こんにちは脇村です。僕のブログでは、本業での実務上のEXCEL、ACCESSマクロ&VBAの使えそうなコードの紹介、コールドリーディングの実践例、日常のつぶやき-脇村、今の時代を生き抜くために-脇村、電話占い師の現場、最近読んでいいなと思った本等について、主に発信していきたいと思っています。
今回、紹介したい本は、死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 千田琢哉(著)です。
20代向けに書かれている一冊ですが、30代、40代の方にもとても参考になる内容ばかりです。p240ページ中、特に印象に残った箇所をピックアップさせてください。
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p2人生は出会った言葉の人と量で決まる。
あなたの周りにいる人たちを、よく観察して欲しい。自分が、将来こんな人になりたい、と思う人が幸運なことに近くにいたら、その人が発している言葉に注目してほしい。逆に、将来こんな人には絶対なりたくないな、と思っている人がどんな言葉を発しているかに注目してほしい。気づいたかもしれない。そう、人間は、自分が発している言葉通りの人生を歩んでいるのだ。20代でやっておくべき、たった一つの事を挙げろと言われたら、私はこう言うだろう。「とにかく、沢山の良い言葉のシャワーを浴びておくことだ」と。言葉のシャワーを浴びる方法は二つある。一つは人と会うこと。もう一つは読書だ。しかし、人と会うといっても、相手の都合もあって、必ずしも希望通りあってもらえるとは限らない。場合によっては拒絶されることもある。ところが書籍の場合はいつでもどこでも手軽に入手できる。著者が命を削りながら歩んできた、人生のエッセンスを公開してくれていることを考えれば、安すぎると言わざるを得ない。私自身の話をすると、私は大学時代に四年間で1万冊の書籍を読んだ。しかし当時は、その1万冊の書式に書いてあることは、所詮机上の空論だと割り切っていたつもりだった。しかしほとんど全てにおいて、書籍に書いてあったことと同じことが、実社会で起きていたのだ。
p24周囲から認められる前に、自分で自分を認めてあげる
成功者たちにインタビューしていて、共通していた驚くべきある事実がある。それは、周囲からその成功者が「素晴らしい」と認められる前から、成功者たちは自分で自分を「素晴らしい」と認めていた、ということである。つまり、世間で騒がれる前からすでに自分という人間が素晴らしい人間であることを、自分が知っていたということだ。これは笑い事ではない。成功はすでに自分が自分を認めているところから、スタートしているのだから。
p28親や学校の先生が、反対する方を選んでおけば、大抵間違いない。
決められない時は、二つの選択肢で迷っていることが多い。 A「親や学校の先生が賛成してくれそうな選択肢」と B 「親や学校の先生が反対しそうな選択肢」のいずれかだ。大半の人たちは、この A と B の間をウロウロしながら人生の大半の時間を費やしてしまう。グズグズしながら膨大な時間を無駄にして、ようやく決めたかと思うと、結局 A を選んで他人の目を気にする人生で終えていく。どうして迷うのだったら、 B を選ぶと決めておけば天国なのに。
p34「ごめんなさい」の回数と、その人の人脈が比例する。
「ありがとう」運動というのが流行った時期がある。もちろん、「ありがとう」をたくさん口にすることは素晴らしいことだ。でも、「ありがとう」より難易度が高くて、より成功者たちが頻繁に使っているセリフがある。それが「ごめんなさい」である。「ごめんなさい」の中には、必ず「ありがとう」の意味が込められている。「ありがとう」以上に「ごめんなさい」を口にすることによって、あなたの人脈が1年後にガラリと変わっている。
p38おみくじで凶が出たら、チャンス。
おみくじで大吉よりも、はるかに価値があるのが凶だ。おみくじで大吉が出ると喜んでいる人がいるが、大吉というのは確率的に高く入れてあるから大したことはない。どんなおみくじでも、大吉より低い確率でしか入っていない、凶を引いた人こそ本物の幸運の持ち主である。世間にジンクスがあるのであれば、あえてそれに逆らってみるくらいでちょうどいい。大吉を引いた凡人より、凶を引いたにも関わらず成功した人がかっこいい。
p48最悪の職場から、将来のヒーローが生まれる。
あなたは「今の職場は最悪ですよ」「上司がバカでやってやれない」と愚痴を言う。何をバカなこと言っているのかと問いたい。将来のスーパースターは、最悪の職場から生まれることが多いのだ。子供の頃に読んだ偉人伝を思い出してみよう。歴史を変えるようなヒーロー達は、揃いも揃って最悪の環境から生まれていた。最悪の環境は、天才を生み出すためには最高の環境なのだ。最悪の環境で育った人間が、将来最高の環境を創るのだ。
p50残業人間に、仕事ができる人はいない。
連日残業で目が落ちくぼみ、悲壮感が漂っている人がいる。もし将来あなたが成功したいのなら、残業人間だけにはならないように注意することだ。残業尽くしで人生を終える人で、幸せになった人は一人もいない。残業というのは、その昔リストラ防止のために忙しいふりをするには好都合だったかもしれないが、時代は変わった。成功者たちはみんな知っているけど、誰も口にしなかった事実を公開しよう。労働時間の長さは年収に反比例する。
p54量こなして、初めて手の抜き方が見えてくる
仕事のできる人というのは、ポイントを押さえている人だ。換言すれば、ポイントを抑えている人というのは、手の抜き方を知っているということである。どんな仕事であれ100時間かけたうちで5時間や10時間くらいしか、本当の核心部分に触れるような仕事はしていない。だから仕事のできる人は、とてつもない短時間で驚くべき成果を上げることができるのだ。なぜなら圧倒的な量をこなすことによって、手の抜き方を習得したのだから。
p58サボらないと、いい仕事はできない。
「サボることはいけないことです」と学校の先生や両親から教わった。会社に入って外回りの営業の仕事をしていても、サボることはタブーである。ところが、あまり大きな声では言えないが、出来る人達というのは揃いも揃ってよくサボっていた。正確に表現すると、まずポイントを抑えるための作業の下ごしらえに大半の時間とエネルギーを割いていた。100時間与えられたら、最低90時間は下ごしらえする。10時間で一気に攻める。仮にサボっても、誰にも文句を言われないようなポジションを構築すると天国だ。
p60何をするかより、誰とするか。
プロジェクトの成功の秘訣は、たった一つである。何をするかではなく、誰とするかでプロジェクトの成否が決まるということだ。世の中のビジネスパーソンたちは、企画の内容ばかりを必死に磨きあげようとする。しかし、費用を負担するクライアント側としては、企画の内容より目の前の企画を実行してくれるパートナーが、どんな人たちなのかの方がはるかに気になる。楽譜は何でもいい。その楽譜を演奏するのは一体誰なのか、である。
p66”Time is Life”遅刻は殺人と同罪。
「Time is money」という表現は間違っている。これでは時間とお金が等価になってしまうからだ。人間にとって、時間とお金が同じくらいの価値であるはずがない。古今東西問わず、富も名誉も全てを手に入れた大富豪たちが最後に望むものは不老不死だ。つまり永遠の命である時間に他ならない。そのくらいに時間は尊い。遅刻するということは、待っていた人たちすべての命を奪ったということだ。つまり殺人と同じになる。お金よりも時間の方が大切だとわかった瞬間から、成功への第一歩が始まっている。
p68家から脱出すると、時間が増える。
時間を生み出す方法はいたってシンプルだ。集団で行動しないだけで、時間はとてつもなく増える。集団で行動するデメリットは数え切れないほどある。集団で行動すると、その中で一番遅い人に合わせなければならなくなる。5人で行動すると、真ん中の3番目の人に合わせるのではなく、全員が5番目の人に合わせなければならない。こうしてそのグループ全体が、5番目の人と同じレベルになっていくのだ。時間持ちの人はいつも単独行動である。意識的に単独行動するようにすると、時間が増えて素敵な出会いも増える。
p70愚痴を止めると、時間が増える。
あなたが愚痴を発するためには、必ず愚痴を聞いてくれる人が必要になる。つまり愚痴を発する人と、愚痴を聞く側は必ずワンセットなのだ。愚痴を発した人だけでなく聴いてあげた人もどちらがどうということはなく、全くの同類だ。そして愚痴を発する側と愚痴を聴く側は、人生の全ての時間をこれだけで埋め尽くして終えていく。愚痴を発しない、聴かないと決めるだけで膨大な自由時間がプレゼントされることをお約束する。時間を増やす方法は何か新しいことをするのではなく、不要なことを止めてしまうこと。
p72 2番目に好きな人と過ごす時間は無駄。
1番目に好きな人と一番やりたいことをやっていれば、それが最高の時間の使い方だ。一体自分は、どれほど時間の無駄遣いをしているかに気づかされる。二番目に好きな人と、2番目にやりたいことをやっている暇があるならば、一人で自分を磨いて、1番目に好きな人と会うための準備をしていた方がはるかに有意義な人生だとは思わないだろうか。そんなの理想だと思うかもしれない。はっきりしているのは、人生は一度きりだということだ。
p74時間間隔の同じ人間同士が、階層を作っている。
世の中は、経済力でピラミッドを構成していると主張する人がいる。あるいは、社会的地位でピラミッドを構成していると主張する人もいる。それらの主張は全て正しい。しかし、ピラミッドを構成しているベースとなる本質は、経済力でも社会的地位でもない。時間感覚だ。時間感覚が鋭い人はピラミッドの頂点に向かい、時間感覚の鈍い人はピラミッドの底辺に向かう。その結果として、経済力や社会的地位が顕在化しているだけの話なのだ。21世紀はお金持ちよりも時間持ちの方が、尊敬の対象になる。
p78時間のプレゼントが、プレゼントの頂点。
最高のプレゼントは、お金でもなければ高価な宝石でもない。時間をプレゼントすることだ。時間のプレゼントというのは、あなたの命のお裾分けだ。本当に大切な人には物をプレゼントする以上に、会ってゆっくり話をする時間をプレゼントすることだ。仕事で忙しいからと言って、時間をプレゼントすることから逃げてはならない。大切な人に時間のお裾分けをすること以上に、優先したい仕事があるとしたら、それこそ命の無駄遣いなのだ。プレゼントなんてなくていい。会って話す時間を捻出することに勝るプレゼントはない。
p80 100点目指して期限切れより、0点でもいいから前日に提出。
人生における絶対のルールとして、遅刻したら全てがゲームオーバーというのがある。成功したいのであれば、遅刻をしないだけでいい。100点満点の実力がありながら、約束の期日にオーバーした人と0点の実力でも期日に間に合わせた人とでは、後者の圧勝だ。期限オーバーというのはそれくらい罪が重いし無価値なのだ。ハンマー投げもやり投げも走り幅跳びも、つま先が踏み切りラインを僅かでもオーバーしたら、どんな記録を出しても即無効だ。
p84何をするかより、何をしないか。
人生という限られた時間をより有意義に過ごすためには、あれもこれも手を出して、全てを中途半端に終わらせないことだ。一部の天才を除いて、人は同時に二つ以上のことに本気で打ち込むことはできない。今まさにやっていることが最重要かつ緊急であれば、それ以外のすべてを一切気にする必要はない。重要であっても緊急でないこと、急いではいるものの重要ではないもの、重要でも緊急でもないものには目もくれないことだ。
p94自分に実力がないのなら、陰口だけは言わないと決める。
組織というピラミッドに上り詰めていくためには、仕事ができなければならないと思い込まされている。実際に仕事ができるのは大切な条件ではある。ところが組織の中で重役のポストは一つではない。それこそべらぼうに仕事ができる人材は、一人いれば十分なのだ。他のポストというのは人格でのし上がることができる。人格とは何か。陰口を言わないことである。いかなることがあっても、陰口を言わないだけで出世できる可能性がある。陰口を言わないと決めれば、それだけで上位5%に入ることができる。
p96のろい人の仕事を手伝うと、のろい人はいずれリストラになる。
あなたが良かれと思って、仕事がのろい同僚をこれ見よがしに手伝ってあげたとする。まもなくのろい同僚は左遷されるかリストラされる。それはのろい人の責任ではない。あなたの責任なのだ。あなたは「自分は良いことをしてあげたのに、一体私の何がいけないのか」と反論するに違いない。あなたが手伝わなければ、その人はのろいことがばれなかったかもしれない。無意識の罪の重さを知ろう。いずれ自分も同じことをされる。本当は自分の力を誇示するために、他人をだしに使っていることはないだろうか。
p98会社を脅かすほど不遜なカリスマ社員は、いずれ失脚する。
不遜なカリスマ社員というのが、大抵どの組織にもいる。そうした人材にあやかって自分も業績のお裾分けをしてもらったり、偉い人に口利きをしてもらったりしようと涙ぐましい努力をする。ところが長い目で見たらその努力は水泡に帰す可能性が高い。大抵会社を脅かすほど不遜なカリスマ社員たちは、途中で失脚するからだ。有能なだけの人材が、必ずしもそのまま出世するとは限らないのが組織の面白いところだ。
p102現在群がっているグループで、あなたの一生が決まる。
現在群がっている同僚や取引先の社員たちを5人を思い浮かべて、紙に書き出してみよう。10年後、あなたの年収や社会的地位はちょうど5人の平均値になる。ゾッとした人は感性のアンテナが鋭い。実はこの法則には、ほぼ例外がないのだ。人間社会というのは、普段身に付けるもの、口にするもの、住んでいる場所が全て同レベルの人たちで群がっているのが、心地よいようにできている。まずはあなたが抜きん出て、供に咲いていけばいいのだ。
p106どんなにいきがっても、サラリーマンは100%会社の看板のおかげ。
サラリーマンである限り、忘れてはいけない事実がある。それはどんなに仕事で成果を出しても、それは会社の看板のおかげだということだ。これさえ忘れなければ、いつも謙虚でいられる上に出世できる可能性も飛躍的に高まる。「会社の看板を外したら今の売り上げなんて1/3になってしまうよ」という知ったかぶりの先輩サラリーマンがいる。現実はこうだ。会社の看板を外したらすべてゼロになる。それでも挑戦する人が独立できるのだ。会社の看板の威力は会社を辞めて初めて分かる。サラリーマンの間は絶対に分からない。
p118「納得できません」が口癖の人は、必ず落ちぶれる。
人に物を教えてもらう際に、何故か偉そうにふんぞり返って「納得できません」という人がいる。すでに「納得できません」が口癖になってしまっている人もいる。納得できない理由は相手にあるのではない。ひたすら自分にある。単に、自分が納得しようとする姿勢がないから納得できないにすぎない。「納得できません」と言い続けると、そのうち周囲に誰も助けてあげようという人はいなくなり、孤立無援になって落ちぶれることになる。
p132「わかりません」と言えることが、全てのスタート。
情報は人望のある人のもとに集まる。人望のある人は「分かりません」「教えていただけますか」と素直に口に出せるという特徴がある。知ったかぶりをしないということだ。知ったかぶりをする人のもとには、情報が集まらない。なぜなら、その人に情報を伝えたところで、ありがたみを感じてもらえないからだ。人間は教わる側よりも教える側に回りたい生き物だ。プライドが邪魔してないこと、できないことをやってみると嘘のように成功する。
p140誰が発信したのかを、必ず確認しておく。
情報は情報そのもの以上に、それを誰が発したのかを知っておくことが大切である。これは伝言ゲームを思い出せば分かる。ごく単純な情報でさえも、間に5人も人を通せば怪しくなり、10人も通せば思わず吹き出してしまいそうになる、無残な別の情報に変わり果てている。これは、ビジネスなど私情が多いに絡むと場合となるとなおさらだ。その情報の発信元をきちんと確認する癖をつけることによって”外れ”を掴まされる可能性は低くなる。情報それ自体より、情報の発信者は誰かを知るほうが信憑性の指標になる。
p144短時間で本物の情報を得るには、やっぱりお金が必要。
神の情報をゲットしようと思ったら、当然それに見合ったお金が必要だ。情報を提供する側にとって、その情報をゲットするためには、それなりのリスクとプロフェッショナルとしての経験という代償を払っている。日本人特有の「菓子折り一つ」でゲットできるような情報は、 Google で検索できる情報より価値が低いと断言出来る。世の中には、お金でも手に入らない情報というのがある。究極の情報は、それに匹敵する情報でお返しするしかない。本物の情報は決してただでは手に入らない事くらいは知っておく。
p146情報を知識に、知識を知恵に昇華させるのが、人間の仕事。
誰もが手軽に検索できる情報、それ自体の価値は限りなくゼロに近づいているのは分かった。ところが、これからどんなにスーパーコンピューターが発達しても、これだけは人間には敵わないだろうものがある。それは知恵を生み出す力だ。「情報+情報=知識」「知識×知識=知恵」だとする。コンピューターの限界は、情報と情報を足し算した知識までだ。知識と知識を乗じて昇華させる、知恵を生み出すという営みは、コンピューターには模倣できない。知恵を自ら生み出せる人間になったら、生涯困ることはなくなる。
p154話した量が少ない方が、最後に勝つ。
世の中のデジタル化が進めば進むほど、最終決定打でアナログの人間対人間の交渉力が際立つようになってくる。全てを手軽にインターネット上で勝利できれば理想だが、人間そのものがアナログである以上、アナログ的な過程が必ずどこかに入り込んでくる。その際に覚えておきたいのは、交渉というのは話した量が少ない方が最後に勝つということだ。まくし立ててくるような相手はまさにカモだ。あなたは結論だけささやけばいい。
p156打ち負かすのではなく、包み込む。
相手を打ち負かすと、最初 Win-lose( 勝ちー負け)だった関係はいずれ必ずlose-lose( 負けー負け)という結末になる。これは負けた方が恨みを持ち続けるということと、自分が勝つ際に相手が失ったのと同程度のダメージを受けるからだ。世界中で行われている戦争を見れば一目瞭然だ。交渉では勝つのではなくて、相手を包み込んでしまうことだ。相手と自分の目指している方向性に一致する部分はないか、それを発掘して提案した側が主導権を握る。勝ち負けは長期的には必ず両者負けになる。両方とも勝てる方法がきっと見つかる。
p160「これだけは伝えたいこと」を、ひとつだけ手帳に明記しておく。
交渉になると腰が引けてしまう、という気の弱い人がいる。でも交渉は、気の弱い人の方が有利に進むことも多いのもまた事実である。相手が理路整然と弁舌さわやかに論してきたり、溢れんばかりの知識を披露してきたりしたとしよう。恐れることはない。1.じっと黙って相手の話を聞くこと。2.わからないことがあれば堂々と質問すること。そして、あらかじめこれだけは伝えたいと手帳に書き留めておいた、あなたの主張をひとつだけささやけばいい。たくさん伝えようとしてたくさん話すと、結局何一つ伝わらない。
p168大声で話さず、やや小さめの声で話す。
怒鳴った方が負けているのは、大人の喧嘩の絶対法則である。怒鳴っている人は怖がっている人である。怖くて仕方がないから、怯えた犬が吠えるように声を大きくするしか他に方法がないわけだ。極めて動物的な本能に近い表現方法だと言える。交渉も声を大きくして有利になることなどひとつもない。自ら器の小ささを露呈するだけである。騒がしい会場を鎮めるために、三流の司会者は声を大きくする。一流の司会は、小さな声で囁く。騒がしい会場を司会者が一瞬で静まり返らせる方法がある。静かに話すことだ。
p170沈黙は、相手に破らせる。
交渉中に何度か沈黙になる瞬間が訪れる。この時交渉に弱い人は、必ず自ら沈黙を破ってしまう。沈黙に耐えられないからである。あなたの交渉がいつも不利になってしまうのは、耐えられない沈黙を破るために発した余計な一言なのだ。せっかく顧客が買おうか買うまいか迷っているのに、あなたが「ちょっと高いですか?」「少し勉強させてもらいますよ」などと言ってしまえば相手の思う壺だ。黙っているだけで交渉に勝てるのだから。コミュニケーションを語る際に、沈黙の威力が忘れられることが多いのは残念だ。
p176親友は、生涯で一人いれば御の字。
20代はとにかく群がるのが好きだ。暇さえあれば、いつも群がっている。学生の延長線上でこうなってしまったのと、物心ついた頃から「友達は大切にしなさい」と先生や両親に言い聞かせて来られたからであろう。だから「友達作らなきゃ教」から抜け出せずに、つい無駄な時間をダラダラと過ごしてしまう。人は、生涯に親友が一人いればいい。心の友が一人いれば、誰に嫌われても怖くはない。人が成長するのは、唯一孤独の時間だけだ。
p182旧友から突然の電話があれば、それは借金の話だ。
社会人になってしばらくすると、忘れた頃に旧友から電話がかかってくることがある。予想しなかった久しぶりの電話なので、覚えていてくれたのかと喜んでいると、大抵はお金の話だったりする。しかも長い昔話に花が咲いた後、ようやく切り出されるのがお決まりのパターンである。仮に「30万円だけ貸して欲しい」と言われたとする。旧友は最低でもその数倍の借金で苦しんでいる。友達のままでいたいのなら断ってあげることだ。お金の話が出た時点で、相手にとってあなたは友人ではないと割り切られている。
p194プライベートで親友がいない人は、一人ランチが怖い。
男女問わず一人ランチできる人は、例外なくかっこいい。社会人になって一人ランチができない人というのは、例外なく仕事ができないグループだ。上司や同僚の誘いを全て断って、いつも例外なく一人でランチをしなくてはならないと言っているのではない。いつも誰かを誘って一緒でなければ生きていけないのではなく、いつでも一人でランチができるようになるのが大人だと言っているのだ。親友がいない人ほど一人ランチが怖い。一人ランチがかっこよくできるようになって、初めて大人の仲間入り。
p228遅い決断は、どんなに正しくても全て不正解。
決断には正しい決断と誤った決断があるわけではない。”スピーディーな決断”と”スローな決断”があるだけだ。スピーディーな決断をした場合は、仮に選択を誤ったことに気づいても、軌道修正する時間がある。ところがスローな決断をした場合は、途中で選択を誤ったことに気づいても、軌道修正する時間が残されていない。おまけに遅い決断というのは、どんなに正しくても締め切りに間に合わなくなってしまう。遅い決断は決断したことにならない。すべての決断は猛烈なスピードを伴う。
p230決断に時間をかければかけるほど、「やっぱりやめとくか」になる。
決断の特性として忘れてはならないことがある。それは決断に時間をかければかけるほど、結果は「やっぱりやめとくか」になると決まっているということだ。人間は迷う時間が長ければ長いほど、最終的に現状維持を選ぶようにできている。だから決断に時間をかける人というのは、何年経っても何十年経っても進化することはない。10年ぶりに会ってみると、頭の中や生活水準は全く変わっておらず、単に老け込んでいるだけだ。
p238自分で決めたもの以外は、決断ではない。
誰に相談してもいい。何人に相談してもいい。でも、決して忘れてはならないことがある。それは、最終的に決断するのは自分以外誰でもないということだ。自分で決断したもの以外は、一切決断とは呼ばない。もし決断に失敗して人生を棒に振ったとしよう。それは100%自分の責任であって、他の誰のせいでもない。しかし、だからこそ決断は楽しい。仮に人生を棒に振ったように見えたとしても、決断しない人生なんて死んでいるのと同じだから。「たくさん馬鹿なことをやってきたな」と死に際に笑える人生が、極上の人生。
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いかがだったでしょうか?一つのタイトルごとに短文で重要なポイントがまとめられていて、生きていく上で必要な情報がコンパクトに取れる良書です。
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赤いフォントにしたところが、本書で特に読めてよかったなと思うところでした。紫色は特に重要性が高そうです。
まとめると、20代でやっておくべき、たった一つの事を挙げろと言われたら、私はこう言うだろう。「とにかく、沢山の良い言葉のシャワーを浴びておくことだ」と。言葉のシャワーを浴びる方法は二つある。一つは人と会うこと。もう一つは読書だ。著者が命を削りながら歩んできた、人生のエッセンスを公開してくれていることを考えれば、安すぎると言わざるを得ない。ほとんど全てにおいて、書籍に書いてあったことと同じことが、実社会で起きていた。誰に相談してもいい。何人に相談してもいい。でも、決して忘れてはならないことがある。それは、最終的に決断するのは自分以外誰でもないということだ。自分で決断したもの以外は、一切決断とは呼ばない。もし決断に失敗して人生を棒に振ったとしよう。それは100%自分の責任であって、他の誰のせいでもない。しかし、だからこそ決断は楽しい。という風にしました。
以上、死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉 千田琢哉(著)について取り上げてみました。
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ちなみに名著と言えば
・嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)
・完訳 7つの習慣 人格主義の回復(新書サイズ) 新書 スティーブン・R・コヴィー 、 フランクリン・コヴィー・ジャパン
・人を動かす 文庫版 D・カーネギー (著), 山口 博 (翻訳)
自己啓発書は時間がないなら、この3つを読めばおよそは補完できると言われています。ほとんどの自己啓発書の思想は上記の著書から影響を受けているように感じます。上記3冊は内容すべてが素晴らしく、僕が一つずつピックアップする必要はなさそうです。読まれてない方は是非一読いかがでしょうか?
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というわけで脇村の日常で役に立つ技術ー雑記ブログ記事、次回もよろしくお願い致します。
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