人のそばに人が寄り添うのが「優しい」ということなんですが、その場合どう寄り添う人が他人でなくて、自分なんです。まず自分に寄り添って、優しくする。そうしないと、優しさがわからないんです。自分が英語が得意でないと、人に英語を教えられないでしょ?それと同じで、自分に優しくできないと、人にも優しくできません。たとえ自分が人からずっといじめられてきたとしても、あるいは親から優しくされたことがなかったとしても、「そうだったよね。つらかったよね。でも大丈夫だよ」と自分に寄り添ってあげる。そうやって自分に優しくしていると、次の答えが見つかるようになっています。そういう仕組みなんです。コンピューターはデータを打ち込めば、答えが出る仕組みになっています。人間にも優しさを打ち込めば、答えが出るんです。人が優しくしてくれないなら、まずは自分が自分に優しくすればいい。そうすれば道は開けます。人にも優しく出来るんです。そして優しい人がいっぱい集まった時、優しい勢いができてくる。これを「優勢」と言うんですね。うちの会社は優しい人が集まっているから優勢なんです。常に優勢を保っていられるのは、優しい勢いがあるからです。今まで憂れていた人間が、優しい人間に変わり、その優しい人間が集まった時、優勢な人間関係とか、優勢な組織が出来上がる。愛より強いものはない、というのはこの事を言っているんですね。

p172お金持ちになりたくなったら
もし、あなたがお金持ちになることで、魂が本当に成長すると思っているのなら、思いっきりお金持ちになることに挑戦してみてください。きっと道が開けます。ただ、我欲だけでお金持ちになりたいのだとしたら、相当な苦労を覚悟した方がいいですよ。そこまで苦労して、お金を求めるよりも、心の豊かさを求める方が幸せな人がたくさんいます。死んであの世に行った時は、お金持ちだったか、貧乏だったかは全く関係ありません。あなたがどういうふうに生きたか。神様から聞かれるのはそれだけです。 

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いかがだったでしょうか?凄い良質な情報がたくさんありました。たいていの本は、読書側にとって必要なところは、2割くらいしかないものですが、本書は、3割以上でした。個人的には斎藤一人さんの著書の中でも、特に良書だと思っています。本書を名著とさせていただきます。

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赤いフォントにしたところが、本書で特に読めてよかったなと思うところでした。紫色は特に重要性が高そうです。

まとめると、私達は今世でどうしたら魂が成長するか、ということだけを考えて生きていればいいんです。そうすれば放っておいても神様が味方してくれます。逆に言うと、魂が成長するように問題解決をしないと、運勢が落ちていくことがあります。問題解決の方法は千も万もありますが、その中で魂が成長する解決の仕方を選ばないと、運、つまり神様を味方にできないんです。今は魂が1番成長するにはどうしたらいいか、それだけを考えながら生きる癖をつける。それだけを考えていれば、的が外れないと言うか、脱線せずに生きられます。そうすれば必ず神様が味方してくれます。そういう仕組みになっているんです。大切なのは、自分が自分の人生を選んでいると思う事です。自分の人生は自分で選んだ。自分の人生は自分の責任である。これが腑に落ちれば、人生の色々な問題がとても解決しやすくなります。なぜなら、自分の責任なら自分が変われば済むだけですから。でも人や社会のせいにすると、相手が変わるまで待っていないといけないから、とても大変です。どうやって変えるのかと言うと、一番分かりやすいのは、人に喜ばれることをすればいい。そして誰も気がつかなくても、人に喜んでもらえることをすると、神様がちゃんと見てくれているんです。神様は偶然を装って、私たちに「ちゃんと学びなさい」「人様から喜ばれる事をしなさい」と教えてくれているんです。人が喜ぶことをしていれば、巡り巡って自分にも嬉しいことが返ってくる。喜ぶことをしていれば、人生も喜ぶことしか起きないようになる。 という風にしました。

以上、変な人が書いた 人生の哲学 斎藤一人(著)について取り上げてみました。

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ちなみに名著と言えば
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
人を動かす 文庫版 D・カーネギー  (著), 山口 博 (翻訳) 

自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?

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というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。

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